すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

グリル野菜とモッツァレラのサラダ

一気に夏がやってきました。
長ーく続いた雨の季節ともおさらば。

今年は梅雨の中休みなくお日様が出ない日が続いてさすがに気持ちが滅入りました・・・。
そんな薄暗い家の中でちょっと湿気を飛ばそうかと薪ストーブに火をつけたら・・・
オレンジ色に灯るその炎が何とも暖かくてまるで太陽が出たようだったんですよ、本当に。

明るさの質というのかな。
朝日がパァーッと昇った時に似ていました。
おかげで心にも灯が灯りました。
たまっていた生乾きの洗濯物も乾かすことができましたし。

打って変わってバスタオルもパリッと乾くこのお天気。
ウチの菜園のお野菜は長雨のためか成長ゆっくりですが、近所からは早くも夏野菜の頂きものが続々と。

暑くてさっぱりしたものが食べたい。
ヨーロッパでは夕食は火を使わずにサラダとソーセージとワインをいただくこともあるというのを読んだことことがあります。
日本人の私としては夜は何か料理したものを食べたくなってしまう・・・。
でもランチにサラダならありかも。

オリーブオイルでマリネしたお野菜を薪ストーブでさっと炭焼き。
友達の実家からもらったソルダムもトマトやきゅうりと一緒に。
そしてモッツァレラチーズ。

野菜は歯ごたえが残る程度に焦げ目だけつけます。
それでも焼くとギュッとうまみが詰まった感じになるのが不思議ですね。
素材も地元採れたての飛び切りのものですしね。

ドレッシングは赤梅酢と蜂蜜とオリーブオイル。
梅雨明けしそうと聞いてあわてて育ちきらない赤しそで紫蘇漬けしました。

意外とソルダムのパンチのある酸っぱさが甘いお野菜と合いましたよ。
今日は休日なのでシードルをお供に。
たまには家で贅沢サラダもいいですね。
気分は南フランス(なのかな??)でした〜!!

 

グリル野菜とモッツァレラのサラダ

材料

  • ズッキーニ …1本
  • ピーマン …2個
  • いんげん …10本ほど
  • その他グリルにあう夏野菜
  • オリーブオイル …適量
  • ソルダム …1個
  • トマト …1個
  • キュウリ …1/2本 
  • モッツァレラチーズ …1個
  • 赤梅酢 …適量
  • 蜂蜜 …少々
  • オリーブオイル …適量

 

作り方

1.雨の季節も夏の盛りも、薪ストーブに軽く薪と炭を焚いて。
どちらも気分が上がります!!

2.野菜を食べやすく切ったらオリーブオイルでマリネします。

3.炉内にクッキングスタンドをセットしてマリネした野菜を網でグリルします。
途中トングで裏返します。

焼きすぎに注意。焦げ目を付ける程度で。

4.焼き上がった夏野菜を皿に美しく並べます。
お好みの野菜とモッツァレラチーズも。
グリルしたチキンなども合いそう。

5.赤梅酢とオリーブオイルを混ぜてドレッシングを作ります。
ちょっと尖った味だったので蜂蜜を追加。

シャンパンと黒パンと一緒にどうぞ〜。
パンはホイルに包んで網の上で温めました。
キーンと冷えた白ワインも合いそう! 

 

ソーラー薪小屋

これだけお日様が元気だと我が家の独立型(オフグリッド)ソーラーシステムは超快調。
洗濯3回転してもまだ余りがあります。
でも季節によっては午後の日当りがイマイチ悪くて発電量も少ない。
なので日当りの良い通路部分にソーラーパネルを載せる“やぐら”のようなものを建てたいとずっと考えていました。

うちはバッテリーに貯めて自分の家で使う独立型ソーラー発電で、主にリビングの電灯と洗濯機の電気をまかなっています。
売電で儲けているわけではないのですが、夜のリビングの電気が点かなくなるのは切実です。

一年を通して日当りを見ていると通路の上の空中部分が一年中一日中陽が当たっているということになったわけです。
そこでやっと屋根の上からのパネル移動計画が始まりました。
日当りがいいので冬のお昼寝小屋を造りたいなどという妄想もありましたが、やはりココは現実的に薪小屋とセットで作ることになりました。

デザインより耐久性とスピードを重視して単管パイプで。
屋根にはしっかり藤野電力のソーラーパネル3枚。
完成してみるとかなりの薪のストックと発電のできるいい小屋になりました。

なにせ近所に新築した薪ストーブ友達から薪の山がドサドサ届くのです。
同じ自治会のおじさんから借りた油圧式薪割り機でどんどん割ってくれてます。
もちろん薪集めはうちのダンナさんと一緒に二人で楽しそうに出かけていくのですけど。
持つべきものは薪仲間ですね。

そしてご近所と仲良くなっていろいろ情報を仕入れるのも大事です。
近年薪情報はすべて本業の整体の患者さんからありがたく教えていただいたものです。更には道具やトラックを貸していただいたりすることも。
気持ちのよいあいさつとちょっとした心遣いがあれば意外と薪集めはスムーズに行くかもしれません。

そしてやっぱり薪割り機は強力!
斧で割る爽やかさと楽しさも捨てがたいですが。
おかげさまで来年の冬は贅沢できそうですよ〜。
煮込みやオーブン料理も自由自在かもしれません!?

 

Photoes by Michiyo Suzuki
*隔月連載。次回の更新は9月中旬です。    

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コメント

  1. 道代ちゃん、俊太郎君こんにちは。
    暑い夏が来ましたね。このコーナーいつも楽しく拝見しています。前回のカウアイ島。懐かしかったなあ。92年に聡子とナパリ・コーストをカヤックで旅したことが思い出されます。すごい風で、途中ビバークしたんだよね。
    さて、僕は来週から久しぶりにカナダに遠征してきます。タケの大学卒業旅行を兼ねて、聡子と行った思い出の湖を望む丘に、散骨をして、小さなお墓を作ってくる予定です。
    あとは、ひたすら、ロッキーの山奥深くに分け入るバックカントリーハイクの旅。歩きまくってきます。
    では、また会える日を楽しみにしてます。

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