フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

夏の熱源は小枝に限る

今年の梅雨は長かったですね~。
我が家は床下が直接地面になっているので湿気が隠りやすく、この長雨で押し入れや床や壁、家財道具に至るまでカビ臭くなり、この夏は入れ替わり立ち替わり虫干しの日々です。
野積みの薪棚もしかり。


円形積みの屋根は樹皮で覆っていましたが、雨の激しい時期はシートを被せていました。
そして梅雨が明けた8月、シートを外し樹皮をめくってみると蟻の大群に占領され、薪にはカビも発生していました。
卵も恐ろしいほどの数で、蟻がいなくなるまで薪を放り投げ、暫くは円形を崩していました。


蟻も姿を消し、今度は屋根を覆わないように積み上げて夏の日差しで虫干し状態です。


今年初めに組んだ円形積みですが、中段から薪を抜いて試しに含水率を調べてみることに。


キンクラで半分に割って測ってみると・・・


含水率29%。まだまだです。


ナラを小割にして井桁積みにした薪はどうでしょう?


含水率23%まで乾燥しています。
やはり小割にして風通しの良い井桁積みは乾燥も早いようです。


こちらは5月に割りしばらく野ざらしにしてから、梅雨前に薪棚に積んだ松やヒノキです。


少し太めの薪を選んでみました。


松は乾燥が早く19%でした。秋口から焚き始めるとしたらこの松やヒノキからですね。


一方、敷地内には昨年枝払いした桜の小枝が至る所に散乱しています。
これは、この夏に向けて新調したKABUTOの燃料に最適なのです。


我が家にはガスオーブンもなく、夏は薪ストーブも焚かないし野外の焚き火も暑いですから、このポータブルピザオーブンが欲しかったのです。
それにテラスデッキも出来たので天候にも左右されませんしね。


枯れきった桜の小枝は良く燃えてくれます。
松の小枝も燃やしてみましたが、やや黒い煤が多いように感じました。


うっかり薪の補充を忘れると、熾きが残り少なくなり燻る場合がありますが、下側の通気口からうちわで風を送ってやるとすぐに燃えてくれます。
ただしオーブン内に煤や灰が舞うので余熱の時に限ります。


また火持ちを良くするために重宝するのがココキューブ。
炭は大きくて入らない場合がありますが、その点ココキューブはちょうど良いサイズ。
2・3個入れておけば熾きが絶える心配はありません。


ポールさんから黄色いズッキーニを貰ったので、早速オーブン料理を作ってみました。


ズッキーニのオーブンオムレツです。
ズッキーニは5ミリにスライス、玉ねぎ1/2はみじん切り。
ボウルに卵3個を入れ牛乳100ccと生クリーム50ccを加えて混ぜ、パルミジャーノ50gを削り入れ、塩コショーを加えて混ぜ合わせます。
耐熱皿にオリーブオイルを塗り、食材を入れます。


KABUTOの余熱は約30分。
スポット温度計は持っていないので正確な炉内温度は分かりませんが、およそ300℃程だと思います。


炉内の奥は温度が高いので、5分おきに耐熱皿を90度回転させながら20分ほど焼きます。
一旦取り出し、中を確認するとまだ卵が固まっていなかったので、更に10分。


粉チーズをかけて更に焼いたので少し焦げてしまいましたが、
ズッキーニの食感も良く軽い味わいでペロッと平らげてしまいました。


これも頂き物のトウモロコシ。
長野はトウモロコシも美味しくて、これは生でも食べられる白いスイートコーン「雪の妖精」。


生で食べて、レンジでチンして、最後にこんがり焼いた溜醤油味で味わいました。

もちろんピザも数多く焼きましたよ。
ただ生地作りが苦手なので生地は既製品ですが、トッピングを色々楽しんでみました。
1枚で同じ味は飽きるので、よくやるのがハーフハーフです。
今回はちょっと風変わりなトッピングをご紹介します。


生地に、オリーブオイルを薄く塗り、3種のチーズ(モッツァレラ、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ)をのせ、半分のスペースにイチジクをのせて焼きます。


焼き上がったらイチジクにスライスアーモンドをのせメイプルシロップをかけます。
もう半分には粒あん。
考えられないトッピングだと思われる方がいるかもしれませんが、小倉トーストと似てますし、チーズ入り大福も絶品だったし、チーズと粒あんの組み合わせは美味だと思います。

相変わらず岐阜の味覚を南信州にも持ち込んでいますが、
この夏、駒ヶ根に住所を移転し、やっと駒ヶ根市民になりました。
そこで早速、市民としてPRさせて頂きます。
駒ヶ根市のふるさと納税返礼品にはグランマコッパーケトルを始めいくつかのファイヤーサイド製品がラインナップされています。
今回ご紹介した「KABUTO」も返礼品のひとつです。
是非、この機会に駒ヶ根市への応援の寄付をお願いしたいと思います。

 
(隔月連載。次回の更新は2020年10月下旬です)

 



このWebマガジンはファイヤーサイドが提供しています。

  • ページの先頭へ

薪ストーブエッセイ・森からの便り 新着案内