親子丼
春の陽気が続いたと思ったら突然雪が降ったり。
まだまだ気まぐれのこのところの空模様。
やっと遅咲きの福寿草が咲き始めました。
でもカラダは季節が変わったことを確かに感じ取っているようです。
苦味を欲したり、冬の間ほとんど料理しなかった天ぷらや酢の物が食べたくなったり。
日当たりのいい場所に顔を出したふきのとうを天ぷら、フキ味噌とせっせと食べています。
私も地球のサイクルの一部だなぁ、ヨシ!と思う一瞬です。
今日の献立は卵の黄色が春らしい親子丼。
わたしはいくつになっても卵がやっぱり好き。
ふわっとした柔らかさと、何にでも合う懐の深さかな。
黄身と白身のコントラストもかわいい。
丼ものは手間が少なくて早くできるので忙しい時にはぴったりですしね。
薪ストーブで親子丼
材料
- 卵 …4個
- 鶏もも肉 …1枚
- 玉ねぎ …1個
- 醤油 …大さじ4くらい
- 酒 …大さじ2
- みりん …大さじ4くらい
- 砂糖 …小さじ1
- だし …1/2カップ
- ご飯
- 小ネギ、三つ葉など
作り方
1.ストーブでご飯を炊いておきます。 » ごはんの回
2.ストーブトップで鍋にみりんを入れて煮切り、調味料とだしを入れて濃いめで少し甘い煮汁を作ります。
我が家のだしは奄美大島の友人が送ってくれる本場鰹節をシュッシュッと削ってお鍋に入れ、漉さずにそのまま使っています。
必ず猫のピトンが寄ってきます(笑)
3.スライスした玉ねぎを煮て少し柔らかくなったところに一口大に切った鶏肉を加え蓋をします。
4.鶏肉に軽く火が通ったら、溶き卵を半分まわしかけてすぐ蓋をします。
固まりかけてきたところで残りの溶き卵を回し入れて半熟状態で仕上げます。
ストーブトップで火加減のいいところを探しながら。
目安は強めの中火、ストーブトップ温度300度でした。
5.卵がいい具合になったら丼によそったご飯にトロリとかけて出来上がり。
火を通しすぎないように注意してくださいねー。
ふわっとトロッとやさしい味の春の親子丼ができました。
庭に出たら柔らかな細ネギがもう出てました。
丼に散らしてわかめのお吸い物を添えて。
でも食べる時は行儀悪くかっこむのがマル!!
使用ストーブ » バーモントキャスティングス アンコール
薪で繋がる人の輪。マキワ。
さて、昨日も雪が降りましたが我が家は3月に入っても余裕の薪ストーブ生活。
ついにひと冬石油ストーブなしで過ごせました!パチパチ!!
何と言っても薪長者。
それもそのはず。近所の薪ストーブパパさんが集まって、
その名も「マキの極み 相模湖 略してマキワ相模湖」なるものを結成。
薪の調達から薪割り、薪小屋作りまで共同でやっていこうという仲間です。
職業も年齢層も幅広い。
新聞屋さん、塗装屋さん、消防士さん、音響関係、メーカー勤務。
そして何でも屋のうちのダンナさん、退職されている大先輩もいらっしゃいます。
根っからの地元の人から引っ越したばかりの移住者までいるので薪情報がいろんなところから次々入ってきて困ってしまうほど。
そして最近仲間入りしてくれた若手のホープはなんと林業関係。
早く言えば木こりさんですね。
それからやってみたいの夢が現実的になり、伐採もどんどんできるようになりました。
伐木は大きな危険が伴うのでしっかりした人がいるととても安心です。
やはりプロの仕事は動きに無駄がなくて美しいと皆感心していました。
その彼は伐木の世界大会、WLC(World Logging Championship)日本予選に東京代表として参戦するそうです。
そんな大会あるんですね。驚き。
伐倒競技や枝払い競技などあって、指定位置に木を倒す技術なんて素晴らしいです。
がんばって世界大会までいってほしいなぁ。
薪で繋がる人の輪。マキワ。
薪エネルギーで自由を手に入れた人達の集まり。
日々の仕事も遊び心があると好奇心が生まれますね。
作り出すこと、想像力。
薪ストーブの豊かさは暖かさだけではないのです。
そして作業は無理なく早めに終わらせてだれかの家の薪ストーブにあたりながらお疲れさまの一杯。
揃いのTシャツを作る話まで飛び出してましたよ。
妻達は「ありがたやー」と激励しつつちょっと離れたところで見守っています(笑)
Photoes by Michiyo Suzuki
*隔月連載。次回の更新は5月中旬です。