イタリアのDOMINOストーブクッキング
昔からクッキングストーブが大好きです。クッキングストーブを見ると感動します。
キッチンに一番合うものだ。
山の奥で生活していたとき、W社のSクッキングストーブを長年使っていました。
いつも広い天板でごとごと豆を茹でたり、スープを煮たり、お湯を沸かしたり、
石のカイロを暖めたりしていました。
そのストーブにはダンパーが2個もあり、焚き方の工夫が必要でした。
オーブンで焦がしたり、火が消えたりしていつも調整をしないとよく燃えてくれない。
まぁ、ストーブをいじるのが好きだから楽しいけれど、
残念ながら忙しくなって中古で譲りました。
私の昔の山の家のクッキングストーブ。日付けを見てください1989年9月9日だ。
21年前だ!
その後長年クッキングストーブのことをよく考えました。
やはりキッチンに欲しかったので、いろんなメーカーを検討しました。
しかし、結局ほとんどのクッキングストーブに何かの弱点がありました。
本体が大きいものは場所を取る。本体の小さいものは炉が小さいので長い薪が入らない。
暖まるまで時間がかかる。火持ちが悪い。火が見えない。
複雑な構造で操作が難しい。燃焼効率が低い。
暖房能力が少ない。手間がかかる。
ほとんどのクッキングストーブのデザインは片側に炉があり、その横にオーブンがついている。
オーブンの中のどちらかが炉に近いので、必ず料理を回さないと炉に近い方が焦げてしまいます。
理想的なクッキングストーブはないのかなとよく思いました。
そして今年の春先にイタリアの旅に出て、DeManincorに出会いました。
デマニンコア社は1828年創業。
北イタリアでプロフェッショナルシェフ用キッチンストーブを作る昔からのメーカー。
さすがお料理の国イタリアのクッキングストーブだ。
そして170年以上の知識が現在のものに入り込んでいる。
クッキングストーブのフェラーリのようです。実は赤もありますよ。
このデマニンコア社ストーブメーカーのドミノストーブを見た瞬間に
「これだ!」
とわかりました。
今まで見たクッキングストーブの弱点がない!素敵だなこれは!
日本に最初に来るのはこのドミノシリーズ(Domino)です。
私が気に入ったのはまず「かっこいい」。でもそれだけではない。
こんな特徴があるからです:
・広い鋳物製のクックトップ
・場所は取らず設置し易い大きさ(80cm幅)
・奥行きは60cm
・上部は広い炉。なんと55cmまでの大きな薪が入る
・大きなガラス窓に踊る美しい炎
・もちろんクリーンバーンで70%以上の燃焼効率です
・暖房能力が大きい
・優しい自然対流で部屋の暖かさをアップ
・熱くならないハンドル
・下部に温度計付きの大きなオーブン。保熱する二重ガラスオーブンドア。
・ステンレス製のフロントは掃除し易い
・6枚のクッキングリングがあり、外せばストーブトップで直火料理ができる。
・簡単な空気調整。オーブンダンパーも簡単だ。
・天板まわりにステンレス製のレールがあり、フライパンなど吊るせる。
・可燃物の距離が少ない
・大きな灰受け引き出し
・メンテナンスは簡単。。。などなど
早く使ってみたかったけれど、この夏はとても暑かったのでできませんでした。
やっと寒くなりましたので、Zcoo-Shopに取り付けて、一品の料理にチャレンジしました。
使っている機種はドミノ8です。隣は初代のデファイアントです。
先ずは火を焚きましょう。この薪の長さは40cmだが、まだまだ長いものが入りますね。
今日のお料理はシーフードグラタンなのでストーブトップとオーブンを使います。
先ずストーブトップを熱くしましょう!
DOMINOで作るシーフードグラタン
ベシャメールソース(2カップ分)の準備
- バター …大さじ2
- 小麦粉 …大さじ3
- 牛乳 …カップ1
- 生クリーム …カップ1
- 塩、胡椒 …少々
1.中熱で鍋でバターを溶かし、小麦粉をよく混ぜる。温度が高い時はトリベットを使う。
2.牛乳、生クリームを入れ、とろみがつくまで混ぜる。
塩、胡椒で味を調え、さらに10分ぐらい弱火で煮る。焦がさないように注意がいる。
シーフードグラタン
材料
- ジャガイモ 皮をむいて、角切り …5個
- バター …適量
- エビ …10尾
- ホタテ …10個
- たこ …200g
- たまねぎ(細切り) …1個
- 白ワイン …5カップ
- ナツメグ …少々
- ベシャメールソース …2カップ
- モッツァレラチーズ(線切り) …200g
- パセリ
- 塩、胡椒
作り方
1.ジャガイモと塩(小さじ5)をソースパンに入れ、水をひたひたまで入れてストーブトップで20分ゆでる。
柔らかくなったら、泡立器でマッシュする。
2.大きなフライパンにバターを入れ、えび、ホタテ、たこを炒めて取り出す。
3.同じフライパンでたまねぎを炒め、白ワイン、ナツメグ、ベシャメールソースを入れて混ぜ、魚介をもどす。
4.1を型に入れて軽くオーブンで固くなるまで焼く。
5.1をオーブンから取り出し、3を重ね入れ、モッツァレラチーズとパセリをふり、
180℃のオーブンで10~20分、上が色付くまで焼く。
少し冷やして白ワインと一緒に召し上がれ!
