薪焼きハンバーグ
ウチの娘が突然、「ママってハンバーグ作れるの?」と聞いてきました。
どうやら保育園で出た豆腐ハンバーグがおいしかったらしいです。
子供が通う「のびるっ子保育園」は、少人数でのびのびとした山の泥んこ保育園のようなところ。
給食も玄米入りごはんでおかずは野菜たっぷり。親も安心です(夕飯手抜きでも…笑)。
ハンバーグ、子供のいる家庭では定番かもしれないけれど、ほとんど作ったことないなぁ・・・。
もともとウチ、お肉を時々しか食べないんです。
肉を減らしてご飯と野菜中心の生活に切り替えてからのほうが、体重もかなり落ちて体調もスッキリ。
イヤな花粉症に悩まされることもなくなりました。
今ではベジタリアンではなくお魚は普通に食べますけれど。
肉を食べるということは野菜や穀物の十数倍の量を食べる換算になると読んだことがあります。
自分のからだのためだけでなく、世界の食糧難、地球の環境のためにも
この食事を続けていることが何かを変える力になっているとしたら心が救われます。
とは言っても食べたいときは食べるというNonルール。
さて、ハンバーグ。
薪にちょっと火をつけて直火にスキレットでジュージューと焼いたら、
燻したような香りが加わって香ばしくておいしいこと!!
赤身のひき肉と玉ねぎを目分量でこねた固めの生地だったので、
しっかりとお肉の味を噛み締めて味わう感じもまた最高でした。
- 牛豚合びき肉 …500g
- 玉ねぎ …1個
- 卵 …1個
- パン粉 …大さじ2くらい
- 塩こしょう …適量
- (軟らかい食感にするには脂の多い肉を使ったり、玉ねぎ、牛乳を加えたり調整してください。 )
- (付け合わせ)
- 新じゃが …2個
- 白菜 …2枚
1.薪ストーブは中火で焚いて、クッキングスタンドをセットしておく。
2.ひき肉、その他の材料をよく混ぜ、丸めて小判型にしてスキレットに乗せる。
子供はうさぎ、ライオンなど作っていましたがひっくり返せないので却下。
結局ハート型になりました。(スキレット2枚分の分量になりました)
3.付け合せに新じゃがをスライスして隙間に乗せたら薪ストーブの中に入れて焼く。
ジュージューいって焼けています。
4.片面が焼けたらスキレットを一度取り出してひっくり返します。
5.再びストーブ内に入れ、反対側にも焼き目をつけます。
おいしそうに焼けるまで約15分。途中で思い立って白菜のざく切りも加えて焼きました。
これが思いのほか甘くおいしく娘は真っ先に白菜を食べていました。
6.焼きあがったらお好みのソースをかけて召し上がれ。
肉汁とオロシ玉ねぎと醤油でソースを作るとおいしいのですが、そんな余裕もないまま「いただきまーす!」
大人はスキレットのまま食卓に出して焼きたてのアツアツがおいしいですよ。
◆
娘の通っている保育園はちょっと面白いことになっています。
廃校になった小学校を“篠原の里” というコミュニティスペースに改築。一角はNPOの保育園に。
自炊のできる食堂には木のテーブルと椅子が並び子育てサロンや人の集まる場所として使われ、
毎週金曜日はお母さんたちでつくる居心地のいいカフェになっています。
音楽室はヨガやフラのレッスンに使われ(私も通ってます!)、
教室をぶち抜いた研修室では様々な勉強会や講演会など。
先日は森のイスキアでの活動が有名な佐藤初女さんがお話と料理教室をしてくださいました。
教室をそのまま生かした畳敷きの宿泊室は、
夏休みともなれば近隣の町の子供たちが里山体験やキャンプにたくさん訪れます。
そして暖房には各部屋ペレットストーブ。本当は薪ストーブがいいですけれどね。
多くの人が使うにはスイッチひとつの電動ペレットストーブが扱いやすいようです。
さらに、庭には大きな石釜があって薪でパンやピザが焼けます。
とにかくおもしろい人がこの篠原の里には集まってきて、
毎週のように何かおもしろいことをやっているのです。
娘の保育園のことで関わっていくうちにどんどんハマッていって、
いつも笑い、歌い、踊り、遊び暮らしている感じ。
今は毎月一回の手作り市「里の市」の実行委員をやっています。
ウチが出す焚き火ダッチオーブン料理とオーガニックコーヒー屋を始めとして、
焼き物、布小物、アロマ、薬草、カフェ、茶屋から包丁研ぎ、靴・傘修理まで。
みんながちょっとずつ得意なものを持ち寄っています。
ステージでは保育園のお父さんたちのバンドや
縁ある人たちのライブやショーで盛り上がったり、まったりしたり。
毎月第一土曜日開催なのでお近くの方はぜひ遊びにお越しくださいね。
人が出会い、何かが始まり、豊かになっていく。
それを実感できる暮らしの真っ只中にいられて幸せ。
来月からは里カフェのスタッフとしても関わっていく予定です。楽しみ~♪