すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

簡単パエリア

ここ神奈川の里山もようやく春めいてきました。
梅の花もちらほら。
昨日は暖かい一日で、
帰宅後もストーブに火を入れようと思わなかったのはこの春初めてです。
どんどん春本番になっていくといいな。
ストーブ生活が終わるのはさみしいですけどね。

今日は春らしく華やかなお料理を。
ごはんの上にごちそうを散りばめた簡単パエリアです。
タークのローストサーバーを初めて見たとき、
ちっちゃなパエリアパンみたい!って思ったんですよね。
念願かなって今日パエリアパンとして初登場です。

 

簡単パエリア

 

材料

 

  • 米 …2合
  • 殻つきエビ …6本
  • シーフードミックス …100g
  • 玉ねぎ …1/4個
  • ブロッコリー …1/4房
  • 人参 …小1/4本
  • にんにく …少々
  • オリーブオイル …適量
  • トマト水煮缶 …大さじ4
  • サフラン …少々
  • 塩 …適量
  • こしょう …適量
  • 水 …2.5カップ

 

作り方

1.玉ねぎ、にんにくはみじん切り。
ブロッコリーは小房に分け、人参はスライスする。

2.薪ストーブは弱火のおき火状態でした。
ソテーするためにクッキングスタンドをセット。
強火で焚いている時ならストーブトップでもソテーできると思います。

3. サーバーで野菜と魚介類をソテーします。グローブをしてやけどに気をつけて。

4. ソテーした具をいったん取り出し、お米を炒めます。
サーバーに残ったおいしい汁を吸わせるようにソテー。
お米が少し透き通ってきたらストーブトップに移し、薪も少し足しておきましょう。

5.トマト水煮、水、サフランを加えかき混ぜ、塩こしょうで味を整える。

6.取り出した具をきれいにトッピングし、炊き上がるまで加熱する。

グツグツするまでストーブトップの中心の一番熱いところで。
その後脇にずらして炊き上げる。

ファイヤーサイドカレンダーの伊東孝志さん流に
蓋をせずアルデンテに炊きあがりました。
お米が魚介の旨味を吸っておいしい!
タークのパエリアサーバーです!!

様子を見て水を足してもいいかも。
固さが気になる方は蓋をしてくださいね。

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 2月の大雪

今はようやく気温が上がり地面が見えてきましたが先月の今頃は雪一面でした。
この地で生まれ育った70歳代のご近所さんも初めてだという大雪。

1回目に70センチ越えで驚いていたら、
翌週また雪が降って朝起きたら1メートル以上はあったでしょうか。
家ごとすっぽり雪に包まれてしまったみたい。
隣の家までもラッセルせずには行かれません。

こんなこと書いても雪国の方には笑われますよね。
でも私たち関東近郊では積もっても40センチがせいぜい。
道路や鉄道など交通機関が完全マヒしてしまってなかなか復旧しませんでした。

私の住む相模原市では、地域の道路は市から依頼を受けた地元の建設業者さんなどが朝から晩までがんばってクルマが通れるようにしてくれましたが、
困ったのは国道20号線。
なかなか1車線しか除雪が進まなかったためすれ違いができず大渋滞。
こちらは中央道と同じく国土交通省の管轄で除雪していたようです。
バスが動き出したのは4日後くらいでした。
本当に雪に弱い首都圏です・・・

 私たちは朝からひたすら雪かき。
まず玄関先から埋まっていますから
やっと通れる一本道を作りながら道路までの脱出路を掘り出します。
雪を投げるにも高く積もっている上に投げるので腕が疲れる・・・

道路に出るともうご近所さんがせっせと除雪を進めてくれていました。
でもその日は私たち5軒の家の前をやるので精一杯。
家の前の坂上も下もこんもりと雪に埋まり、私たちは完全に孤立集落状態。
そう言えばヘリコプターが何度も頭上を飛んでたけど
ニュースになるいい写真が撮れたかしら。
煙突のあるログハウスが数軒集まって絵になりますからね!

翌日は坂の下まで掘り進みそちらのご近所さんとも再会の気分。
坂の下の方に停めて置いたクルマも掘り出しひと安心。
大通りまでは除雪車が入るので何とかなるでしょう。
この一段落まで丸2日雪かき三昧でした。

それにしても普段のご近所付き合いがものを言いますね。
いつもは時々顔を合わせて挨拶するくらいですけど、
やっぱり何かのときには一番近くにいて助け合える
心強いつながりなんだなぁと再確認しました。
去年の山火事の時もこのメンバーでバケツリレーしたしね。

みんな比較的若い世帯だし田舎暮らしや菜園生活に憧れて移住して来た人も多いので、けっこう体を動かしていろいろやるのは好き。
薪ストーブユーザーも多いから薪割りなど外作業にも慣れてるし。

困ったときに助け合える関係。
大きな災害がきても大丈夫かなって思えるこの大雪体験でした。
でももっと大変な思いをした方もいらっしゃるでしょう。
特に農業の被害は心配ですよね。

 

雪予報を聞いて薪を運ぶ

そんな中でも大活躍してくれていたのが我が家の薪ストーブ、アンコール。
常に赤い炎をともして我が家を暖め、濡れたものを乾かし、
ストーブトップでは食べ物を温め・・・と家の中心にあって
心のよりどころになりました。

 雪予報を聞いて薪を大量に家の中に運び込んでおいたのもよかった。
あの雪をラッセルしながら薪運びは無理でしたから。
豪雪地帯の福島裏磐梯の友人宅EarthSpiralでは
家の一間をつぶして薪部屋にしていた意味がよく分かりました。
ホントあの道路事情では灯油も買いに出られませんからね。

ちょっと奥の地域では5日間も除雪が来なくて閉じ込められていたと聞きました。
大きなニュースになっていた山梨県のすぐ隣ですから同じような状況です。
普段から燃料を使い回しながら多めに貯めておく。
薪ストーブユーザーなら当たり前のことがやっぱり大切なのですね。

ちょっとでも買い物に出られないと家中が回らず、もろく崩れてしまう都会型生活。
こんな山里でもそうなのです。
近所のスーパーには人が殺到し流通も追いつかず商品棚はがら空き。
レギュラーガソリンは売り切れ。
さながら3年前の震災後を思い起こさせます。

ウチには薪があったし、食料も頂き物の大根白菜、
ジャガイモやタマネギもたくさんあった。
乾物と小麦粉、手作り味噌・醤油、梅干し。
やりくりしながらそんなに困らなかったな。
でも唯一米が残り少なかったのでヒヤヒヤだったのですよー。
米が自給できてる人って本当に安心感が違うだろうなって思いました。
お隣さんにお米借りるかもと言っておき、
道路開通しだい実は真っ先に近所の人に買い出しを頼みました。

大変だったけどいろいろ学んだこの大雪。
家の前でスキーができるっていうのも楽しかったしね。
オリンピック気分のボブスレーコースもできましたよん♪
でもやっぱりもう雪は勘弁して〜ですね、今は。

    

Photoes by Michiyo Suzuki

*次回の更新は5月中旬です。

 



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