フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

冬に備えて、そしてロギも始動!

天皇陛下即位の礼。
前日からの雨の中、即位礼正殿の儀が始まると突如雲の合間から青空が。
神秘的すぎるとSNS上では「エンペラーウェザー」として注目を集めました。
時同じくして、
南信州でも寒い雨が降り続き、空も厚い雲に覆われていました。
昼前には雨も止み、雲の切れ間から南アルプスの山々が顔を覗かせると、


真っ白な初冠雪!
もう冬ですね~。

駒ヶ根の家では冬に備えて少しずつ準備を始めました。

昨年末に割った薪でも、棚の南側、上の方、下の方とそれぞれ乾き方が違うので、
斧で半分に割り含水率系で乾燥具合を確かめながら、軒下の薪棚に移動。


最近割った薪は置き場所がないので仮説の薪棚で雨ざらしにしてあります。
今後薪棚も作っていきたいので、すぐに撤去できるようブロックと枝で簡易的な棚です。

また冬になると気になるのが室外温度と湿度。
今まで使っていた温度計が壊れたので、新調しました。

右側の温湿度計は窓の外に貼ってあるので、部屋の中から外気温が一目で分かります。


薪ストーブでぬくぬくしながら、
「外は寒そぉ~」などと見比べるのも冬の楽しみのひとつです。

そして今シーズン初めて焚くのがHETAのLOGI(ロギ)。
と言っても5月に設置してから何度も焚いているので、ある程度慣れてきました。
ロギに関してはまだビギナーの部類ですが、現段階でレビューしたいと思います。

シーズン突入ということで、まずはガラス掃除から。

クリーナーはジェルタイプを愛用しています。
容器もかさばらず、磨いた後にシリコンの膜ができるので次の掃除も楽になります。
またホーロー本体のクリーナーにもなるので便利です。


大きなフロントガラスは、いわゆるロギの顔。
汚れや曇りのないガラスは気持ちのいいものですね。


薪は窓から直接取り込めるので、虫食いの薪なども平気で燃やしちゃいます。

ロギの焚き始めはトップダウン。

火力調整レバーを最大にして、薪は隙間を開けながら井桁に組んでいきます。
中段から燃えやすい針葉樹を積み上げ、トップに着火材を置いて点火。
燃え始めは内部のパネルが煤で黒くなりますが、
しばらくすれば煤も取れて元通りになります。


ロギはなんといっても炎の美しさにあります。
何度焚いてもついカメラを向けたくなりますが、
仕事柄どうしても気になるのがガラスの写り込み。
アンコールやデファイアントのような平面ガラスは写り込み範囲が狭いので処理も楽ですが、ロギは曲面ガラスなのでかなり広い範囲が写り込んでしまいます。
ですから、ロギを撮影する時はその仕掛けが大変なのです。


これが写り込みをなくした画像。
一枚上の写真と見比べると違いがよく分かると思います。
ロギの炎は魅せられてしまうけれど撮影は面倒臭い・・・、というのが本音です。

焚き始めて40分が経過しました。
時間は気にしていませんでしたが、画像のデータ情報で分かるのでデジタルは便利ですね。

トップダウンで焚き始めたままで、薪は追加していません。
その状態でオーブンは約180℃になっていました。
この日は料理する時間がなかったので、手っ取り早くドライフルーツでも・・・。


アンコールのストーブトップで作っていたときは、
パリパリになるまで丸一日かかっていました。
ただスライスの厚さに誤差があっても、フルーツの種類に違いがあっても、
長時間なら失敗はありませんでした。


ロギのオーブンでは焦げないように注意して約20分。
乾燥具合はスライスの薄いものはちょっと焦げ気味。厚いものはまだフニャフニャ。
オーブンでドライフルーツを作るときは100℃で1時間位が理想的なので、
高温短時間でやってしまおうというのは、ちょっと無理がありました。
時間があればロギでもストーブトップを利用した方が良さそうです。

オーブンと言えば、我が家にはガスオーブンも電子オーブンもないので、
オーブン料理は今までアンコールを駆使してきました。
ただ炉内が熾きになるまで待ったり、スタンドをセットしたりと、少し手間が掛かります。
その点ロギは単独でオーブンが使えるので、
焚いていればいつでも料理が出来るっていいですね。
次回はちゃんとしたオーブン料理をお披露目したいと思います。

最後は暖房について。

ロギはとにかく暖かい。我が家の中ではダントツです。
ワイドなフロントガラスからくる透過熱は今までに体感したことのないパワフルさで、
目の前に置いてあるソファは冷えた身体を暖めるためですが、
すぐに熱くなりすぎてソファのまま後退します。
またシーズン前にはひと焚きで終わらせる事が多かったのですが、
炉内が熾きになってもソープストーンの蓄熱性が優れているので、
いつまでも部屋の暖かさを保ってくれます。
今の季節なら、もう1回薪を追加する必要もなく節約にもなります。

昨年までは50畳の部屋にアンコール1台でしたが、
今年からはロギとデファイアント。
暖かく過ごせそうです。

 
(隔月連載。次回の更新は2019年12月下旬です)

 



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