海老とブロッコリーのピザをピザストーンで焼く
~秋の庭~
草丈はもはや伸びず、日増しに黄色みをおびていく。
さわやかな光に誘われて庭に出た。
星の王子様が大切にしていた一輪のバラはこんな花だったかな?
一歩一歩近づく白い季節にそなえ、時折ストーブ周りの準備をし始めています。
乾いたウェスでストーブをふいているとホウロウがかけている部分がいくつかみつかりました。
でっぱったところや可動部のちかく、いつのまにか欠けていることがあり、
そのままにしておくと錆びたり、欠けが広がるのでホウロウ修復液を塗っておきました。
春先のストーブシーズンの終わり、取り出しておいた炉内の灰、
(湿気をさけるため夏場のストーブの中は空っぽです)
ふるいにかけ、異物を取り除いてきれいになったものを灰受けに戻します。
残ったのは、「いい肥やしになって!」と畑スペースに撒きました。
一輪車の小枝は畑の周りにたてていた桜の枝の柵。
ひと夏の役割を終え、焚き付けとしてとっておきます。
普段の暮らしのなかでできる、ものを使い切るための行いは地味なようだけど、結構楽しい。
木、いっぽん、枝、いっぽん、何に使えるかなぁ、と何気なく思いをめぐらしていく。
そして今日は、バジルがわんさと茂っていたので、それを使ったピザをストーブ炉内で焼くことにしました。
ストーブに火を入れるのは久しぶり。
この夏びっくりするくらいの暑さだったけれど、
今となっては夕暮れ時、虫の声も聞こえ、涼しい空気も漂うようになっている。
炉内に細いたきつけをたっぷり押し込んで、火をつけて。
ピザが焼けるような熾き火になるまで、1~2時間はかかるので、
その間、生地作りやトマトソース、トッピングの準備をしていきましょう。
今回はピザストーンを使って焼いてみることに。
このピザストーンは耐火レンガでできていて、熱のまわりをよくしてピザをおいしく焼き上げます。
ファイヤーサイドさんにて10月中旬発売予定です。
発売前の製品をお借りして試用してみました。
ストーブの炉内で使う場合はクッキングスタンドとセットで使用します。
ラウンドグリドルにもはまる大きさなので、今回一緒に使っています。
十分な予熱を忘れずに。
ピザ生地 (ピザストーンで4枚分)
- 強力粉 …500g
- ドライイースト …小さじ2
- 砂糖 …大さじ2
- オリーブ油 …大さじ2
- ぬるま湯 …300cc
1.ボウルにぬるま湯以外の材料をいれる。そこへ、250ccほどぬるま湯をいれ、ざっと混ぜる。
2.生地のかたさを見ながら、残りのぬるま湯を加え、よく捏ねる。
3.まとまったら、表面にオリーブオイルを塗り、
ボウルにラップをかけて室温で一時間ほど置き、発酵させる。
トマトソース
- トマト缶 …2缶
- にんにく …3かけ
- オリーブオイル …大さじ2
- 塩 …適量
1.フライパンにオリーブ油を熱し、みじんにしたにんにくを焦がさないように炒め、
そこへ、トマト缶をいれる。
2. 水分を飛ばすように木ベらで混ぜ、もったりしてきたら塩で味をととのえる。
トッピング
- 茹でた海老 …25尾くらい
- 茹でたブロッコリー …1玉ぶん
- マヨネーズ
- シュレッドチーズ
- モッツァレラ
- バジルの葉たっぷり
ピザを焼く
ピザ生地を4等分する。
ピザストーンからはみ出さない大きさに生地を広げ、
トマトソースを塗る。
彩りよくトッピングを並べ、
予熱したピザストーンの上でこんがりと焼き色がつくまで焼いて、できあがり!
夏場で生地がだれ気味だったのでクッキングシートを使いましたが、
基本的にはシートはなくてOKです。
クッキングシートを使う場合でも直火にあたらなければ燃えたりせず、
2回くらいは使用することができます。
今回のピザは私のブログのなかでトッピングのアイデアをよせていただいたものを
組み合わせて作ってみました。(どれも、おいしそう、ありがとうございました!)
焼きあがって・・、海老、ブロッコリー、マヨネーズ、モッツァレラのハッピーでおいしい出会いに感激!
マヨの酸味がいいアクセントになっています。
ピザストーンは熱の伝わりが穏やかなためか、生地も焦げにくく、きれいな焼き色でした。
ピザストーンでのピザ作り楽しく拝見しました。
大変恐縮ですが、教えて下さい
ピザストーンなしでラウンドグリル(ロッジ社)だけでも焼けますか
むろん、おきびで焼きますが、扉はしめるのでしょうか、
それとも、柄の部分を外に出し焼き具合を見ながら焼くのですか
ピザストーンでラウンドグリルで焼く場合はストーブの扉はやはりしめるのですか
これから使うストーブはアンコールです。
よろしくお願いいたします。
杉山さま。
お返事が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。
ピザストーンで焼くピザの記事をお読みいただき、ありがとうございました。
ファイヤーサイドスタッフからも解答があったと思いますが、私からも
ご質問にお答えいたします、ピザストーンが無くてもピザは焼けますよ!
ただ、鋳物のラウンドグリドルは熱のあたりが強いため、おき火が強いとピザの底面が
焦げやすいという点もあります。グリドルの真下にはおきを置かないようにしたほうが
良いと思います。
また、扉は閉め、グリドルの取っ手は横向きにして焼きます。
焼き具合を確かめるのは、アンコールなら、トップローディングドアを開けて、あるいは扉を閉めた状態のフロントドア越しが良いかと思います。
ピザを焼く時は、どんな場合でも、フロントドアは閉めた状態で・・。
オーブンと同じ働きなのです。アンコールでの、クッキング楽しんでくださいね!
私のブログでもストーブクッキングの話題は書いていますので、よかったらのぞいてみてください。http://blogs.yahoo.co.jp/spring_bring_ring