秋のグリーンスタイル
秋はサラダ野菜が一番美味しい時期です。
少しでもガーデンがあればレタスなどの種を蒔きませんか?
レタスはかなり作り易い野菜です。
やはり採れたての味はスーパーのものとは比べられないくらいに柔らかくて甘い。
私は自分で何でも作ります。その理由は色々あります。
まぁ私は自然派なのですから、なるべく自分の生活から作り出す。
温暖化を減らすために!
また添加物や農薬を避けたい。
そして自分で作った方が気分的にいい感じがします。
もちろん自分で作れないものの方が多いが、少しでも自立したいし、
ライフラインが万一切れた時にサバイバル体制になります。
スプラウト(もやし)
スプラウトは豆や草類の種を発芽させたものです。
ガーデンがなくても簡単に作れる。
種を一晩以上水につけて、そのあと毎日数回洗い流しすれば4日から7日でできます。
野菜よりも栄養が多く、そして消化しやすいものです。
またカロリーが少ないのでダイエットにもよい。
一般的に、スプラウトに使う豆や種の種類は、
大豆、小豆、大根、レンズ豆、ひよこ豆、アルファルファ、レッドクローバー、小麦などです。
私が一番作るのはアルファルファですが、
デファイアントのユーザーで、よくZcoo-Shopに来てくれる、もやし工場の役員の知り合いがいます。
彼のお土産は必ずアルファルファの種です。
もやし工場で使うような種は簡単に手に入らないが
アリサンオーガニックセンターのオンラインショップで購入できます。
ドレッシング
スーパーで販売されるドレッシングがいい例になりますが、
工場で作られるものはだいたい添加物が多いでしょう? ジャムも同じですね。
ドレッシングの原料のほとんどが植物油とお酢です。
市販のドレッシングの原料は質がわからないのが気になります。
自分のドレッシングは自分で選んだ原料なので安心できます。
まぁ手作りの ドレッシングの方が新鮮で美味しい。
私の作り方を紹介します。
工場製品と違って手作りには保存添加物がないので、
レシピによりますが冷蔵庫で約2週間の賞味期限になります。
原料にこだわります。
お酢:ワインビネガー各種/バルサミコなど
植物油:エキストラバージンオリーブ/グレープシードなど
果物:レモン/ライム/みかん/柚子など
その他、トマト、ハーブ、スパイス、ニンニク、長ネギなど
手作りドレッシングの材料 ~ハーブ~
秋のサラダ野菜やハーブのほとんどは霜に強いものです。
冬になる前に鉢に植え替えて家の中で育てます。
これはディル(Dill)です。
毎年こぼれた種からまた出てくれます。
香りが強い。ピクルスやスープや薫製に適している。
乾燥するとすぐに香りが失われてしまうため、新鮮なうちに使用する。
オレガノです。
このオレガノの種はギリシャに旅行に行った友達から20年以上前にもらったもの。
ピザの香りがしますよ。
年中とれる。パスタやミネストローネにも合う。
薪ストーブのそばに束ねて干してもよい。
コリアンダーです。
種は売っていないが、市販のスパイスのコリアンダーを種まきしたら出てきました!
