山菜おこわ
先日、自宅の周りで採ったぜんまい、天日干ししておいたものを、
ふっくら戻しておこわにしました。
薪ストーブでの蒸し物は、シューッと勢い良く湯気が吹き上がりませんが、
じっくりじっくり蒸し上がり、ちゃんと硬くてハリのある、
おいしいおこわが出来上がります。
セイロで蒸すのって意外と簡単ですよ。
木の香りもうつって手作りしてよかった!と思うこと必至です。
- もち米 ・・・ 1kg(約6合)
- 山菜 ・・・ 適量
- 干しぜんまい、わらびなど(なければきのこ等でもおいしい)
- 油揚げ ・・・ 1枚
- こんにゃく ・・・ 1/3枚
- (今回は近所のおばちゃんの手作り)
- 薄口しょうゆ ・・・ 適宜
- 塩 ・・・ 小さじ1
- お湯 ・・・ 1カップ
準備をする
山菜のアク抜きをする。
ストーブの灰受けから、灰をひとつかみ振りかけ(ぜんまいは綿毛を取る)、
熱湯をたっぷり注いで一晩置く。
わらびはこのままお浸しやマヨネーズ和えで食べられます。
その他、採ったらすぐ切り口に灰をつけると硬くなりにくいそうです。
(私はフィルムケースに灰を入れ、取ったその場で付けています)
ぜんまいはお日様に干した方が味と香りが良い。
時々手で揉むとやわらかく干し上がります。
カリカリに乾くまで2日間くらい。
すっかり小さくなった干しぜんまいに、熱湯をかけてフタをして戻します。
ふっくらと戻るまで2時間くらい。
もち米はといで水に4時間以上漬けておきます。
薪ストーブは強く焚いて、鍋にお湯をたっぷりと沸かしセイロを乗せておく。
もち米をザルに上げて水を切り、セイロに蒸し布巾を敷いてすり鉢状に米を入れ、
真ん中に穴を開けておく。
フタをして強火のまま蒸す。
その間に、適当な大きさにカットした山菜、油揚げ、
こんにゃく等を薄口しょうゆで濃い目の味に煮ておく。
約45分して好みの硬さになったら、
塩をお湯に溶かして上から回しかけて味をつけ、再度フタをして蒸す。
その後一吹きしたら、煮上がった山菜を加えて混ぜ合わせて出来上がり。
味も香りも市販の山菜水煮入りとは別ものですよ。ぜひどうぞ。
ぜんまいとがんも、こんにゃくの煮物、わらびの味噌汁も一緒に作りました。
◆
灰が身近にあってよかった~と思うのが山菜の季節です。
アク抜きに木灰は欠かせませんが、今どき何処にそんなものあるの?ですよね。
畑に撒いたり、こんにゃく作りにetc…
昔はもっと薪と灰が近くにある生活をしていたんでしょうね。
私は友人に「灰あげるよ~」と言って薪ストーブ自慢をしつつ、
いつも感謝されています。