可愛らしいピザ窯「KABUTO」
薪で作る料理がうまい!
薪ストーブで作るピザも美味しいけれど本格的な石窯ほどうまい。
「石窯欲しいなぁ!」
「でも庭で石を積んで大変だ!」
「石窯高いんだな」
など迷いませんか?
もしそんな迷いがあれば、私とファイヤーサイドが開発した「KABUTO」ピザ窯を紹介したいと思います。
ピザのこと
本格的なイタリアンピザはNeapolitan(ナポリタン)です。
ベストは薪の燃料で、「石窯」で480℃前後で60秒から120秒で焼く。
シンプルなもので、生地は小麦粉と塩と水とインスタントイーストを前日仕込む。
手に入れば、粉はイタリアナポリ地方のCAPUTO(カプート)ファリーナ サッコロッソ”00″。
ソースはトマトピュレと塩だけ!
生のトマトをそのまま冷凍し、それを解凍して、潰すだけでもいい。
チーズは水牛モッツァレラ。
トッピングはバジルの葉っぱとオリーブオイル。
「PIZZERIA」は25kg単位でしか販売されていないので、
ピザ専門店から分けてもらうしかない。
「FARINA」なら1kg単位で販売されていますので、これを使っています。
オンラインでカプート使用の冷凍ピザ生地も売っています。
KABUTOの開発
今まで自分で本格的なナポリピザ作っていたのは、
薪ストーブ(アンコール及びデファイアント)の炉の中でした。
普通のオーブンは480℃まで温度が上がらないが、
薪ストーブの炉だったら簡単にその温度を達成できます。
しかし、夏は?
それに真冬の寒い時にストーブに薪を沢山入れたら、
すぐにピザが焼けないなど色々悩みました。
レンガを買ってピザ窯を作ることも夢だったが、中々そこまで焼かないだろうし!
そんな時イタリアの展示会で携帯式のピザオーブンを見つけました。
まず1台買って、使ってみよう!
組立20分程度で、さ!火を入れましょう。
薪はもちろんですが木質ペレットも使えるんだね!
火を入れて35分くらいで温度が400℃以上になりました。
ピザがうまく焼けましたが、火に近い方が早く焦げてしまいました。
慣れかなと思いましたが、慣れても焦げやすかった。
そこでビルさん(イギリス出身、尺八の仲間、ファイヤーサイドの研究開発スタッフ)と色々と何回も工夫をして、ベストな解決法を探っていきました。
ある時、ピザストーンを切断して、火とピザストーンを区切るパーテーションを入れてみました。
それで毎回焦げずにパーフェクトなピザが簡単に焼ける改善に成功しました。
そのピザストーンのパーテーションの型を製造先に作成してもらい、現在の形になりました。
なぜ「KABUTO」?
このピザオーブンを見ていて「カブトムシに似ていない?」と思いついた。
そして皆に「何というの?」と聞かれたら、「カブトだよ」と。
「ビートル」とか「カブト虫」だとカッコが悪いので「KABUTO」に落ち着いた!
偶然にもピザに一番適した粉、CAPUTO(カプート)と響きが似ている!
KABUTOは44cmX74cmの小型ピザ窯です。重量16.5kg
簡単に煙突が取り外せて、脚を折りたたんでコンパクトになるオーブンです。
燃料は背後にあるホッパーから投入。
ドアを取り外せますが、そのまま倒して使用すると楽です。
炎が天井に走り、ピザなどの表面を均等に高温で焼きます。
内部はステンレス製。
大きなピザストーンで直径30cm(12インチ)までのピザが焼けます。
奥にセラミック製のパーテーション。
燃料について
燃料はよく乾燥した天然薪(できれば広葉樹)、木質ペレット、木炭(温度を長く維持するため)など。
薪の最適な大きさは10cm X1cm。
運送用パレットや建材、廃材などには防腐剤、薬品、塗料などがついている可能性があるので注意が必要。
また農薬がついた果樹も避けましょう。
針葉樹はもちろん使えますが、品種によって爆ぜてピザの上に飛んでしまうことがある。
ペレットは、ペレットストーブを扱っている薪ストーブ専門店、ホームセンターや森林組合などで入手します。10kgで約¥450〜¥800です。
針葉樹と広葉樹もありますが、どちらでも大丈夫です。
木炭は一般BBQ用です。
木炭はpizzaを焼くには向いていないが、パンやローストの一定温度(200℃前後)の料理に適している。
木炭は炎は出ないし長時間安定して温度を保ちます。
ペレットや薪が割とすぐ消えるので、ピザを焼く間の時間が長い時に、木炭で熾火が長持ちします。
使い方
余熱
本体の中にセットするピザストーンは、濡れたスポンジなどでホコリや汚れを拭き取ります。こする必要はないです。
燃焼ボックスを取り出して、着火剤、薪、ペレットを順番に少量入れます。
注意:グレートが正しい方向にセットされているかどうかチェック!
