春立ちぬ日に、まだ雪が残る庭と我が赤いアンコールを愛でながら、わたしはこう歌おう。
» Love me as I love you…の全文を読む
妻が庭から帰ってきて、笑っている。
「嬉しそうじゃん」
「これよ。見て」
» No shortcuts. No cheating.…の全文を読む
礼儀正しい青年だった。日の出を待って、金峰山から下山してきたのだ。少しやつれて日焼けして、いい顔してた。紅葉に染まった山で、青春の悩ましさを燃やしてきたんだ。
» LIVING THE GOOD LIFE…の全文を読む
1982年の秋に、この寒い山に辿り着いた。来たときの道は忘れてしまった。私は山に住む浦島太郎になった。太郎は愚かよのー。わたしだったらずっと竜宮に居ただろう。以来、ずっと木工に興じている。
» 薪焚き人の椅子作り…の全文を読む
わたしは物好き男だ。「物より心が大切です」なんて言う奴には、飛びかかって胸ぐらつかんでやりたい。なぜなら、物は人の心の鏡としてあるからだ。
» 寒山子 長如是…の全文を読む
菜園のレイアウトをリノベイションしている。圃場を拡張し、その整備に心を砕いている。食料増産5カ年計画のスローガンを掲げたのはいつだったかな? 忘れた。ともあれ、我らが菜園は進化しつづけている。
» THE GARDEN…の全文を読む
海洋性の南岸低気圧が豪雪をもたらした。スノーシューを履いて村道まで出てみようと試みるも、50m進むのに30分かかる有様。娑婆との接触は一週間途絶えた。
» またの春を待ちながら…の全文を読む
“孤立無援”を標榜して憚らない自分だが、実は多くの同士に支えられてこの山暮らしはある。わかっています! 人も薪も寄り添うことで、燃えるんです。
» 薪ストーブと孤独…の全文を読む
“いすゞ”の6輪駆動6トントラック“ロッキー”が、丸太を満載してやって来た。ペルシャ湾からではなくて、村の林野から薪エネルギーが届いたんだ。
» 仙人になろう…の全文を読む
実を言えば、刃物研ぎで一番厄介なのは“荒研ぎ”なんです。どんなに平らな砥石を使っても、刃先はどうしても丸っ刃になっていくものだ。そんなわけで、ここで“秘密兵器”を登場させたい。
» 包丁を研ごう。古きに戻ろう…の全文を読む