ファイヤーサイドスタッフブログ われら薪焚人(まきたきびと)

中央アルプスの麓、標高800mの大自然より四季折々の話題をお届けします。

2011 Dec. 7

薪ストーブで作るジンジャーシロップ

 
先日の寒い朝、窓の外のところどころに雪の降ったあとがありました。
早いもので今年も残り1カ月をきり、師走の名のとおり忙しい年の暮れ。
忘年会だの、大掃除だの、畑の始末も来年の薪の準備も終わっておらず・・・。

こんな時期に体調をくずしてはいられない!
ということで、生薬の王様「しょうが」のチカラを拝借するため、ジンジャーシロップを作る事にしました。

お鍋でコトコト煮るものは薪ストーブにおまかせするのが一番!
シロップやジャム、豆料理などは、ガスコンロで作るとなかなか大らかな気持ちでは作れません・・・。
薪ストーブに毎日火が入るようになった今なら、コトコトし放題です。
むしろ過熱時間の長いお料理わざわざ作りたくなります。

そんなわけでジンジャーシロップ作り、目標はウィルキンソンの辛口ジンジャーエール。

材料(シロップ800mlくらい)
生姜・・・400g
洗双糖・・・400g
水・・・200g
シナモンスティック・・・2本
クローブ(実)・・・5個
ローリエ・・・1枚
鷹の爪・・・1本
レモン・・・1個

いろいろとレシピを探してみましたが分量も作り方もそれぞれだったので、
もうどんなんでも大丈夫なんじゃないかと思います。 

生姜は無農薬だったので皮のまますりおろして、洗双糖と混ぜてしばらく置きます。
(お砂糖の種類はなんでもOK、いろいろ試してみるのもいいですねー)
生姜から水気が出てきたらシナモンスティックを適当に砕いて、
レモン以外の材料を鍋に入れます。

スパイスの香りがとばないよう…との事で、沸騰しない程度でコトコトします。

stovetop
天板が250~300℃の時のこの位置は、弱火~中火という感じで使えるとっても便利なポジションです。

30分程煮込んだところで出掛ける用事が出来てしまい、
ウォーミングシェルフに移動して3時間放置…

ですが、帰って来て玄関を開けたとたん
「い~~におい!!」
torori
とろりと色も濃くなって、エキスがしっかり染み出している感じ!
いーね!いーね!とテンションもかなり上昇。

後は、濾して、冷まして、絞ったレモンを入れれば完成です。

濾すのはフキンが便利でした、しかも牛の乳絞りみたいで楽しい。
生姜の絞りかすとレモンの果肉も食感が嬉しいので少し入れました。

ちょうどいい瓶が無かったのでペットボトルに入れましたが、煮沸消毒した瓶だと保存も長く出来そうですね。

ポカポカに温まったお部屋で、いそいそと飲む準備…
sakesawa
できました、酒サワ―!
日本酒4、ジンジャーシロップ2、炭酸水4くらいの割合で割ったお酒のサワ―です。
(ちなみにお酒は山形の銘酒、「翁」でございますー)

生姜の香りと、ほのかに甘みが広がって、そしてキーンと辛い。
うまいです。
ちょっと甘すぎたかな?もう少しお砂糖が少なくてもいいかもしれません。

お湯で割っても、紅茶に入れても、炭酸水で割ってジンジャーエールでも。
子供さんはプラスはちみつかメープルシロップを入れると飲みやすいんじゃないかなと思います。

何が嬉しいって、生姜をすりおろす努力だけで後は本当にストーブまかせで出来ちゃうという。
冬のあいだはまだまだ何度も作る事になりそうです。

辛口ジンジャーエールのお好きな方、
風邪なんてひいていられない方、
とにかくストーブでコトコトしたい方にオススメです。

煮詰めないタイプのレシピが社長コラムにありますのでそちらもどうぞ!

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コメント

  1. リタイアしたうちの父が庭に石釜を!と奮起したので
    私もわくわくしつつお楽しみを探していてたどり着きました!

    私も今年初めて、家庭菜園で採れた新生姜で
    ジンジャーシロップ作りました(^^)

    ちなみに<刻み>はフードプロセッサーに(笑)
    ジンジャーミルクやジンジャーエールにして
    楽しんでいます☆

    とっても素敵トコロに出会えたので、またお邪魔します!

  2. 自家製の生姜ですか!いいですね~
    私も来年は生姜育てようと思います。
    フードプロセッサーがあるともっと気軽に作れますね、
    でも二の腕ダイエットのつもりで頑張ります…

    石釜のお楽しみもたくさん見つかるといいですね!

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