MODEL1302 INTREPID1
ファイヤーサイドの応接室を暖めている旧型のINTREPID1 マジョリカグリーン(1982~1988製造)のメンテナンスを、今回は入社4カ月目に突入した営業スタッフ小松君の研修も兼ねて行いました。
ファイヤーサイドの社屋では多くの薪ストーブが実際に焚けるようになっていますが、唯一のOLDタイプですので、二次燃焼機能がない分、シーズン中から煙突の煤の付き方が気になっていました。
身支度を整えてまずは屋根上から煙突の掃除です。
予想通り少し荒い煤が付着しています。
煤の状態は薪の乾燥具合や燃焼の温度、二次燃焼機能の有無などで様々な状態がありますが、
量や状態でシーズン中の薪ストーブが上手く焚けているかどうか目安にもなります。
煙突掃除が終わったところで今度はストーブ炉内のメンテナンスです。
私自身も過去に数回しか見たことのないOLDタイプですので
炉内分解や掃除が不安でしたが、とてもシンプルな構造でした。
炉内の状態を確認や点検をしながら分解を進めます。
燃焼空気の経路、煙の経路を意識しながら灰や煤を取り除きます。
掃除終了後、部品を元に戻し、ファイバーロープの交換です。
ファイバーロープはストーブの気密を保つために重要なパッキンです。
手間のかかる作業ですが、ファイバーロープが機能していないと燃費が低下し、過燃焼になり、
気づかないうちにストーブにダメージを与えてしまいますので早めの交換がお勧めです。
このOLDストーブ、このマジョリカグリーン、
今となっては貴重なストーブなのでいつまでも大切に使いたいものです。
研修も後半戦に突入している小松君もこのストーブに愛着が湧いたことでしょう!
キズなんか付けてないよね・・・小松君!
鬼教官・・・笑(Kさんの代弁、SA)
STOVE ART様コメントありがとうございます。
私には鬼というより、教官は何でも知っている仏のようです。
時に背中に後光が射します。
精進します!