お座敷唐揚げ
◆
ポカポカと暖かい日、一気に逆戻りして冷たい雨、そして雪の日。
天気がクルクルとよく変わり、強い風が吹く日が重なると、
あぁ春が来たんだなぁと感じます。
4歳の娘は、最近風と火がとっても怖いみたいで、
風のある日は保育園でも全く外で遊ばないそうです。
でも先日の大雪の日、裏山でスキーデビューしてから
そよ風はお友達になったのだそうですが・・・。
火の恐ろしさも分かってきたみたいです。
真っ赤に燃える薪ストーブを見て「ストーブの火消して!!」と言うんですよ。
でも怖いからこそ慎重に対処するようになるのかなと。
知らないままいるほうが恐ろしいことですよね。
いろいろ考えるお年頃になったようです。
さて、ウチには小さな丸テーブルがあるのですがこれが便利。
薪スト-ブで料理するときは近くに持ってきて調理台に。
部屋全体が温まりきっていない朝や、すごく寒い日は、
このテーブルをアンコールの真ん前に持ってきて食事します。
そうすると温かいままのパンやコーヒー、
ストーブトップに乗せたスキレットやタークのフライパンから、
熱いままのお料理を取り分けることができて好都合。
時にはお座敷天ぷらのようにその場で揚げながら食べる唐揚げもいいですよ。
アツアツの揚げたてにビールの組み合わせは最高です。
- わかさぎ …1パック
- じゃがいも …2個
- 小麦粉 …適量
- カレー粉 …適量
- 塩 …適量
- 油 …適量
1.薪ストーブは強く焚き、油を入れたスキレットをストーブトップに乗せる。
2.わかさぎに軽く塩をして、小麦粉をまぶす。カレー粉を混ぜたアレンジもおいしい。
ジャガイモは皮付きのまま、くし切りにする。
3.高温でカラリと揚げる。じゃがいもは粉をつけずに揚げる。
4.そのまま皿に取りいただきまーす。隣ではごはんも炊けています
草木染
里山暮らしの仲間の一人のお宅で、草木染を教えていただきました。
今までにも葛やブラックベリーなど、身近なもので染めを教わってきましたが、
今回のお題は梅と桜。風流ですね~。
植木屋さんが剪定して捨ててある枝と桜のチップをもらってきたそう。
硬い枝を剪定ばさみでさらに細かく切ると紅梅は芯まで鮮やかな紅色。
どんな色に染まるか期待が高まります。
枝やチップをそれぞれ焚き火でぐつぐつ煮た染液の中に、
各自Tシャツやさらしなど白い布を入れます。
輪ゴムで絞り模様をつけるのも楽しい。
軽く煮出してから取り出し、よく絞って石灰の媒染液の中に漬け、色止めします。
梅染めはパァッと明るいレンガ色になりました。
桜染めは淡いピンクベージュに。
この色変わりが予測不可能で面白い。
長く染めをやっていらっしゃるYさんも、時期によっても全く違う色が出るから、
何度やってもこの瞬間の驚きが楽しいとおっしゃいます。
染めと媒染を何度か繰り返し、好みの色になったところで水洗いし、干します。
身近なものにひと手間かけるだけで、こんなに美しい布が出来上がるなんて感激。
着古したTシャツもよみがえりました。
家の中に手染めのものが増えてきて、見る度、使う度にあったかいうれしい気持ちになります。