本体にセットし火をつけます。
燃料の量が多すぎると最後まで本体にセットできない。
火が燃え上がって安定したら、
燃料を燃料投入口(ホッパー)から少しずつ入れていきます。
だいたい5分毎に燃料を入れ続けます。
外気温や燃料によりますが、20〜30分したら余熱が完了してピザが焼けます。
焼き方
ピストル型温度計があればピザストーンの温度を測ります。
350℃以上がベストです。
燃料を入れて炎が天井に走っていることを確認して、
ささっとピザピールでピザをストーンの中心に置きます。
タイマーなどで計り、40秒から60秒でのぞき穴から出来具合を見ます。
待ちすぎると焦げます!
ドアを開いてピールでピザを出して1回転してもう一度入れます。
20秒から60秒で出来上がります。
すぐに取り出します。
取り出さないとあっという間に焦げてしまいます!
繰り返し燃料を入れて次々ピザを焼きましょう!
手入れ・ピザストーンについて
「ピザストーンをどうやって手入れしますか?」
「色が黒くなってしまいましたが」
などが皆さんの悩みでしょうか?
実のところピザストーンは特に掃除する必要はありません!
あえて、ダッチオーブンと同じ考えで「使えば使うほど良くなってきます」。
チーズや油が落ちますし、それをこすって取ろうとするとピザストーンに傷がつきます。
だんだんとピザストーンが黒くなってツルツルになった方がいい。
これはピザストーンの慣らしと言います。
煙突の煤は長いボトルブラシで落とします。
オーブンの屋根に煤が付くことがあります。
本体が十分冷えたら、濡らしてかたく絞った布で簡単に拭き取れます。
使い終わったら屋根下や車庫などにしまいます。
雨ざらしにすると傷みます。
レシピ
ソース
»トマトソース(以前のコラムより;ホームメードピザソース)
» ジェノベーゼ(以前のコラムより;夏はバジルだ。そのいろいろ)
辛いオイル:唐辛子5本〜10本(お好みの辛さに合わせる)、オリーブオイル250cc、ニンニク1〜2個;ニンニクを潰して唐辛子とオリーブオイルに入れて中温で5〜8分煮込む。冷ましてから明なガラス瓶に移す。
トッピング
ピザのトッピングはお好みですが、ポイントはのせすぎないこと!
意外と具をのせ過ぎがちです。
多く使うトッピング:オリーブ、パプリカ、アスパラ、プチトマト、玉ねぎ、ツナ、ベーコン、生ハム、サラミ、魚介類、アンチョビ、キノコ、など。
チーズ
モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、チェッダー、パルメザンなど。
具の並べ方について
ピザは時計のように均等に具を並べると綺麗。
大抵8切にしますので、具を8個ずつ使う。
ルールがないので自由ですが、切ることを意識するといいと思う。
マルゲリータ
トマトソース、モッツァレラチーズ、バジル、オリーブオイル
デザートピザ
ピザって甘いものでも美味しい? やってみてください。
ブルーベリーピザ
ブルーベリー、ゴルゴンゾーラチーズ、はちみつ
ミックスナッツピザ
ミックスナッツ、はちみつ(ナッツを少し砕いて細かくする)
りんごピザ
りんご、ゴルゴンゾーラチーズ、はちみつ
スモールピザ
ミニサイズの生地にしてマショマロ、チョコレートをのせる。
オーブン機能
ピザ以外の料理もKABUTOピザ窯で作ることができます。
温度を200℃前後にして、長方形のロースターなどを使います。
トモロコシそのまま
ベークドFISH
焼き鳥
パン、焼きおにぎりetc …後は考える限りなんでも美味しくできます。
KABUTOの薪火で本格的なオーブン料理ができますので、試してみてください。
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