ターク社の「クレープ」シリーズフライパン&小麦粉のクレープ 高知産文旦の柔らかいジャム添え
はじめまして!ウッドストーブ・クッキングアドバイザーの高橋みなです。
今月から、おすすめのクックウェアとそれにぴったり合うお料理、
そしてお手入れのコツなどを皆さまに楽しくご紹介していきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。
ふきのとうたちもあちらこちらで顔を見せるようになりました。
雪深いこの地、新潟ではまだまだ薪ストーブに火を入れなければなりません。
今回はファイヤーサイドカタログのクックウェア最初のページに登場する
ターク社「クレープ」シリーズのフライパンを使って、小麦粉のクレープを作ります。
鉄製フライパンの焼き慣らし
調理に取りかかる前に、新しい鉄製のフライパンの「焼き慣らし」についてご紹介しましょう。
「焼き慣らし」とはフライパンに油をなじませる為の工程です。
こげつかず使いやすくなるので必ず行ってください。
1. 中性洗剤で洗い、ストーブトップやコンロで水分をとばしたあと、
フライパンを十分熱し、サラダ油を大さじ1ほど入れる。
2. 油がフライパンの表面にまんべんなく行き渡ったら、
じゃがいもの皮やにんじんの皮、キャベツの外側の葉などくず野菜と塩小さじ1を入れて、炒める。
3. 野菜がこげ茶色になり、フライパンが黒っぽくなりはじめたら
キッチンペーパーなどで油をフライパン全に馴染ませ、火からおろす。
中身を捨て、フライパンを熱湯でゆすぎ、よく乾かしたら完了。
新品の状態とは変わり、表面が薄茶色になっています。
これで準備は整いました!
さっそく、クレープを焼いていきましょう。
材料
[クレープ生地]
- バター ・・・15g
- 卵 ・・・2個
- 砂糖 ・・・20g
- 薄力粉 ・・・80g
- 牛乳 ・・・250cc
[文旦ジャム]
- 文旦 ・・・2個(グレープフルーツでもOK)
- 砂糖 ・・・大さじ1
- はつみつ・・・適量
作り方
1. バターを湯煎で溶かしておく。
2. ボウルに卵を入れ、ときほぐす。砂糖、薄力粉を加えて混ぜ、牛乳、バターを加えて混ぜる。
3. 2の生地を冷蔵庫で2~3時間ねかせる。
4. ストーブトップの温度をサーモメーターで計って220度くらいに上げ、フライパンをおく。
5. ねかせた生地をおたまに8分目くらいとり、フライパンの中央から丸く広げる。
6. ふちがちりちりと色付いたら裏返し軽く火を通す。
7. 4つにたたみ、器に並べておく。
8. 文旦は皮をむき、薄皮もとって実だけにし、砂糖を加えて鍋で軽く煮詰める。
9. 器に並べたクレープにはちみつをかけ、文旦のジャムもたっぷりとかける。
◆
文旦は南国高知の柑橘類。厚みのある皮のなかにはさわやかな果実がぎゅっとつまっています。
マーマレードにしてもおいしそう・・。
繊細な焼き目のついたクレープにはやさしい甘さの手作りジャムが似合います。
ターク社の「クレープ」シリーズは底面が他のフライパンより広いので、大きく広げて焼きたい料理にぴったり。
ふちが浅く返しやすいため、本当にクレープを焼くために開発されたことを実感できます。
薪ストーブショールームのストーブクッキングの講習会でも使いました。
メニューは“そば粉のクレープ”です。
こちらは食事むきのチーズ、ハム、温泉卵をトッピング。
「柄が長いから、熱くなりませんね。」
「ホットケーキもいいんじゃない?」
皆さんすでにいろいろな使い道をイメージしていました。
たかが道具、されど道具。シンプルにして、力強く、そして美しい鉄の調理器具たち・・・
「このフライパンだったらこんな料理作りたい!!」
おおいに迷ってお気に入りのクックウェア、見つけてください。
*編集部注:ターク クレープシリーズは、2011年3月現在、販売を終了しております。