フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

今シーズン薪不足につき・・・

4月は岐阜に帰り仕事を手伝うことになっていましたが、新型コロナの影響ですべて中止。駒ヶ根でも土日のバイトが休みになり、ずっと家に引きこもり薪づくりに明け暮れていました。
今月のコラムはその薪について。


今シーズンに用意した薪は、パレット6枚分で約7立米、ログラック4つ分で約3立米、合計10立米ほど。


多少は来シーズンに持ち越すと安易に期待していましたが、まったく見込み違いでした。4月に入った時点でパレットの薪は使い果たし、現在残っているのはログラック2つ分。
薪ストーブも今シーズンから始めて3台体勢を迎えましたが、予想以上の消費量でした。と言っても3台フルに焚き続けている訳ではありません。


リビングにあるロギは、10月中旬から現在までほぼ毎日焚き続けています。
私の部屋にあるデファイアントと玄関のアンコールは、夕方から焚く程度です。
シーズン途中には残りの薪も乏しくなり、チビチビと節約しながら焚いていました。
惜しみながら焚くというのは、どうも侘しい気持ちになります。

さて、来シーズン用の薪はどう調達しようか・・・?
岐阜に住んでいるときは、友人の造園業から定期的に伐採木が運ばれる状態でしたが、こちらでは原木購入しか今のところ手立てはありません。


昨年暮れに雑木を9トン注文。


それだけでは足らないので、今年に入って更に3トン追加。
ナラは高価なので広葉樹の雑木ばかりを頼んでいます。
そして意外に必要なのがロギの焚き付けに使う針葉樹。


隣の森をここ数年間伐していなかったので、
地主さんの許可を得てヒノキを4本ほど間引きしました。


これだけあれば2年分の焚き付けが出来そうです。
そして予期せぬ収穫もありました。


ご近所さんが伐採した松の処分です。
以前なら見向きもしない樹種ですが、松といえど乾燥させれば立派な薪エネルギー。
直径30~40cmの玉切りが100個近くも集まったのでひとまず安心。

割った薪は、山積みにしてしばらく風雨にさらします。

1ヶ月ほど野ざらしにしてから積み上げます。
ほとんど井桁型ですが、今回は試験的に円形積みにも挑戦してみました。


直径が小さいと崩れやすいので、最低でも2mほどの直径が必要のようです。
積むに従って外周に隙間ができ低くなるので、細い薪で調整しながら積み上げていきます。
最後に白樺やヒノキの樹皮で屋根を覆いひとまず完成。
湿気の多い日本では適さない組み方かもしれませんが、秋頃には何本か抜粋して含水率を調べていこうと思います。

乾燥の早い針葉樹は残し、先に広葉樹をすべて割り切りました。

昨年暮れに割った薪を秋から焚くには10ヶ月ほどしか乾燥期間がありません。
最低でも1年は乾燥期間が必要と言われていますが、それは薪の太さと乾燥方法にもよります。
太割りにした薪を隙間なく薪棚に積んでしまえば乾燥も遅くなります。


なるべく中割りにして隙間をあけて井桁に組み、夏まで野ざらしにしてみようと思います。
ただ井桁型に組むにはそれなりの「時間」と「根気」が必要。
参考までに私の組み方を一通りご紹介します。


まず形の整った薪を大まかに選別し、太さ毎に仕分けします。


樹皮がはみ出ている薪はアンバランスになるので、きれいに削ぎ落として形を整えます。


板などを使い、その都度目測で水平を確かめながら組んでいきます。


ガタつきのある薪は、木っ端などで調整しながら安定させます。


屋根はトタンを敷いて雨を凌ぐので、ほんの少し傾斜角度をつけました。


現在の我が家の敷地です。
仕事もなくコロナ不況も他人事ではありませんが、皮肉にも薪だけは富豪並み。
新型コロナが一日も早く沈静化することを願って、暫く薪活に勤しみたいと思います。

 
(隔月連載。次回の更新は2020年6月下旬です)  

 



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