ベシャメールソースとジャガイモを煮る。
魚介をバターと高温で炒める。 ドミノはすぐ高温になる!
たまねぎを白ワインで煮る。
ベシャメールソースを入れる。
魚介をもどす。
オーブンが180℃になるように燃焼空気を少なくする。
マッシュポテトを型に入れ,10分焼く。
オーブンから取り出す。
ベシャメルソースとからめた魚介を入れる。
モッツァレラチーズを振りかける。
パセリ、塩と胡椒を振りかける。
15~20分焼く。
焼き色がついたら出来上がり。
このドミノの料理は簡単でした。
このイタリアのクッキングストーブは今年11月末に発売予定です。
ファイヤーサイドのホームページの公式ニュースを見ていてください。
ポールさん、そうですかイタリアからですか。いいストーブだ。ほしい。これで料理を作りたい。決して特別な料理ではなく、毎日のお総菜ができたらサイコーです。
私の朝は、朝起きると同時にストーブに火を入れて、温まる間に身支度。
最初に紅茶用のお湯を仕掛けて、スープ作りに取り掛かる。愛犬のご飯用の野菜も鍋にかけて、タークのスキレットを温めてベーコンと卵を焼く。ああ~使ってみたい。
私もW社のSクッキングストーブが欲しくていつかは手に入れたいと思っていましたが、使ってみて始めて弱点が見えてくるんですね。
このデマニンコア社のクッキングストーブは先日お邪魔した時にみせていただいたものですね。第一印象は飲食店の厨房にあるようなオーブンにみえましたが、こうして薪を焚くとやっぱり薪ストーブですね。
今度、収穫祭にお邪魔しますので、もう一度じっくり見たいと思います。
ポールさん、こんにちは。
ズクショップに新しいストーブが入ったんですか!このストーブもファイヤーサイドさんで輸入販売されるのですか?見にいかないといけませんね!
今度のイベント「秋の収穫祭」でお披露目会。。。
それにしても、仕事する薪ストーブ!って感じで、渋くてカッコイイです。
Tashiroさん、
このストーブを見るだけでお料理をしたくなりますよ。
時間あったら見に来てください。
写風人さん、
確か見えた時は火を入れていなかったよね。
デマンニンコア社は高級調理器具メーカーであり、家庭用のクッキングストーブメーカーでもあります。
キッチンだって飲食店よりも美味しく作りたいのですね。
収穫祭の日は私は北陸のストーブイベントに講演するため、自分のイベントにいないが、是非いらっしてください。
momongaさん、
いつでもいいから見にきてください。
実物は写真よりもすてきですよ。
ポールさん、今日はありがとう。このストーブが見たくてファイヤーサイドまでドライブでした。実物を見てまた感動です。これでクッキングしてみたい。
トッププレートの火力はすごかった。これがあれば10人力。これってプロが使っても絵になるよね。IHより絶対おいしい料理ができる。
こんにちは、ポールさん。クッキンクストーブ最高ですね!僕は長年W社のコンパクトなストーブを使っているので、次もW社と決めてました。この記事を拝見して少し決意がゆらぎました。
井上コージさん、
こんにちは、クッキングストーブを色々実演を見て決めた方がいいと思いますよ。
ドミノをみたらきっと納得するでしょう。今、毎日火を入れていますので、いつでもどうぞ。
来月になったら、各地区のストーブ専門店にも展示されますよ。ドミノのクッキングストーブの展示情報はファイヤーサイドのホームページの販売店に掲載しますので、時々確認してください。
ファイヤーサイドの販売店ページ:http://www.firesidestove.com/dealer/
こんばんは、ポールさん。
そうですね、クッキングストーブいろいろ見て回ろうと思います。
ドミノ。。見てみたいです。
ちなみに、我が家のチビストーブは、こんな感じで活躍してます。
http://turezulens.exblog.jp/
井上コージさん、
どうぞ見に来てください。コージさんのブログを拝見させていただきました。
雑誌の記事も書いていますね。このストーブはしていますよ。この機種はW社の中で一番好きです。
小さい秘密基地に似合いますね。