スウェーデンの本物のチムニースイープとの出会い
(その内容は私のコラムに後で掲載しますよ!)
夕方(午後2時ごろ)、工場の玄関に真っ黒い男が現れました。
グレスフォシュの社長さんと話しをしているが、
斧を作るクラフトマンたちの顔はきれいなのに、とにかくこの人の顔が煤だらけ。
「この人は何の仕事をしている?」と聞きますと
「あぁ!彼はソタルナだよ。煙突掃除屋なんだよ」と社長が言う。
スウェーデンの家には必ず煙突がついている。
私が見たところではほとんどレンガでできていて、穴の径はかなり小さいもの。
そして使用している薪ストーブのほとんどが、
小さなハスクバーナ製のアンチークのクックストーブであることがわかりました。
そのアンチーククックストーブのことはまた別のブログに後で掲載します・・・
ソタルナの職人さんの話しによると、
スウェーデンでは1528年から煙突掃除のグルド(弟子/組合)の記録があり、
免許制なので必ず試験を受けなければならない。
昔の煙突は大きなもので煙道も大きく熱を無駄に逃がしてしまう。
近年は、ダンパーが装備され、狭い炉筒となった。
1600年代には、煙突に関する都市自治体消防制度の規定ができた。
これによってススの除去や火災の検査や消火のためのルールが設けられた。
1600年代後半には、ドイツ人の煙突掃除屋がスウェーデンに移民し、
煙突のスイープとして仕事を始めた。
そしてスウェーデンの職人や弟子に技術を教えた。
1700年から1800年代には、煙突掃除は身体の小さな男の子の仕事だった。
他の技能のようにチムニースイープ職人が組織され、
1897年のスウェーデンでは、煙突マスター協会が結成された。
1915年には、煙突スイープマスター協会は、現在に至るスウェーデン語の名称に変更された。
煙突スイープマスター協会のスイープは「ソタルナ」といいます。
煙突スイープマスター協会のマーク
帽子にもスイープ協会のマークがついている。
彼のトラックにこのかわいい看板の絵が描かれていました。
ストックホールムのアンチークショップで購入したはがき。
そのころまだ子供の仕事だった。
ハッピー・イースタが描かれている。
いいなぁ、、、
なんか良い感じの煙突掃除屋さん。
実際に本場のプロフェッショナルの方々と交流できるポールさんが羨ましい。
国家に認められているのも羨ましい限り。
煙突メンテナンスがきっちり出来て、本物の薪ストーブ屋さんですよね!
偶然だったのでラッキーでした。彼のブラシもよく見てください。
スェーデン煙突スイープマスター協会のHPを見つけました。かっこい!
http://simab.se/
日本も認められばいいと思いますよ。