すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

NONシュガー・NONバターでスイートポテト

 

 

 

ハワイ島で買ってきたアンティークの焼き型。
お店のおじさんは200年以上前のものだよと言っていたような。

コーンの形ですがスイートポテトを焼いてみました。
リンゴを入れてココナツミルクでコクを出した
ノンシュガー、ノンバターのヘルシーおやつです。

この型を見ていたらまたハワイに行きたくなってきた私。
写真や音楽でアロハな気分を取り戻しています。
フラレッスンにも励んでます!!

 

 

  • さつまいも …大1本
  • リンゴ …1/2個
  • ココナツミルク …1/3カップ
  • 塩 …適量 
  • ※ココナツミルクがないときは豆乳と白ごまペースト大さじ1を使って
  • (塩水)
  • 水 …1/2カップ 
  • 塩 …小さじ1/2

 

 

 

1.薪ストーブを蒸し物とおき火用に強めに焚いておく。
2.さつまいもを4cmくらいに切ってストーブトップの蒸し器で蒸かす。

3.さつまいもの皮をむきマッシュする。

4.リンゴは皮をむいて1cmくらいの角切りにして、
甘みを引き出すために塩水にくぐらせてから鍋に入れ、
シナモンパウダーを振ってストーブトップで蒸し煮にする。

5.さつまいもとリンゴを混ぜ、
ココナツミルクに塩を加えたものも加えよく混ぜる。

6.型に油を塗ってさつまいもペーストを入れて形を整える。
天板に舟型に整形したものを並べてもOK

7.炉内にクッキングスタンドと厚めの鉄板をセットし、
おき火で20分くらい焼いて出来あがり。

 

リンゴを塩水にくぐらすと甘みが引き立つんですよね。
さつまいもとリンゴの自然の甘みだけで満足の甘さです。
ココナツミルクでコクも十分。

でもこれにバターが入るとこの甘みでは物足りなくなるという不思議。
油と砂糖のちょっと危ない相関関係。
お互いがさらに欲しがるんですね、これが。
あっという間にカロリーオーバーに。

リッチなお菓子は特別な時だけ。
普段のおやつは素朴な甘さがちょうど良いです。

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取り組む姿を見せる運動会

 秋は運動会シーズンでもありますね。
ウチの子の保育園最後の運動会に参加してきました。
雨だったので少し残念でしたが体育館で。

30人ほどの小さな園、その名ものびるっ子保育園。
名前の通りそれぞれの子供の持っているものを
のびのび~と伸ばして見守ってくれる素敵な保育園です。

運動会も面白い。フツーと違うと思う。
ダンスとか組み体操とかビシッと揃えてすることしないし。
わらべ歌やなわとびとか日常の保育の中でちょっとがんばったものを見せてくれる。
完成形を見せるのでなくて、その子の取り組む姿を見せる運動会。

そんな中でも特別にがんばるのが年長の跳び箱と板登り。
これは5歳、6歳の子には高さがあって相当怖いと思う。
でも下の年齢の時から見ているので年長になったらやらねばならぬと思うのか
みんな一生懸命取り組んでいる。

決してほかの子と比べないでその子の今の力を見てくださいと先生。
励まし見守って待つ。子供のペースに合わせて待つ。
この“待つ”が肝心なのです。
親ってなかなか待てないものですよね。
つい「早く!」って。

跳び箱を何回も失敗してはまた裸足で繰り返す子がいる。
大きな板を前に動けなくなる子がいる。
それを信じてじっと待つ。
おじいちゃんおばあちゃんの中には
「何であんなにやらせるの、かわいそう」と思う人も多いようだ。
私も最初の年はちょっとびっくりした。

でも子供は自分と懸命に向き合って自分の時間を生きているのだと思う。
子どもが自分でOKを出すまではとことん見守る。
そして先生の絶妙のタイミングの手助けや声がけもあって、
何か吹っ切れたようにできるようになっていく子供たち。
子供の育つ力ってすごい!!
見守っていた大人たちからは拍手と歓声そして涙も。

そんなこどもの時間を全うに使わせてくれる保育園。
ここに集まる大人たちも自由に自分の時間を楽しんでる。
大人ものびのび。
そうするとこどもも笑顔になるんだよね。
居場所があってありのままを認めてもらえるっていう安心感。

運動オンチで運動会大嫌いだった私も
リレーやパン食い競争で自分から率先して走ることができました。
転んじゃったけどすごく楽しかった。
この場ならかっこ悪くてもいいんだなって思える。
今では運動会大好きになりました。
 

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