高橋みな 火のあるお料理とクックウェア探検

ウッドストーブクッキングアドバイザー高橋みなが楽しい料理と共にクックウェアの可能性に迫る!

薪ストーブで焼くベーグルのサンド

薪ストーブで焼くベーグルのサンド

 

 

5月の終わり、
集落のはずれのブナ原生林へ近所のおじさんたちと林道整備にやってきました。
冬の間の倒木や遊歩道を隠してしまった杉の落ち葉を片付けるためです。

浅葱の群生がそこかしこに見られる明るい山道、
ひと足踏み出すごとにネギの香りがむんむんと空気中に漂います。
なだらかな斜面を300mほど進むとブナ林の入り口が見えてきました。

初夏の気配を感じる太陽の光を、
ブナの黄緑色の葉がまぶしく照り返しています。

ほの暗い森へ入り、次第に勾配がきつくなっていく木の階段を、
片手に燃料、もう片方にチェーンソーを持って登っていくのはかなりつらく、
息切れしながらようやく山頂につくと、
山に慣れたおじさんたちは早くも倒木の撤去作業に取りかかっていました。

道をふさぐブナの倒木は中が空洞になっています。
そして、枝分かれするあたりにはいくつもの丸い穴が開いていました。
キツツキが開けた穴のようです。
木の中身はすっかり「土」と化し、
これじゃ、いつ倒れてもおかしくないなぁ・・、という具合。

それを短く伐ってじゃまにならないところまで運んだあとは
遊歩道をおおっている杉の葉の片付け。

「ビビラ」(竹の熊手)を使って掃きながら山道を降りてゆきます。
静かな森には高木の木陰を好む山野草が
あちこちに可憐な花をつけていました。

シロバナノエンレイソウ、ナルコユリ、イワカガミ・・。

カンガルーのポケットのような「ブナの植木鉢」。
楓の幼木がかわいらしい。

ミステリアスな容姿をあらわす「マムシ草」。
このあたりの山の人は「山こんにゃく」と呼んでいるそうです。

山で過ごしていると動物はどこにも姿を見せていないのに、
どこか人の目には届かない遠くからそっとこちらを伺っているような、
そこはかとない“何か”の気配を感じることがあるのですが、
それはもしかすると木々の精霊が静かに見守っている視線なのかもしれません。

6月に入って1週間がたち、沖縄では早くも梅雨があけたとか。
ここも天気の良い日が続きます。
すっかり薪ストーブに点火することも遠のきましたが、
ときには 「薪釜焼きのパンが食べたい!」 ということで、
今日は薪ストーブで 「ベーグル」 を焼いてみました。

 

 

プレーンベーグル

薪ストーブで焼くベーグルのサンド

 

 

  • (8個分)
  • 強力粉 …300g
  • ドライイースト …小さじ1
  • 塩 …小さじ1
  • オリーブオイル …小さじ2
  • 上白糖 …小さじ2
  • ぬるま湯 …200ccくらい

 

 

1.ボウルに強力粉を入れ、
その上にドライイースト、上白糖、塩、オリーブオイルをおく。

2.200ccのぬるま湯を加え、全体を混ぜ合わせる。

3.10分ほどこねて表面がなめらかになってきたら全体を丸く整える。
オリーブオイルをベーグルの表面に塗って乾燥を防ぐ。

4.温かいお湯をはったボウルの上にベーグルの入ったボウルをのせ、
ラップをしてその上にふきんをかぶせ、
暖かいところで50分~1時間発酵させる。

5.その間にストーブを点火。
ストーブトップに水を半分入れた
ロッジ ダッチオーブン ループハンドル」をのせ、蓋をして湯をわかす。

6.1次発酵の終わった生地を手粉を振った作業台にとりだし、8等分する。

7.きれいに丸めてとじ目を下にし、なめらかな方に人差し指をさし、
両方の人差し指を使ってくるくると穴を開ける。

8.すべて穴を開けたら湿らせたキッチンぺーパーで上から覆い、
乾燥を防ぎ20分ほど発酵させる。

9.ダッチオーブンの蓋をあけ、ぷつぷつと泡がたっていたら
2次発酵の終わったベーグルを片面30秒ずつ茹でる。
この作業を「ケトリング」といい、
こうするとベーグルならではの噛みごたえのある生地になります。

10.両面とも茹でたら網杓子ですくってざるにのせ、水気をきる。
すべてのベーグルが茹で終わったらダッチオーブンの中の湯を捨て、
中に丸網をセット。そこへ、ベーグルをのせる。

11.ストーブトップのサーモメーターが220度~250度をさした状態で
薪がおき火になってきたら炉内に広げ、クッキングスタンドをセットする。

12.ベーグルの入ったダッチオーブンをその上に置き、
フロントドアを閉め、10分~12分焼く。
火かきぼうなどで蓋を開け、中を確認し表面にうっすら色づいていたら完成。

使用ストーブ » バーモントキャスティングス  アンコール
クックウェア  » ロッジ ダッチオーブン ループハンドル
 

 

夕暮れのガーデンレストラン

気持ちのよい夕暮れまでの時間・・。
庭のファイヤープレイスでベーグルに挟むチキンを焼くことにしました。

小枝を集めて焚きつけにして、
ほどよくおき火になったところでクッキングスタンドを置き、
その上にターク クラシックフライパンをのせます。

オリーブオイルをたらし、
鳥もも肉を皮目のほうからこんがりといい色に焼く。

もちろん塩をきかせるのを忘れずに。

裏返して中まで火が通ったら、半分に切ったベーグルに、
その他のお好みの具と一緒にたっぷりとはさんでいきます。
今日は、サニーレタス、ミニトマト、クリームチーズ、畑のバジルなどを用意しました。

この他、ローストビーフとクレソン、
スモークサーモンとブルーチーズ、チャイブの組み合わせも美味しそうです。

春先でまわる小粒のいちごで作ったプリザーブがあったので、
これもクリームチーズの上にたっぷりのせて・・。

葡萄の葉のランチョンマットに赤ワインを添えて。

山に落ちてゆく夕日を見ながら
ちょっと早めの夕食にするのもこの季節の楽しみです。

 

 



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コメント

  1. こんにちは。ペンションと~がらしのオーナーです。
    素敵な活動をされてらっしゃいますね。薪ストーブもダッチオーブンもどちらも欲しい欲しいと思いながら、まだ実現できずにいます。せっかくこんな場所に住んでいるのだからもったいないのですけど・・・。

    ベーグル、とても美味しそうです。トリをはさんでガッツリ食べたいです。しかも森の中で。薪ストーブは持っていませんが、オーブンで普通に焼いてみようかな。もちろん、挟むトリなどは外でバーベキューします。

    次回のエッセイが楽しみです。どんな感じになるのでしょう?

    それでは、また。次回も覗かせてもらいますね。

    (追伸)
    facebookとtwitterでこのサイトを宣伝しておきましたよ^^

  2. こんばんは!

    先日はありがとうございました、とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。

    森の中にいるとほんとに気持ちが安らぎますね。ベーグルはどんなお料理にも合う

    懐の深~いパン、グリルした鶏もぜったいおいしそう!

    森の美味しい空気と時間がさらに引き立ててくれるんですね。

    今後ともよろしくお願いしますね。

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