薄紅桜餅
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3月の上旬、ようやく積もっていた雪の嵩が減り始めました。
それでも雪は名残惜しそうにその後何度か降ってきましたが・・。
久しぶりに見る石垣です。
雪の重みでくずれることなく現れて良かった。
そして、濃い緑の「這い松」も力強い姿を現しました。
古い家並みが残る柏崎大沢の集落。
モノクロの世界から少しずつ色を取り戻し始めています。
薄紅桜餅(6個分)
- (白あん)
- 白いんげん豆 …200g
- 上白糖 …200g
- (求肥)
- 小麦粉 …30g
- 白玉粉 …30g
- 上白糖 …大さじ2
- 水 …130cc
- 赤の色粉 …少し
- 桜の塩漬け
白あんを作る
1.白いんげん豆はザルに入れ、よく水で洗いたっぷりの水に一晩つけておく。
2.ソースパンに豆と水を入れ、ストーブトップに置き、ふつふつ泡が立つまでおく。
5分ほどそのままにしてザルにあけ、水で洗い、鍋に戻し、
ひたひたの水を加えて250度くらいになったストーブトップに置く。
3.そこへ上白糖を1/3加えて煮る。
5分ほどたったらさらに1/3加える。
4.豆を指でつまむとすぐにつぶれるくらいになったら残りの上白糖を加えて煮含める。
5.水気が少なくなったらザルにあけ、裏ごしする。
6.裏ごしするとほろほろしたそぼろのようになる。
7.甘みのつまった煮汁を50ccほど鍋に移し、そこへ白いんげん豆のそぼろを戻す。
8.水気をとばすように混ぜ、あんのまとまりがよくなったら完成。
9.落ち着いたら6つに分け、俵型に丸める。
求肥を作る
1.ボウルに小麦粉30gと白玉粉30gを入れ、
少しずつ水を加えながら泡だて器でよく混ぜる。
2.上白糖を2回に分けて入れ、なめらかになるまでよく混ぜる。
3.赤い色粉を爪楊枝の先にとり、ほんのり薄紅色になるくらいに加えて混ぜる。
そのまま1時間くらいねかせておく。
4.桜の塩漬けをたっぷりの水で塩抜きする。
キッチンペーパーにとって水気をとる。
5.ストーブトップでフライパンを予熱し、
薄く油を引いてねかせておいた「たね」を大さじ2くらい、楕円になるよう流して焼く。
火の通った求肥はキッチンペーパーの上に並べて冷ます。
仕上げ
冷めた求肥で白あんを包み、上に桜の塩漬けを飾って、完成。
使用ストーブ
» バーモントキャスティングス アンコール
クックウェア
» エマリア ミルクパン
» ターク クラシックフライパン
春待ち草子
「薄紅桜餅」の上に飾った桜の花は、
去年の春に私の庭で咲いていた八重桜を摘み、塩漬けにしたもの。
手に取るとほのかに桜の香りがします。
まだ花の季節には遠く、時間を待たなくてはなりませんが、
その時まではこの桜の香りを楽しんで、
いつか来るやさしげな花が開く刻を待ちたいと思います。
美味しいお菓子には共に清々しいお茶もいただきたくなるもの。
山形からお目見えした素敵な「ティーポット」と「鍋敷き」をご紹介します。
沸かしたお湯が“まろやか“で美味しいお茶を楽しむことができ、
「挽き目」の鋳肌の美しさ、鉄瓶の内側のホーロー仕上げが
「錆びにくい」という機能性を併せ持ったティーポット。
そして熱くなったティーポットを安心して置ける鋳物の丸型鍋敷き。
入れ子状になった3つの輪がそれぞれ独立して使えるデザインです。
桜の花びらの「薄紅桜餅」と若草色のお抹茶で
春に一歩近づいてみるのはいかがでしょうか・・?