すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

豚ハーブロールのグリル

 

ストーブのお湯を保温ポットに

あけましておめでとうございます。
今年も我が家の薪ストーブ生活を恥ずかしながらお届けしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

全国的に寒い日が続いているようです。
特に朝冷えるのがつらいですよね。
昔は夜にいっぱい薪を詰めて寝て、
ダンパーをしぼって朝まで火種が残って暖かく過ごすということをしていましたけど、薪貯金が少ない昨今はそんな贅沢なことも言っていられません。

最近やっているのが、まめに魔法ビンをつかうこと。
薪ストーブを焚いていると常にお湯が沸いていますよね。
でも火力が弱くなるとお湯が冷めてしまったり、
使いたいときにいつもシュンシュンと沸いていてくれるわけではありません。
なので勢いよく沸いたときに保温ポットに移す。
寝る前も必ずポットに入れてから寝るようにしています。
湯たんぽもいいですね。

そうすると朝が楽。
お料理にもポットのお湯から使うようにすると早いし、
湯気を見るだけでも気持ちがホッとします。
ガスも節約できますしね。
今はお風呂以外では給湯をほとんど使わなくなっています。
食器洗いもストーブのお湯で。
ギリーケトルもずっと愛用していますよ。

年末からお正月はいつものように薪ストーブが大活躍。
クリスマスケーキ、お料理、おせち作り、餅焼き・・・
今年のクリスマスディナーはチキンではなくポークにしてみました。

塊肉を開いてからハーブやスパイスを乗せてロールします。
火が通りやすいのでジューシーに焼けますよ。
付け合わせも一緒に焼けるのがいいですね。

ストーブ前にお膳を出して赤ワインを飲みながら食べながらの
ダラダラとしたおうちクリスマスが最高でした。
ケーキは薪オーブンで焼いたチョコレートケーキ。
娘の好きなポテトグラタンも。

全然ロマンチックじゃなかったけど、
薪ストーブの炎のあるクリスマスは
家族そろってそれはそれは大切で幸せなひとときでした。

使用ストーブ » バーモントキャスティングス  アンコール

 

豚ハーブロールのグリル

材料

  • 豚ロース塊肉 …500g
  • 塩 …適量
  • 黒こしょう
  • パセリ …2枝くらい
  • にんにく …1片
  • クレイジーソルト …適量
  • ハーブ、スパイス …適量
  • プチトマト …8コ
  • ブロッコリー …1房
  • じゃがいも …2コ

 

 作り方

1.薪ストーブはおき火ができるようにしっかり焚いておく。
2.豚ロース肉は渦巻き状に包丁を入れて平らに開き、塩こしょうをする。

3.みじん切りのパセリ、すりおろしたにんにく、クレイジーソルト、
家に眠っているスパイスやハーブ類を開いた肉の上に塗ったら、
くるくると巻いてタコ糸で縛る。

4.ストーブ炉内にクッキングスタンドを立て、
スキレットに油をひいて肉を転がしながら焼き目をつける。
おきを脇に寄せて中に火が通るまでストーブオーブンで30分ほど焼く。

5.途中でスライスしたじゃがいも、プチトマト、ブロッコリーも入れてグリルする。

特別な日のディナーにぴったり。
フルボディの赤ワインがすすみます♪

脂が出て跳ねたりするのでグローブ必至です。
脂の多いバラ肉は火があがる可能性があるのでやめておきましょう。

 

福島へ 〜潔いストーブ暮らし

11月末に福島に行ってきました。
ウチの近所から裏磐梯へ越した友人宅へ。
相模湖里山ぐらし「ちーむゴエモン」を立ち上げてくれた人でもあります。
震災の少し前に越していかれました。
EarthSpiralというアロマボディワークや心のセッションなどを行う
リトリートハウスをされています。

そしてウチのガス節約の知恵はココから。
冬の間はデファイアントの薪ストーブがあるから
ガスの契約をやめてしまうのだそうです。
なんて潔い。

お湯も料理も薪ストーブ。
たっぷりの薪を一日中焚いてあって、
全ての料理をストーブなのですからすごいですよね。
でもがんばりすぎてなくて自然体で楽しそうなのがいい。
ストーブのお湯を使った無駄のない食器の洗い方も真似させてもらいました。

まだ冬も初めなのにすごい雪。
膝上まで積もっています。

お隣で手作りリフォームしている「こびっとハウス」を見学。
ここは敷地内にあった古家を「地域のお茶の間」に改装中。
いろんな人がお手伝いに関わって少しずつプロセスを大事に作っています。

3.11後に深く傷ついた福島の人たち。
誰かと集まったり吐き出したりする場が必要です。
作業しているうちにそれぞれの人に気づきがあるみたい。

小人が入る小さなドアもあるんですよ。
2年かけてここまで形になってきました。
既にイベントなどもしていますが、
作る段階からお茶の間の役割を果たしてくれているようです。

 

 福島へ〜 「しのばらんど」の交流会

裏磐梯の前日は福島市へ。
地元「しのばらんど」の保養チームと一緒に。
年に一度くらいはこちらからも出向いて
福島の現状を見たり雰囲気を感じるとともに、
むこうでイベントを開いて交流会をしています。

もう6回保養キャンプをしていますが、
その参加者さん達ともだんだん顔なじみになってきてなんだか親戚付き合いみたい。
今年は子ども同士が年賀状をやり取りしていましたよ。

去年は飯舘を通り南相馬の津波被害地なども見て
緊張の福島ツアーでしたが、今年は交流がメイン。
だいこん村という薪ストーブやソーラーのある交流施設を借りて一泊二日。
参加者も入れ替わり立ち替わりなんと49人のファミリーが来てくれました!

鍋や持ち寄りの一品、お酒を囲みながら
楽しいことから悩んでいることなど夜を徹して話しました。
福島のお母さん達もどんどんたくましくなって
迷いながらも自信を持って歩んでいる姿に感動します。

わたしたちお母さんの繋がりで出来た「しのばらんど」が
少しでも力をつけるお手伝いができているのならうれしく思います。

福島まで車を走らせると、あー道は繋がっているんだなぁと改めて思います。
そしてその先には笑顔で暮らすたくさんの人々が。
多くの人が福島に思いを馳せて気持ちを共感できるといいなと思います。
そのためにも福島ツアーおススメです。
きれいな景色とおいしい食べ物もたくさんです!!

 

Photoes by Michiyo Suzuki

*次回の更新は3月です。

 



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