フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

薪火でサラメシ

前々回に少し触れましたが、昨年10月からファイヤーサイドの直営店「ズクショップ」に勤務しています。
駒ヶ根に移住して1年半は自由奔放な年金生活をしておりましたが、現在は週5日、初めてのサラリーマンライフ。忙しいながらも有意義な生活を送っています。
今回のコラムはズクショップでの一日を追いながら、この際なので思いっきり宣伝もしちゃいます。


出勤してまず、薪と焚き付けの補充。
大量の薪はウッズマンカートで一気に運びます。


ショールームを含めると7台の実演機があり、それぞれのウッドストッカーに薪を補充します。
私が持ち運んでいるのはHETAのウッドバスケット。
一見革製にも見える重厚な造りはリサイクルタイヤを利用しているので、床も傷つけず持った時のしなやかさもいい感じです。


それぞれの薪ストーブのドアガラスも丁寧に磨きます。
自宅ではいい加減ですが、ショールームは炎を見せるための顔ですからね。
軽度な汚れはガラスクリーナー リキッドで落とし、頑固な汚れはジェルタイプを使います。
ジェルタイプはシリコンの膜ができるので次の掃除が楽になりますよ。


薪ストーブは常時3台から5台火入れします。
またお客様のご要望があれば、焚き始めから実演しますので遠慮なくお申し付け下さい。


火入れが終わったら店内の掃除やオープン前の準備に追われます。


午前10時オープン。
ショップ内は玄関入ってすぐに庭火アイテムが展示してあります。
土曜・日曜のどちらかはポール社長も店頭に立つ場合がありますので、気軽に声をかけて下さい。貴重なお話しが聞けるかもしれませんよ。


その奥には、各アウトドアメーカーから選りすぐったギアを取りそろえています。
またズクショップでしか扱っていない絵画手ぬぐいやレアな1点物を探すのも面白みがあります。


ズクショップのガーデンでは薪割りや庭火アイテムの体験も出来ます。
この日は庭のあちこちに散乱している枝を掃除しながら、ファイヤーボウルで焚火。
キンクラでの焚き付け作りも仕事の一部です。

午前中は、接客や雑務に追われあっという間にお昼。
週末はゆっくり食事をする時間もありませんが、平日はたまに焚火や薪ストーブでランチを作ったりもします。いわゆるファイヤーサイドのサラメシです。
ポール社長もよく薪ストーブでランチを作ってますよ。
お昼時の店内には、いい香りがプンプンと漂っていることも・・・。


今回は事前にシーズニングを済ませておいたライトニングフライパンフラットパンを使ってみました。
このちょっとした手間こそが愛着へと変わるんですよね。


シーズニングのビフォーアフターです。
惚れ惚れするような真っ黒なフライパンに生まれ変わります。
使い込むほど、より深いブラックに育っていく過程も楽しみのひとつです。

それでは本日のレシピをご紹介します。

まずフラットパンでは、グラノーラのチーズせんべい。
平野レミさんがチーズとコーンフレークで作っていたのをアレンジしてみました。


チーズを並べ、その上にグラノーラを散りばめるだけなんですけどね。


弱火にかけチーズが程よく溶けてきたら火からおろして完成。超簡単です。

もう一品は白身魚のバジルソテー。

いかにも自分で仕込んできたかのような言い草ですが、これは地元のスーパーで買った冷凍物です。ササッとソテーして完成。


写風人のサラメシです。
(中井貴一さんのサラメシ、取材に来てくれないかな~。)


食後は少しお湯を注いでやれば、汚れもすっきり落ちます。
オーストラリア産の低炭素鋼を用いられているようですが、滑らかな表面はまるでテフロン加工してあるような印象です。
何より継ぎ目のない1枚物のシームレスが最大の魅力です。

こんな感じで昼が過ぎ、午後の勤務が始まります。
そして閉店6時前、薪の補充に外に出ると、南アルプスから大きな満月が昇り始めました。


2月の満月「スノームーン」です。
思い起こせば、この壮大な山々に惹かれて移住を決意したんですよね。
そして駒ヶ根にはファイヤーサイドがある。
まさか引退後にそこで働くとは(想像してましたが・・・)今となっては趣味と実益を兼ねたサラリーマンライフです。

しかし、いちユーザーとして薪ストーブのことは分かったつもりでいましたが、接客を通して学ぶことの多さを痛感しております。
まだまだコロナも落ち着かない状況ですが、駒ヶ根は南アルプス・中央アルプスが最も美しく見える街です。
是非ズクショップにもお立ち寄り頂き、様々な情報や貴重なご意見をお聞かせ頂ければ嬉しいです。

 
(隔月連載。次回の更新は2021年4月下旬です) 



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