タマゴタケの畑サラダ
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今年の梅雨。日中は晴れて真夏のように暑く、夕方からザーッと降って洗濯物が…(涙)
なんていう日々が続いていますね。
この湿気と暑さ。庭先から続く雑木林へ散歩に行くと、出てますキノコが!!
ほとんどは食べられませんが、もしや?とハンターの目に。
すると落ち葉の中から輝かんばかりの真っ赤なタマゴタケが!!(写真左)
生でオリーブオイルと塩で食べて良し。
火を通すとトロッとした食感と風味がなるほど卵の黄身のような。
この味がタマゴタケの由来かな?
開く前の丸い形が卵のようだからもしれません。
数がたくさん採れないので、きのこハンターとしては大ヒットのおいしいキノコです。
近くにコガネヤマドリも生えていました(写真右)。
(キノコの判断にはくれぐれもご注意を)
畑と庭先の菜園をぐるっと回って食べられる野菜たちをかき集め、
炭焼きのキノコと合わせてサラダに。
野菜ひとつひとつの味がしっかりと。
それを特製おろし玉ねぎ入り梅酢ドレッシングがうまくまとめています。
おろしニンニクのパンチも効いていい感じ。
でも主役はキノコ。
ほんの少量でも口に含むとキノコの強い香りとトロッとした中にキュッとした歯ごたえのある食感が主張します。
思いがけずご馳走サラダになりました。
- タマゴタケ、コガネヤマドリ(エリンギなどで)…各1本
- ツナ缶 …1缶
- じゃがいも …大2個くらい
- きゅうり …2本
- トマト、サンチュレタス、ルッコラなど畑の野菜
- 玉ねぎ …1/4個
- ニンニク …少々
- 梅酢 …大さじ1
- オリーブオイル …大さじ1
- 塩 …適量
- 黒コショウ …適量
1.薪ストーブの炉内で細い薪を焚き付けにして炭に火をつける。
2.キノコは土などの汚れを取り、網に載せて炭火で焼く。
炭がついていると何か焼きたくなり、あじの干物も隣で焼いています。
3.キノコは途中でひっくり返し、焼きあがったら手で裂いておく。
4.ジャガイモは茹でて皮をむき、インゲンも茹でて一口大に切る。
5.その他の野菜も食べやすい大きさに切り、ボウルで混ぜ合わせる。
6.梅酢とオリーブオイル、塩、こしょう、おろし玉ねぎ・ニンニクを
混ぜ合わせてドレッシングを作り、合わせた野菜に混ぜる 。
7.キノコを上に飾って完成。彩りもきれいですねー。
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初夏は保存食作りの季節。
今は冷蔵庫もあるので保存のためというよりは、おいしいから作るという感じかな。
その時期にしか取れないものを塩や砂糖で保存する知恵には感心させられます。
しかし、青梅、らっきょう、山椒(2008年6月のレシピ:ちりめん山椒) 、
黄熟した梅と一気に出回るので、忙しい毎日の中、時間と手間のかかる作業を思うと、
正直もうイヤ、今年は止めようかと思うことも。
でも何より手作りした味は他には変えられません。
やっぱり!と奮い立たせて作り始めるのです。
でも始めてしまえばあら不思議。
単純作業の連続に没頭していると、ストレス解消!
出来上がりを期待して気分は絶好調です。
それに今年は頼もしい助っ人が!
らっきょうを前に買うのを躊躇している私に、
5歳の娘が「手伝ってあげるから!」と言ってくれました。
帰ってからも雑用で忙しく気乗りしない私に、やりたいやりたい!の賑やかコール。
らっきょうの皮むきは根気が要るので途中で飽きるかと思いきや、
最後までお手伝いしてくれました。
ありがとう~娘!
黒砂糖で漬ける梅シロップも仕込んで、梅干の塩漬けも完了。
青梅をすりおろして絞り汁を煮詰めた梅肉エキスは、
ちょっと舐めるだけで風邪、喉、お腹などに効く万能薬。
梅は小さくて、すりおろすのが一苦労。
でもワールドカップ日本戦を応援しながら手は梅を握りしめ、興奮の中なんとか完成。
500gの梅でほんののこれっぽっちしか出来ないんですよー。
今できあがった塩らっきょうをおかずにごはんをモリモリ食べるのが最高に幸せです。
がんばって作ってよかったー!!
娘は梅ジュースに夢中でーす。