フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

冬は薪ストーブ料理と薪づくり

ここ駒ヶ根の家に来てから、キウイの木を伐り、栗の木を伐りと、
猿対策で実のなる木を次々と倒していきましたが、
唯一残っていた柿の木も思い切って伐り倒すことにしました。


昨年までは知らない間に実がなくなっていたので収穫したことはなかったのですが
倒してみると穫りたい放題です。
全部収穫してみたものの甘くもないので、お裾分けする訳にもいきません。

 

薪ストーブで干し柿づくり

処分するには勿体ないので、雨の降った暇な日に干し柿を作ってみることにしました。

枝の切り方だけは知っていましたが、作るのは初めて!
タテに剥く方がいいのかヨコがいいのか?
(自分的にはヨコにクルクル回した方が効率がいいのですが・・・。)


皮を剥いて2つずつ紐で結んでから、熱湯に浸します。
お湯はストーブトップでグラグラに沸かしました。


残った柿は輪切りにしてドライフルーツに。


軒下で干すこと約3週間。
タテ剥きヨコ剥きを比べてみると、やはりタテに剥いた方が形が良くなりますね。
干し柿はほんと小さくなってしまいますが、中身はねっとりと甘かったです。
本音をいうと柿は生も干し柿もそれ程好きではありませんが、
ドライフルーツにした柿はダントツに旨いと思いました。

 

11月末原木搬入


昨シーズンの原木は、腰痛を逃げ口上に何かとサボり気味になってしまい
すべての原木を割るのになんと半年も掛かってしまいました。
これらの反省を踏まえ、今シーズンは雪が降る前にすべてを割りきりたいと思います。


幸いにも、薪割り初日には若手の応援隊が駆けつけてくれて
見る見るうちに薪が山積みされました。


割って積むを繰り返していたので
意図したわけではないようですが、魚の薪アートみたいになりましたね。
これは暫く雨ざらしにして、薪棚に積んでいきます。

 

風邪で寝込んで

冬の作業は汗をかいたり冷えたり・・・、ゾクッときたらマズイと思いつつ・・・。
ここの所、身体がなまっていたこともあって不覚にも風邪でダウン。
薪割り作業は休んで、のんびりお粥でも作ってみました。


最初は強火が欲しいので、針葉樹を2本追加してトップの温度を上げます。


鍋は熱伝導に優れたコッパーオークポットを使用。
お粥はお米から作る「炊き粥」
炊き粥には、全粥・七分粥・五分粥・三分粥の4種類あり、
それぞれ水の分量が異なるようです。
今回は米1:水10の五分粥を作りました。


オークポットを強火に掛け、沸騰したら米が底にくっつかないよう一度かき混ぜます。
後はお湯の対流でお米が自然に巡回します。


塩を少し加え、蓋をずらして弱火で(またはトリベットの上に置く)
30~40分煮込みます。


好みの柔らかさになったら、溶き卵を加え軽くかき混ぜます。


お粥を器に盛り、シラスと小口ネギを散らして出来上がり。
お腹に優しく、体も暖まりますよ。

 

クリスマスには

前回のコラムではロギをレポートしましたが、
10月のちょい焚きではオーブンの温度が大して上がりませんでした。
本格的なシーズンに入り、ロギはメイン暖房として活躍しています。
オーブン温度も200~250℃をキープするようになってきたので、
クリスマスに向けたオーブン料理に挑戦してみました。
といっても定番メニューの、骨付きもも肉のローストチキンですが・・・。

【仕込み】
骨付きの場合は余分な皮や筋を取り除き、骨に沿って切り込みを入れます。
塩を全体に揉み込み、タレに漬けて冷蔵庫で2・3時間漬け込みます。
【タレ材料】
醤油大さじ2、酒大さじ1、はちみつ大さじ2、
生姜すりおろし小さじ1、にんにくすりおろし小さじ1


オーブンシートの上に水気を切ったもも肉をのせ、オリーブオイルを塗ります。


10分後、再びオリーブオイルを塗り、乱切りのじゃがいもを加えます。
オーブン温度は200~210℃をキープして、
10分毎にもも肉の表面にオリーブオイルを塗ります。


30~40分、竹串を刺して透明な肉汁が出れば焼き上がりです。


皿に盛り付け、お好みで黒コショーを振りかけます。
オリーブオイルを塗ることで、よりジューシーに仕上がりました。
赤と緑でコーディネイトすると雰囲気が盛り上がりますね。

 
(隔月連載。次回の更新は2020年2月下旬です)

 

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コメント

  1. こんにちわ!
    長い間、思い描いていた、薪ストーブのある生活、
    来春に実現することになりました!
    写風人さんのブログ、これからも楽しみに読ませていただきます♪

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