フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

南信州・薪焚き写真日記

岐阜の桜は、すでに3月末に満開。


桜に酔いしれる事もなく、巨木に立ち向かっておりましたが
儚くもすでに葉桜となっています。

「三日見ぬ間の桜かな」
“桜”を用いたことわざは、はかなさを意味する場合が多いですが、
”春”は縁起のいい意味に使われているようです。

「冬来たりなば春遠からじ」
今は不幸な状況であっても、いずれ幸せが巡ってくる。
「花咲く春にあう」
認められなかったことが、ようやく世に出る。
「我が世の春」
物事がすべて順調にいき、絶頂の時期。

春は気持ちも華やぎ新たな始まりの季節です。
しかし私はとてもそういう気分になれません。

本格的な薪ストーブシーズンが終わってしまい
私の春は
ストレスとの戦い
花粉症との戦い
雑草との戦い
虫との戦い
・・・
最も苦手な季節の到来なのです。

ですから今月は内容に乏しいエッセイです。
(毎回乏しいですが・・・。)
今回は3月に撮影した画像を
簡単なキャプションでランダムに紹介させて頂きます。

 

南信州・薪焚き写真日記

4月初め、Kベースの桜はまだ開花していない。

代わりに地面いっぱいに咲き始めた小さな黄色い花。
未だに名前が分からない。


ヒメオドリコソウもあちこちに伸び始めた。
憎き雑草としか思えないが、野に咲く花として鑑賞すべきなのか・・・?

3月の南信州はまだまだ寒かった。

起きてすぐ3つのケトルを沸かす事もある。

朝食メニューはアボガドトースト。

アボガド・ゆで卵・マヨネーズを混ぜ、チーズをトッピング。

炉内でこんがり焼く。


コーヒーとサラダ、そして好物の小倉ヨーグルトを添えて。


耳を立て「パンの耳が欲しい!」と毎回せがまれる。

ログハウスマガジンの取材に向けて、

森でスギを切り倒し、タープテントの骨組みにする。


取材は焚き火シーンを自撮り。

昼食はシーフードペンネ。

トマトベースに味噌が隠し味だとか・・・。


ストーブトップで具材を炒め、ペンネを加えて数分煮込む。


イタリアンパセリを散らして、熱々を頂く。

食べてすぐ動くと消化に良くない。

と知りつつ、すぐ作業に取りかかってしまう。
南信州では、とにかく時間が早く過ぎる。


岐阜から持ち込んだエノキの切り株を平らに切り直す。


薪割り台ではなく、4月末に発売されるキンクラの台座づくり。
待ち遠しい・・・。

時間が惜しいと言いつつ、コーヒーは必ず飲む。

お湯の温度はやや低めの75~80℃。


まったりとした甘みのあるコーヒーが好みです。

時間が惜しいと言いつつ、必ず焚き火はする。
(雑木の処分も兼ねて)

還暦らしく、赤いポンチョをまとって・・・。


夕暮れから夜にかけての焚き火が最も薪と向き合える。
朽ちた雑木でさえ愛おしく思えてくる。

焚き火はやっぱり独りがいい。

 

(隔月連載。次回の更新は6月上旬です)

 

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コメント

  1. こんにちわ!いつも楽しく読ませてもらっています!
    質問なのですが、グレンスの斧を初めて購入を見当しているのですが、ワイルドライフ、ハンター、アウトドアアックスを考えています。
    目的は焚き付けとソフトなブッシュクラフトです!
    (いまのところ。。ですが、はまってしまっています)
    もし、よろしければ使い分けてるポイントなど、お聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします♪

    • たどりさんへ
      こんにちは、いつもありがとうございます。

      お問い合わせの件ですが、
      ワイルドライフは主に焚き付けづくりに使い、ハンターは焚き火キャンプ等で万能的に使います。
      アウトドアアックスは、まだ使ったことがありませんがこれから揃えていきたい1本です。
      たどりさんは多目的のようでもありますので、ハンターがいいような気がします。
      斧頭は適度な重さがあり、片手でも両手でも扱え、様々なシーンで活躍すると思いますよ。
      できればお近くの取扱店で実物を手にとって、自分に合った斧を選択された方がいいと思います。
      グレンスフォッシュは世界のブッシュクラフターに愛されている、素晴らしい斧です。
      これからが楽しみですね。

  2. 写風人さん、お返事ありがとうございます!!
    過去の記事で、ベース作成にハンターを持っていかれていたので、やはり、ブッシュクラフトにちょうどよさそうですね☆手にとってみる機会を作ってみようと思います♪
    ほんとに、お返事、嬉しいです!!
    次の記事を楽しみにしていますね☆☆☆

    • たどりさんへ

      実はハンターは一番のお気に入りで、使う頻度も多いです。
      ファイヤーサイドのカレンダーを描かれている伊東孝志さんも愛用されています。
      握った感触など、じっくり検討してみて下さい。

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