高橋みな 火のあるお料理とクックウェア探検

ウッドストーブクッキングアドバイザー高橋みなが楽しい料理と共にクックウェアの可能性に迫る!

胡桃と楓のタルト

薪ストーブ料理:胡桃と楓のタルト

 

 

校庭脇の大きな木。
今年もきれいな黄色に染まった。
このあと、一枚一枚葉を落として、来春までの冬眠に備えるのだろう・・。

木は私にたくさんの贈り物をしてくれる。
木の家に住まい、薪の炎で暖まり、その上その熱で食べ物をおいしく調理してもらっている。

家の横には胡桃の木がある。
毎年毎年丸い緑の実を落とす。
あちこちに散らばった緑の実はあっという間に黒く変色する。
それをバケツにいっぱい拾う。できるだけたくさん。
拾った胡桃は水に漬けるか、土に埋めて外皮を腐らせ、
中の硬い実だけにしてきれいに洗い、乾かしてから保存する。
去年拾った実も、そのまま置いてあるけれど、何年かはそのまま食べられると聞いた。

昔の人たちなら、不作に備えひとつ残らず胡桃の実を取っておいたに違いない。
今年のように猛暑と雨続きで野菜の育ちも思うように行かない年など、
山からの「恵み」は人々におなかを満たすだけでなく、希望と安心も与えてくれる存在ではなかったか?

今回のストーブクッキングは、胡桃、と楓の樹液を煮詰めて作ったメープルシロップを使った
「樹木の贈り物」のタルトを作ります。

 

 樹木の贈り物~胡桃と楓のタルト~

薪ストーブ料理:胡桃と楓のタルト

 

薪ストーブ料理:胡桃と楓のタルトの材料

  • (タルト生地 ~21センチタルト型1台分)
  • 薄力粉 …250g
  • バター …125g
  • 冷水 …180cc
  • 塩 …少々
  • (フィリング)
  • メープルシロップ …70g
  • 生クリーム …大さじ3
  • バター …80g
  • 砂糖 …大さじ2
  • 胡桃 …100g

 

タルト生地を作る

1.バターは冷凍庫で冷やし、サイコロくらいの大きさにする。
2.ボウルに薄力粉と塩を入れ、混ぜる。
3.台の上に薄力粉を広げ、バターを指でつぶしながら粉と混ぜ込む。

4.リング状に丸くして中のくぼみに冷水を注ぐ。

5.周りの粉をくずしながら混ぜていく。

6.ある程度まとまったら練らないよう、切って重ねるようにする。

7.ラップに包み、冷蔵庫で3~4時間ねかせる。

8.今度はそれをめん棒で伸ばし、タルト型に敷く。
9.余った生地はナイフでカットする。

10.生地が膨らまないようフォークで穴をあける。

11.おき火をストーブ炉内全体に広げ、クッキングスタンドをおく。
12.ラウンドグリドルをおき、丸網をのせ、タルト型をのせる。

13.うっすら色づくまで焼く。刷毛ですすをはらっておく。

ここまでがタルト生地の作り方です。

 

胡桃の準備

このあと、生地に流し込むフィリングを作ります。
が、先に胡桃の殻を割り、中身を取り出して粗くきざみ乾煎りしておきます。

 

実はうちには胡桃割り人形がいますが、彼の口には胡桃は大きすぎですね。
もちろん、飾りものです。登場したそうだったので特別に撮影に参加してもらいました。


 

フィリング作り

今回初登場のエマリアソースパン
ミルクパンより一回り大きく使い道も広がりました。
エマリアならではの元気なカラーリングが、お料理中も楽しい気分にさせてくれそうですね!

1.クッキングスタンドの下に熾きを寄せる。
2.ソースパンの中に、メープルシロップ、バター、生クリーム、砂糖を入れ、熾きの上で熱する。

3.バターが溶けたら、胡桃を入れ再び加熱。

4.泡立ってとろみがついたら火からおろします。

5.とろみのついたフィリングを空焼きして冷ましておいたタルトに流し込みます。

そして、ストーブ炉内の調整。
クッキングスタンドの下に置いた熾き火はすべて脇に寄せます。
このあと、フィリングを流し込んだタルト型を再び焼くので底が焦げないようにするためです。

5.グリドルをクッキングスタンドの上に置いて、丸網をのせ、
その上にタルト型を置き、10分ほど焼いて、完成です。
薪ストーブで胡桃と楓のタルトを焼く

メープルシロップは、「砂糖楓」の樹液を煮詰めたもの。
今年取れたての「胡桃」は渋皮も香ばしく、メープルの甘い香りとよい組み合わせ。
こんなお菓子を作ったときは、森のなかに立つ木の姿を思い浮かべながらひとくちかじってみてください。

薪ストーブ料理:胡桃と楓のタルト

木の気持ちが伝わってくると思いますよ。

 

 

子どもたちと紅葉の公園

毎年1回は遊びに行く大好きなところ。
美しい紅葉の写真を集めました。

あでやかで目の覚めるような素敵な景色に心も染まりそうでした。



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コメント

  1. 高橋さん、
    とても美味しそうなタルトです。食べてみたいなぁ。
    胡桃の緑の皮をどうやって取るのでしょうか?この辺の人は「土の中に埋めるよ」と言われました。
    そうやれば忘れたやつが木になるでしょうね。

    紅葉はとてもきれいです。あそこは柏崎の公園ですか? ポール

  2. 胡桃と楓、どちらも豊かな恵みをもたらす素敵な木ですね。
    自然の力を感じるやさしい甘さでした。
    リクエストがあれば、いつでもお作りしますよ。

    そのとおり、胡桃の外皮は土に埋めたり、水に漬けたりします。
    すぐに、とれてしまいます。

    土に埋めた胡桃が芽をだしたところ、想像すると楽しいですね。

    特に今年はきれいな紅葉・・柏崎 松雲山荘です。

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