イナダのハーブソルト焼き
ついに!薪ストーブの季節がやってきましたね!!
揺らめく炎とじんわりと家中が暖まる心地よさ。
今のところは薪に火をつけるのが楽しいので薪運びも苦にならず。
今シーズンはちーむゴエモンのおじさま達から薪が軽トラ山盛り数台で届いたのでドキドキせずに冬を越すことができそうです。
薪割りもがんばりました。
気になっていた煙突掃除も今年は娘がかなりやってくれました。
ヘルメットとロープを付けてしっかりとこすっていましたよ。
「お母さーん」って屋根の上から煙突越しに部屋と会話するのがおもしろいらしく、屋根に上るとなかなか降りてきません。
見晴らしも最高♪
本体は一部外して掃除機できれいにするのですが毎回その造りに感心します。
こんなシンプルな組み合わせでカタログにあるあの空気の流れつくっていると思うと本当にすごいです。
煙突掃除は薪ストーブオーナーの大事な責任ですね。
一年のほとんどの時期をお世話になるアンコール。
煙突火災をなくすためにできる第一の基本をしっかりやっていきたいです。
職場の老人施設“すずかけの家”でも煙突掃除を行いました。
ワタシ仕事中も薪ストーブで暖まれるのですから何とも贅沢。
古民家との組み合わせで利用者さんからも好評です。
やむ終えず乾きのやや甘い薪を燃やすことのあった先シーズン。
ススの量が気になっていましたがいざ掃除をしてみると思ったほどは汚れておらずホッとしました。
やはり二重煙突の成果でしょう。
排気を効率よく外に出して薪を燃えやすくするということで安全にも一役買っているのだなぁと実感しました。
どちらもこれで安心してひと冬薪を燃やすことができます。
もちろんストーブや煙突の条件によって必要な煙突掃除の回数は違いますので、それらに合わせてしっかりメンテナンスしていきましょうね。
イナダのハーブソルト焼き
さて、しっかり焚いた炉内のオーブンで何を焼きましょう。
釣り好きのお隣さんから届いた立派なイナダ。
これを丸ごと焼けるのは薪オーブンしかありませんね。
ダブルプレイグリドルにこれまた近所のポテトとウチのとれたてピーマンとラディッシュを飾って。
バリ島に住む友達みやげの手作りハーブソルトをたっぷりとお腹にもすり込んでグリルします。
材料
- イナダ …一尾
- ハーブソルト …適量
- じゃがいも …2個
- ピーマン、ラディッシュ、その他家にある野菜
作り方
1.魚のお腹を出す。
魚をさばくのは面倒のようですがやってしまえばなんと言うことはありません。
安くて美味しい丸の魚をぜひ食卓にのせたいですね。
私はお隣さんのおかげで刺身や3枚に下ろす機会をたくさんいただいています。感謝♪
2.イナダにハーブソルトをしっかりとすり込む。お腹の中にも。
3.付け合わせのじゃがいもをスライスし、油をぬったダブルプレイグリドルに並べる。イナダも乗せてピーマンとラディッシュも彩りよく並べる。
4.おき火たっぷりの炉内にクッキングスタンドをセットする。
5.ダブルプレイグリドルを置く。革手袋をしてやけどには注意して。
6.付け合わせは焼けたら取り出してお皿に並べておく。
これに塩をふったら美味しくて娘に半分以上食べられました。
7.イナダも焼けたら完成。
肉厚なので1時間くらい焼いていたでしょうか。
どーんとお皿に出してつついて食べました。
身が柔らかくて淡白でおいしい。
バリ産のハーブは香りが強すぎるかなと思っていたのですが料理にするとクセがなく、魚の臭み消しと味わいにはしっかり効いているよう。
次は同じようにチキンを焼いてみたいと思います。
ごはんもストーブトップで炊いて。
菜園の大根の煮物と菜っ葉の煮浸し。
幸せの晩秋の食卓です。
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お湯で省エネ
薪ストーブを焚き始めるとお湯がいつでもたっぷり沸いているのがうれしいですよね。これをちょこちょこ魔法瓶に移し替えて、もうお湯これ以上貯めらんない状態になっていると満足。
お茶に料理に茶碗洗いにと使っていきます。
ファイヤーサイドカレンダーのイラストレーター伊東孝志さんはお風呂もそれで入っていたなぁと思い返します。
湯浴みというくらいの少ないお湯だったそうですけどね。
お湯の貴重さを体感できていたことでしょう〜。
ウチでも試しにやってみましたが、ストーブトップいっぱいのやかんと保温ポット全部足してもほんの少しにしかなりませんでした・・・(涙)。
皿洗いのお湯を溜め洗いする方法は以前に紹介しましたけど、さっぱりと洗い流したいときもあります。
そんな時用に設置されたのがコチラ、ジャグにお湯を入れて使う方法。
ダンナさんのアイデアです。
水でうめて適温にして使います。(使用可能温度にはご注意ください)
すすぎだけでもあっという間にジャグいっぱいのお湯が無くなってしまって、ふだん私たちが洗い物でどれだけのお湯を流し捨てているかを再認識できます。
よく外国の映画でシャボンをたてて溜め洗いしたお皿をそのまま濯がずにクロスで拭いたり、水の少ない国で少量の水をお皿に入れて濯いでその水でまた次の皿と何枚も洗って終わり、みたいなのとか見てうわぁ!とか思っていましたが日本人の水の使い方こそうわっ!なのかもしれませんね。
薪ストーブ湯沸かしをしていると、蛇口からのお湯も誰かが作ってくれた貴重な燃料を使って温めているのだなぁと想像できます。
そしておのずと大切に使おうという気持ちが。
プロパンガスも貴重な資源ですし高いですからね。
毎朝のギリーケトルでのダンボール湯沸かしもまだまだ継続中。
身近なエネルギーで暖まるとココロもホッとするしなんだかとってもうれしい気分。
地球もよろこんでくれるかな。
Photoes by Michiyo Suzuki
*隔月連載。次回の更新は1月中旬です。