すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

おもち醤油ピザ

 

 

娘が小学校に入学しました。

思えばこのコラムも娘が1歳の時から書き始めているのですから早いものですね。
こんなにも長い間、我が家の普段のおうちごはんのレシピと
つたない文章を読んでくださる皆さまと、
私を励ましながら懲りずに続けてくださる
ファイヤーサイドのスタッフの方々に心からお礼を申し上げます。

それにしても小学生って朝が早いのですね。
夜型の私も4月に入ってからはすっかり早寝早起きの生活になっています。
起きてから学校に送り出すまでの時間はどこの家も一緒でしょうか。
毎朝とっても忙しくてにぎやかです。

そして何はなくても朝ごはん。
小学校まで歩いて片道40分以上かかりますからね。
しっかり食べてエネルギー充電しておかないと。
私も娘もおなかがすくと機嫌が悪くなるタイプですし。

私は朝はごはん党なのですが娘はパン好き。
なので好みに合わせてどちらも用意することも多い我が家なのですが
寝坊した時の定番がコレ。
とにかく早くできて食べやすい。
おいしくて腹持ちもいいと4拍子そろっています。

農家の娘という友達から聞いたレシピなので間違いなし。
そしてこのお餅は彼女のお父さんが作ってくれた玄米餅なのです。
手間ひまかけて作ってくださるお米のおいしさが、
醤油のジューッのいい香りでさらに引き立ちます。

実は醤油にも秘密があるのですがその話は次回に。
寝坊していなくてもぜひどうぞ。
おやつにもいいですよ~。

 

 

 おもち醤油ピザ

 

 

  • 切り餅 …9個
  • とろけるチーズ …大さじ2くらい
  • 醤油 …適量
  • 砂糖 …大さじ2くらい(お好みで)
  • サラダ油 …少々

 

 

1.薪ストーブにスキレットを乗せて熱くしておく。
2.スキレットに薄く油をひいてお餅をすき間なく並べて蓋をして焼く。

3.こんがりしてきたところでお餅をひっくり返す。

4.上から砂糖とチーズを振ってまた蓋をする。

5.中まで柔らかく焼けたのを確認したら醤油をジューッと回しかけて完成。

砂糖醤油の甘辛さとチーズの味が溶け合っていくらでも食べられそうなおいしさですよ。
友達の息子さんは7個は食べちゃうそう!?

使用ストーブ » バーモントキャスティングス  アンコール
クックウェア » ロッジ  スキレット
 

 

 薪ストーブを囲んで完成見学会

知り合いのおうちが出来あがり完成見学会が行われました。
その家のコンセプトは光と風、四季の移ろいを感じながら暮らす、自然素材の家。
“季(とき)の家”プロジェクト。

プロデュースしたのは地元の創和建設(株)と
友人で建築デザイナーのStudio ikb+の池辺潤一さん。
池ちゃんは地域通貨よろづ屋や藤野電力など一緒に活動する仲間でもあります。

自然素材の土壁に地元産の木材が映えるすっきりシンプルな家。
個室というものがほとんどなく間仕切り壁で簡単に仕切られているだけ。
どこにいても家族の気配を感じることができます。

中学生のお姉ちゃんがどう思うかな?とちょっと心配しましたが、
池辺さんいわく、「これが我が家のスタイル」と決めてかかれば子供はなんとなく納得して
その中で居心地よくしていく方法を考えるのではないかな、とのこと。
なるほどウチもほぼワンルームですがそれぞれなんとなく居場所が決まっています。

そして2階の部屋の壁は天井までつながっていないので、
1階の薪ストーブからの暖かい空気が2階の全ての空間に流れ込むという仕組みになっています。
これはとてもいいアイデアだと思いました。
シーリングファンをつければ薪ストーブで家一軒丸ごと暖められますね。

施主のOさんはダンナさんの整体の古くからの患者さん。
我が家にずっと通ってくださっていて薪ストーブの暖かさは経験済み。
我が家のアンコールを見て、
家を建てるなら薪ストーブのあるこんな家と想像してくださっていたそうです。

震災後の計画停電のとき整体に来て、他はすべて真っ暗な中、独立ソーラーからの電気がつき、
薪ストーブで家は暖かく、ストーブの上には料理が、というウチの様子に
ついに家を建てることを決意されたようなのです。
とってもうれしい話です。

今回ダンナさんのかかわっている藤野電力が独立型ソーラーバッテリーを設置し、
照明はソーラーからの直流12V電球がいくつか、
パソコンやTVが見られるよう100Vのコンセントも室内にひいてあります。

明るくて開放的なエコ住宅。
自然住宅は価格が高くて手が出ないと思われがちですが、
シンプルな設計と素材の吟味、施主さんの(労働の!)協力によって
一般住宅とさほど変わらない価格が実現できたそうです。

Oさんのお仕事は塗装屋さんなので、工務店の方や大工さん、ほかの職人さん、みんな知り合いなのでした。
みんな顔の見える関係で愛情こめて作ったあったかーいお家完成となりました。

 

 

クッキングのデモンストレーション

薪ストーブを使って来ていただいたお客様に薪ストーブクッキングデモンストレーション。
みなさん薪ストーブひとつで家が温まること、お料理もできることなど興味しんしん。
「薪ストーブだけ見に来た!」と言っていた方もいらっしゃいましたよ。
薪ストーブ人気が伺えますね。

メニューはこのコラムでも紹介したものばかり。
ごえもん米と大豆の炊き込みご飯、焼きサバ、ポトフ、タンドリーチキン、
地大豆のチリコンカン、焼き芋、焼きバナナ、ねぎとサーモンのグラタン、ピザなど。
朝から次々と料理しながらお客さんに試食してもらいつつ、おしゃべりを楽しみました。

なかでも、魚を炉内で焼くのには驚かれていましたね。
ちょっと得意げに説明する私(笑)。
チキンも魚もふっくらと香ばしく焼きあがるので皆さん感動されていました。

アンコールの周りにはいつも人がいっぱい。
薪ストーブのすばらしさと楽しさをお伝えできたのではないかと思っています!

ただ新品でピカピカのアンコールを施主さんより先に使ってしまうのはためらわれました…。
「気にせずどんどん使って」とは言われていたのですけど。

それにしても茶色のアンコールって初めて見ましたがとてもステキですね。
落ち着いていてどんなお家にもマッチしそうです。

ふつう完成見学会では汚れないよう飲食はご法度なのだそうですよ。
施主さんも工務店も建築デザイナーも私達も知り合いという関係ならではの見学会でした。
そうそうチラシを作ってくれたデザイナーさんも顔見知りでしたね。

「顔が見える」というのは、いつの間にか私達の暮らしの
コンセプトになっているのかもしれないなぁと再確認するのでした。

 



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