これもディルと同じように毎年こぼれた種から永遠に出てきます。
種を使用する時に臼で粉にします。
シラントロです。
よくブラジルやタイの食品店で売っています。また中華料理の原料です。
じつはコリアンダーの葉っぱですよ。
少し臭いを言われますが、独特な味わいがある。
チリビーンやサルサの秘密材料です。
タイム:非常に小さい葉っぱです。
350以上の種類がありますが、
多く手に入るのはコモンタイム、レモンタイムとシナモンタイムです。
ローズマリー:フォカッチャパンや薫製やスープに。
そのままスティーマーに入れればアロマテラピーに最高です。
ドレッシングのレシピ 秋のヨーグルトハーブドレシング
材料
- ヨーグルト …200cc
- マヨネーズ …大さじ2
- ニンニク …1個
- エキストラバージンオリーブオイル …大さじ3
- レモンまたはワインビネガー …大さじ1.5
- デジョンマスタード …大さじ1
- お好みのハーブ:パセリー、ロースマリー、オレガノなど
- 塩 …小さじ1/2
- 三温糖 …小さじ1/2
- 胡椒 …適量
作り方
すべてミキサーに入れてかき混ぜる。水で濃度の調整する。
いろいろなサラダ野菜
レタスの種を濃く蒔くと、若い苗を間引いて食べる事ができる。
薪ストーブの灰を肥料にして栽培したキャベツはとても甘いです。
ビーツは赤い蕪のような根っこです。葉っぱの新芽はサラダに合う。
サラダ菜がレタスの中一番早く育つので、10日ごとに種まきします。
スプラウト(もやし)の栽培法
用意するもの:
● 口の広い瓶または洗濯用のメッシュバッグ
● 網やガーゼやネットと輪ゴム
● スプラウト栽培キットまたは苗用のトレイ やザル
種と豆の材料の選択:
できるだけ化学処理または加工されていない種や豆を選びましょう。
また古いものもやめましょう。発芽しないか発芽率が少なくなります。
発芽しない種は発芽した種と混ざると腐り易くなります。
種の選別:最初に傷んだり、色の悪いものやゴミを取り除きます。
写真はアルファルファです。
私のスプラウト栽培キットたちです。
3段や5段などがあります。
1段ずつ栽培をずらして行えば、途切れないように作れます。
すすぐ水が上のトレイから下のトレイへ流れるので、上だけすすぎ水を入れればよい。
テラコッタ製のものもあります。
広口の瓶は、インスタントコーヒーやジャムの空瓶も使えます。
瓶の口に粗いネットやガーゼをかぶせ、輪ゴムでしっかり止めます。
ネットの目は、中の種や豆がこぼれ落ちないぐらいの粗さのものがいい。
瓶をよく熱湯で洗って殺菌しておきます。
ボウルに種や豆を入れ、冷たい水ですすぎ洗いすると、芽の出ないものが浮かんできます。
悪そうな種を捨てます。
次に一晩以上水につける。絶対お湯で洗ったりつけたりしてはいけません。
朝になったら種が膨らみますので、水の量は種の4倍以上にします。
鉢植えの植物の非常に良い肥料になりますので、一晩つけ込んだ水を捨てずに!
無農薬の種や豆でしたら、スープベースやお茶としても飲む。
瓶を斜め逆さにして水を切る。
暗くて温かい場所に置く。下にボウルやバットなどを敷く。
日に2~3回冷たい水ですすぎ、水分を与えます。
すすぐ回数を多くしなければならない種類がありますので注意しましょう。
一度発芽したら乾かしてはいけません。
芽が折れ易いので、すすぎ水を弱くして優しく扱いましょう。
( ↑ 写真は5日目)
2日目に約6倍に伸びます。
瓶がなければ、洗濯用のメッシュバッグも使えます。
メッシュバッグをよく熱湯で洗って殺菌してから種を一晩水につけます。
後は吊るして、日に2~3回冷たい水ですすぎます。
3日目にトレイに移します。
タオルや布をかけて暗くする。
芽が開いたら直射日光を避けて1日明かりを与え、グリーニングします。
クロロフィル(葉緑素)がいっぱい生成します。
この葉緑素は健康に非常にいいもの。
食べる時はクリーニングします。
ボウルに入れて、水ですすぎ、殻と分別します。
太陽の栄養
秋、それから冬になると日が短くなり、太陽からもらう力が少なくなる。
だからキッチンに小さなガーデンを作り、ハーブやスプラウトから太陽の栄養をもらう。
そしてもう一つの太陽の栄養、薪エネルギーで体を暖めます。
グリーンと炎の明るさで気持ちも明るくなります。
Photos by Paul Kastner Copyright 2011