薪作り:薪割り機のこと
薪の生むやわらかい暖かさと薪割りの楽しさは薪ストーブの魅了です。
薪割りを楽しみたいという目的の薪ストーブユーザーも増えています。
もちろん完成薪を購入することができます。
薪ストーブ専門店、薪屋さん、インターネット、
森林組合、ホームセンターなどで手に入ります。
利点は原木をチェーンソーで玉切りしたり、
斧で薪割りをしたりする手間もなく、すぐに使えることです。
しかし大量に使う人には薪代は大変に高い価格になります。
薪割りの楽しさを味わえないのが残念なところです。
私にとって薪割りはスポーツや遊びのようなものになっています。
斧を振り下ろして腕の力をつける。
関節を動かしてストレッチになる。
重い薪を動かしたり、積み上げたりすることもボディービルドに!
かなりカロリー燃焼になりますし・・・
そして薪割りの後のビールの美味しさだ!(その燃焼したカロリーの分・・・)
私は薪を割るチャレンジも好きです。
太い薪を割った時の「やったぞう」の気持ちも!
直径50cm以上の木でも斧でばりばりに薪にすると気持ちがいいです。
また一本一本割って「今日で何日分の薪ができたぞ!」の充実した気持ち。
私はよくイベント場で斧VS薪割り機の競争対戦をします。
手割りはほとんどの電気式薪割り機に勝ちますが、エンジン式の場合は同点になることが多いです。
私の早さではエンジン式の薪割り機に負けてしまいます。
もちろん斧と楔だけで全部薪を作ることができますよ。
ほとんどの木はスパッと一発で割れてくれるが、節やねじれのひどいものや虫食いのものは割れにくいので、斧や楔だけだとかなり苦労します。
私も80%以上手で割っています!
しかし、斧を使えない人なら薪割り機をお勧めします。
このような薪なら薪割り機が非常に便利です。
薪割り機は電気式とエンジン式の2タイプです。
電気式薪割り機
電気式は小型です。利点は音が静かで収納が楽なことです。
たいてい40cm程度の長さまで薪ができます。
欠点は力がないので直径の大きい木や節や脇目のある木が割りにくい!
そしてストロークが遅いので時間がかかります。
電気式よりも斧で割った方が早いことでしょう!
つまり電気式の薪割り機は斧が使えない人に向いています。
エンジン式薪割り機
エンジン式の薪割り機は、小型のものから薪の大量生産が可能な大型プロセッサーまであります。
個人なら小型で十分ですが、大量の薪を作る方や団体で薪作りの場合は中型や大型が適切でしょう。
エンジン式の利点はやはり力と早さです。
中型以上なら節だらけの直径60cm以上のものでも簡単に割れる。
またストロークが早いので次々どんどん進みます。
わずかな時間で一年分の薪ができます。
エンジン式は特に欠点はないが、
電気式の薪割り機に比べて価格が高いだけです。
中型や大型エンジン薪割り機の方が力がありますし、
ストロークも早いので、予算に問題がなければお勧めします。
中型や大型薪割り機は、薪作り団体やクラブなどの仲間で
共同購入する人が多いようです。
横式のタイプと立て式にできるタイプもあります。
今まで色々なメーカーを使っていたが、数年前からバーモント州のティンバーウルフ社のものにこだわっています。パワーの余裕があります。
オプションのログリフトやテーブルプレートなどの細かな機能が付いていて非常に使い易い機械です。
HONDAのエンジン仕様になっているのでサービスも安心です。
バーモント州のティンバーウルフ社のTW-2
薪割り機にもよりますが、4つ刃や6つ刃のアタッチメントを使えば一度に4本または6本できます。
4つ刃のアタッチメントは一発で4つ割できます!
テーブルプレート(下のパイプ部分)は非常に便利です。
押し出された薪が広いテーブルの上に送り出されるので、
さらに小割りにしたい時など、頻繁に薪を拾い上げなくてもいいので効率的です。
直径60cmの脇目の原木
ログリフトは一人で持ち上げることができない大きな原木を簡単にセットできます。
薪割り機を選ぶ
先ずは電気式かエンジン式かを決める。
30cmまでの直径、そして節の少ない原木なら電気式で十分でしょう。
(それなら斧でもいいでしょうか?)
