ファイヤーサイドスタッフブログ われら薪焚人(まきたきびと)

中央アルプスの麓、標高800mの大自然より四季折々の話題をお届けします。

2009 Jul. 30

友人と中央アルプスへ

カテゴリー: 仲間たち, 健康, 自然, 野遊び

突然23年ぶりに南信の山暮らし時代の友人、オーストラリアに住んでいるエリックさんからメールがありました。
「4月からスペインを巡礼していて、今から久しぶりに日本に遊びに行くけど会いたい」。
彼は登山やトレッキングが好きで一日7?8時間も歩く。
「7月22日に日食があるよ。駒ヶ根のアルプス行きませんか?最高ですよ。」と私が誘った。
俺んちに泊まってもらって朝ロープウェイへ。

駒ヶ岳ロープウェー頂上駅
頂上駅のアプローチ。左の山からこのギザギザ尾根の上に右の宝剣岳へ行く。
地図の表示では頂上駅から極楽平まで50分なのに、エリックさんの早足で25分で到着!
私としては少しペースが早いが、問題なくついていきました。
頂上にガスがいっぱいで日食は無理だろう。

日食を見る。
極楽平についたら非常に冷たい西強風が恒常的に吹きすさび、温度計は5℃。
極楽平から三の沢岳への登山道分岐のところでガスが上がりパっと晴れて、日食が見えました。
極楽平から宝剣岳へのルートは危険な場所が多くて、
鉄のチェーンや岩に差し込んであるくさびのようなVia Ferrata「鉄の道」で進みます。

鉄の道登るエリックさん
Via Ferrataで登るエリックさん。

怖い道
鉄のチェーンの難所。

宝剣岳の頂上をめざす。
この岩の上に行くしかない。

岩の上
落ちると数百メートル墜落してしまう。

宝剣岳の頂上2931メートル
宝剣岳2931メートル。ここで日食をみながらおにぎりの弁当を。
やはりこんな所のご飯は本当に美味しいね。この後に宿泊予定の頂上木曽小屋へ。

木曽駒ヶ岳の頂上
木曽駒ヶ岳の頂上の神社

頂上木曽小屋
頂上から5、6分に降りたところで頂上木曽小屋に着きます。
石垣に囲まれている小屋で、部屋の天井はすごく低い。
2時ごろ着いたので休みたいなぁと思っていたがエリックさんは「向こうの山も登ろうよ!」。
「いいよ」とさらに2時間をかけて木曽前岳にも行ってきました。
前岳の頂上についたら御嶽山が雲から出てくれてとてもよかった。

頂上木曽小屋のマスターとエリックさん
木曽小屋のマスターとエリックさん。エリックさんは193cmです!
このマスターはとてもたくましい人です。
以前背中にビールを3ケースをしょって登っていることをみかけたことがあります。
その時ロープウェイの観光客はヒーヒーして登っていたが
マスターはさっさっと登っていた。ビール3ケース36本ですよ。

次の日に馬の背から将棋頭岳など登ったり、
農の池方面の沢下りをしたりして8時間をかけて山から降りました。

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コメント

  1. 日食の日に中央アルプス登山されたと聞いていましたが、本格的な山登りだったのですね~。
    チェーンの難所で片手離して写真撮ったのですか、こわいです・・・・・
    エリックさんの背の高さにびっくりです(^^

  2. 本格的の登山ですよ。山の天候はすぐ変わるので、ちゃんと準備が必要です。今回は軽いカメラを持って行きましたが、途中電池が切れてしましました。結局準備不足でしたが、iPhoneで御嶽山の夕日を取れました。フォトギャラリーを見てください。もちろん片手で取っていましたよ。

    エリックさんの背は高いし、足も長いので、彼の一歩は私の一歩半ぐらい!だからペースが早い!彼がとても早いよ!!私が移っている写真はエリックさんが取ったものです。

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