スウェーデンのアンチークストーブを発見
グレンスフォシュから20分東に行くとバルト海があります。海の向こうはフィンランドです。
「薪ストーブだけで暖を取っている家を見たいか」と
グレンスフォシュ・ブルークスの社長ガブリエルさんに聞かれました。
「是非ご案内ください」と答えましら、
バルト海のお年寄りの漁師の所に連れて行ってくれました。
そこは家というか小屋と言った方がいいかと思います。
小屋の面積は10坪もありません。
7畳のキッチン・ダイニングと1.5畳のベッドルームと玄関。
電気がないので灯油ランプで光をとっていた。
部屋の脇に昔のスウェーデン製のクックストーブがほかほか燃えている。
おじいさんがそのストーブで沸いているお湯で美味しいコーヒーをいれてくれました。
昔はこのような小屋は たくさんありましたが現在は少なくなっているという話。
実はこの小屋は記念物です。
ガブリエル社長の家にも同じようなクックストーブがありました。
「もっと見たいの?実は隣の人はアンチークストーブを修理して売っていますよ。
行きましょう」。
「是非!!!」
スウェーデン製のアンチーククックストーブが4段も5段も山積みです。
嬉しいなぁ?♪?
「このストーブは買えるの?」「もちろんだ」
よく見たらほとんどHusqvarnaの製品です。
ご存知と思いますが、ハスクバーナはチェーンソーのメーカーです。
そうだ田渕義雄さんの家のクックストーブもハスクバーナ製なんです。
もう作っていないなので残念です。
これは低いタイプですね。
このタイプのクックストーブのほとんどはビルトイン式です。
つまり脚はなく側面や横面も仕上げていない。
周りはレンガとタイルで仕上げます。
オーブンを暖めるために煙筒口が下の位置にあります。
上記の小屋の写真をよく見ればわかります。
黒いホウロウ仕上げもありました。
珍しくファイヤードアが左にあるものです。
部品もたくさん揃っています。
しかしない物もあるのでなかなか修復が大変だそうです。
職人が仕上げるときれいなものになります。
このストーブは珍しいね。屋根は六角の形です。
皆さんはなんのためのストーブかわかりますか?
ヒント:クリーニング屋さんが使うものです。
そうです。アイロン6個を乗せて暖めるストーブです。
その他だるまストーブや変わったストーブもありましたが、
主にハスクバーナのクックストーブでした。
ストーブの歴史を感じました。
これからファイヤーサイドで輸入して限定販売を検討しています。
皆様はいかがでしょうか?ご意見ください。
いいな。。。
クッキングストーブには憧れます。
パーツの供給が良ければ、ハスクの一台取り寄せて下さい。
そうなったら、それを設置するサンルームも考えないと・・・。
娘達も喜ぶだろうな・・・。
俺もほしいよ。アイロンストーブを予約を入れてきました。
修復までのパーツでも入手の苦労しているようですが、
パーツの余分も注文できるかは調べます。期待しない方がいいよ。
またどの部品は行かれるかもわかりません。
保温のためオーブンの回りに耐火モルタルをびっちり塗り直しています。
小さい割にはけっこう重いよ。
ハスクがストーブ作ってたなんて知らなかったです。
欲しすぎます。
それに、おじいさん 渋すぎる・・・
Stove Worksさん、
本当に渋いおじいさんでした。大きな漁師が小さな部屋のクッキングストーブの前に座って、巨人が小人の家にいるように見えた。
このストーブが手に入るようにがんばります。
はじめまして。
古い記事へのコメントで失礼します。
これらのクッキングストーブはとても素敵ですね。
いまでも大切に使われているところがなおいいです。
スウェーデンでは、家庭で火を焚くことが当たり前なのでしょう。
わたしもロケットストーブを作っていて、ストーブの構造にはとても興味があるのですが、写真にあるストーブのいくつかは、排気が筐体の下から抜けているようです。
ちょっと不思議ではありませんか?
どのような構造になって、どういった仕組みで煙を下に流しているのでしょうか?
燃料は、あまり大きな薪ではなさそうですね。
煙は薪の投入口へ逆流したりしないのでしょうか?
二次燃焼は?
・・・質問ばかりですみません。
ご迷惑でなければ、ご教授をお願いしたく存じます。
石井ひろこさま、
コメントありがとうございました。
クッキングストーブの排気構造は焚き付ける時に直接煙突に流れるようになっています。本体がある程度暖まったら、「オーブンダンパー」を操作して煙突の経路ウを遮断し、排気熱をオーブンの外回り経由する仕組みです。ほとんどはオーブンの天板の上から横に、そして下方向に流れオーブンのしたを通ってから煙突に行く。クッキングストーブの中にオーブンダンパー2つも3つも付いています。
クッキングストーブのほとんどの炉が小さいので常に短い薪を足しながらお料理する。
私たちファイヤーサイドで扱っているイタリアのクッキングストーブ「ドミノ」の炉が広いので長い薪でも回数少なくできます。ご興味があればリンクをご覧ください。
http://www.firesidestove.com/products/cookstoves/domino8.html