小型ストーブ用やストーブの使用期間の少ない場合も電気式で。
直径30cm以上の原木、または中型/大型ストーブ、毎日ストーブを使うならエンジン式を買うほうがいいでしょう。
薪割りは馬力と破砕力(トンで表示)で力の仕様を表示します。
少なくとも5馬力、破砕力は20トン以上ならば頑丈な薪でも簡単に割れるはずです。
ウェッジ(刃)も大切です。
三角の角度が細いとよく木に食い込むが、
中には完全には割りにくいものもあります。
ティンバーウルフ社独自の機構は薪割刃を縦方向に2段階にすることにより
下方の刃で丸太に割を入れ破砕力を分散させる。
薪割り機なら斧で割りにくい節や脇目の木が簡単に割れます。
斧や楔でも割れますが、薪割り機があれば素早くできます。
早くビールの時間になるぞ!
トビとトング
丸太を持ち上げるトングやトビなどの道具も
必要に応じて用意するとよいでしょう。
トビ(鳶口)は猛禽類のトビから名前がつけられた道具です。
トビのくちばしと同じように鉄のカギの先端が尖っていて、
丸太を引っ掛けて転がしたり、コツを掴めば大口径の丸太でも簡単に動かす事ができます。
トングは丸太を両側の先の尖ったブレードで挟み込み、
上方向へ引っ張るだけで丸太を掴みあげる事ができます。
トングは立った状態で薪を移動できるので、腰への負担を軽減してくれます。
(写真はトングを使わない場合、イテテテテ)
私の愛用の道具を一部紹介します:
薪割り斧:
焚き付け用の斧
トングとトビ
くさび
- グレンスフォシュの薪割り楔
- バーコ楔、ねじり楔
チェーンソー
- ハスクバーナ 61型 25年以上使用
- スチール MS211
- シンダイワ 350
安全装具
- グレンスフォシュのチェーンソーチャップス
- グレンスフォシュのチェーンソーミット
- ハスクバーナのヘルメット
薪割り機
- ティンバーウルフ TWー2
(私の道具置き場)
薪作りは、運動になりますね。私は、立木をチェーンソーで伐採して、その場で玉切りしてから自宅に運んで薪割りしています。大きな立木を自分の狙った方向に切り倒す時には緊張感があって、毎回ドキドキしながらやっています。薪割り機も欲しいなと思いつつ、まだ購入に踏み切れていないので、今回の記事は参考になりました。全部、斧で薪割りしているので、中にはなかなか割れないのがあって苦労しています。仕方がないので、チェーンソーで切り込みを入れて、そこに斧を打ち込んで何とか割っています。薪割り機、欲しいですね。
なかさま、
コメントありがとうございました。大きな立ち木を倒すことが大変危険なのできを付けてください。
なれた人を一緒に行いましょう!
薪割り機の購入までの間はレンタルがあるかもしれません。薪ストーブ専門店などに問い合わせて見てください。
ポール
斧で2時間、機械でも1時間位なのでしょうか。作業効率を取るか、充実感と作業後のビールを取るか?
愚輩はまだまだ後者かな?
もう少し爺さんになってから考えましょう。
リターンライダさま、
すべて時間の計算していませんが、薪割り機のエンジン手入れなどを含めば時間は倍になりません。
私自身が手で割るのが好きなのでその時間は大切ですね。
先ずは斧ですね。もう少し爺さんになってから考えましょう。
トング、昔、氷配達のおじさんが使ってたのと良く似てました。今回即購入し使ったら本当に楽チンでした。結構値段が高いので、楔同様、林の中に忘れない様にしなくちゃー 薪彦
若狭さま、
確か氷屋の道具に似ています。
いいものは長く使用ができます。林で忘れないようにオレンジ色の取手が付いています。
初めまして 飯田市に住んでいる田中と言います。
パソコンを購入しメールを送ったところです。届くのかな?
何度か、駒ケ根には遊びに出かけていますが、また出かけていきたいと思っています。
またその際はよろしくお願いします。
田中さん、
どうぞよろしくお願いします。