美しきコールドマウンテンと田渕義雄の世界
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「薪ストーブエッセイ・きみがいなければ生きていけない」を
執筆していただいている田渕義雄さんを訪ねて来ました。
田渕さんのフィールド“COLD MOUNTAIN”があるのは長野県川上村。
畑のマルチが銀の湖のように輝くレタス畑を幾重にも抜けた場所、
標高1500メートルの高地にその聖地はありました。
東京から来たという若い仲間とともに出迎えてくれた田渕さんは、
静寂を愛し、自然を愛し、釣りを愛し、薪ストーブを愛し、人を愛し、
そして旨いものを愛する。
木立の中のファイヤープレースではサーモンが香ばしい匂いを上げていました。
これは翌日の遠出用のお弁当のおかずだそうで、
「街に出ても旨い物がなかなかないからね」とぽつりつぶやく格好良さ。
あふれんばかりの緑の中、
じわじわと色づく鮭を眺めながら様々なお話を聴かせてくださいました。

田渕さんのもう1つの顔である家具作家の仕事場。
その名もCOLDMOUNTAIN WORKSHOP。

石組みの壁に愛らしい窓、
その中には様々な機械や木のパーツが所狭しと並び、
「ものづくり」の喜びが伝わってくるような楽しい空間。
この春夏は
「畑に愛されて、WORKSHOPのほうはなかなか時間がとれなくて」と語りますが、
貴重な椅子用の型も見せていただきました。
言葉が紡がれる場所。

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作家の書斎。書見台には辞書、iTunesからは洋楽が。
リビングに場所を移し、
奥様の彩子さんお手製のラズベリーパイと
コールドマウンテンティーをいただきながらくつろぎのひととき。
笑顔のご夫妻とアンコールの傍らでとても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
