松葉酒
小松家には代々伝わる魔法のクスリがあります。
その名も「松葉酒」
こちらは20年物!
そもそもの始まりは、孫たちの喘息を治してあげたいと、おばあちゃんがどこからか教わってきたのだとか。
そのおかげなのか喘息はすっかり治り、今では小松家の風邪薬として活躍している松葉酒です。
気管支系統への効能が強いのか、のどが痛くてつらい時には手放せません。
松の新葉がぐんぐんと元気なこの季節。私も次の代へつなぐために、松葉酒づくりデビューしてみました!!
なにしろミョーなところに生えちゃった赤松があったので。
松葉酒に使うのは、赤松が良いようです。
今年芽吹いた新芽を、剪定がてら収穫して、よーく洗います。
葉の部分を使うのでむしり取ります。
(剪定の必要がなければ、枝から葉だけを収穫したほうが楽かも。)
手が松ヤニでべったべたになったころ、瓶へ松葉と砂糖と水を入れます。
砂糖の量は、てきとうです。
(1.8Lの瓶の場合100g位らしいです)
水の量は、まぁだいたい8分目くらいです。
↓水少なすぎることに気づき、この後足しました。
ここから1週間ほど、日によく当てて発酵させます。
密閉するフタをするとタイヘンなことになるので、キッチンクロスでフタしました。
4日後・・・
暑い暑い日差しのなか、葉っぱも浮いて順調に発酵しています。
1週間経ったら日の当らない場所へ移動し、さらに発酵を進めていきます。
1カ月ほどしたら濾して葉を取り除きます。
そのあたりから飲めるようになるようですが、置けば置くほど味がまろやかで飲みやすくなるそうです。
これは約10年物、きれいな琥珀色。
お酒をいっさい使っていないので子供もアルコールを取れない人も飲んでいますが、はたして度数が無いのかは不明・・・
シュワシュワとしたサイダーのような感じの松葉酒は、気管支系のほかにも利尿作用・冷え性改善、生活習慣病にも良いのだそうです。
薪ストーブライフでは焚き付けなどに重宝する松、昔々からの身近な活用法がたくさんあるんでしょうね?。
(一部、発酵期間の部分を修正しました。)
シュワシュワ?
昔ラズベリーを瓶に入れっぱなしにしていたら
シュワシュワしだしたことがありましたが、
松葉でシュワシュワサイダー!?
気になるしゅわ。
小松家……奥深し。
あ、でも10年物はもうシュワシュワ…ではなくて
結構刺激的なんでしゅわ。
のど痛かったら持ってきますで試してみてください。
ラズベリーのそれは、天然酵母に使えますね…
松葉酒・・・これは初耳です。
子どもに、水で薄めたりして飲ませるんですか?
ノドにいいのかな・・
甥っ子が気管支が弱くていつもゼハゼハ言ってます。
すすめてみようかしら・・・・
味には結構クセがあるので、そのままだと子供には飲みにくいかもです。
小松家の子供たちはハチミツなどを混ぜて飲んでたそうです。
あくまで民間薬ですが、「気の持ちよう」というのもクスリには大切な成分ですもんね?!