Cerises en fête チェリーフェア
小さい時からよく言われてきたのは
「ケーキのデコレーションで最後にのせるのはチェリーだ」って。
つまり楽しみは苦労のあとで来るという意味です。
子供の頃、何かを終えてからごほうびをもらえるので、本当に楽しみでした。
私にとって果物の中で一番好きなのはチェリーです。
この夏は、OBUSEから送られた特別なサワーチェリーがあります。
見た目はジューシーで甘そうだけど、実はとてもサワーです。
その代わりビタミンCが沢山含まれています。
是非美味しく、甘く、変身させて、
夏のチェリーフェア(2月のりんごフェアのように)挑戦したいと思います。
朝の涼しい時間に薪ストーブに火をつけて
おやつのアイディアを次々と楽しむ一日にしましょう。
まず玄米を炊くとこから・・・?!
使用ストーブ » バーモントキャスティングス アンコール
Crème glacée aux cerises チェリーアイス
材料
- (A)
- 玄米 …200g
- 豆乳 …400cc
- (B)
- なたね油 …大さじ4
- メープルシロップ …150cc
- 塩 …小さじ1/2
- サワーチェリー …250g
作り方
サワーチェリーを果物ナイフで半分に切って、丁寧に種を取り除く。
(A)の材料をミキサーに2〜3分かけて、一度止めてから(B)の材料を足して、
また2~3分、なめらかになるようにかける。
大きめのタッパーに移してチェリーを加えて、やさしく混ぜて、冷凍庫に入れる。
1時間程たったら空気を入れながらフォークでかき混ぜる。
2~3度繰り返したら出来上がり。
この材料にはたっぷりの栄養、そして体を冷やさないから
少し食べ過ぎても安心できるね!
夏休みのブランチに欠かせないフレンチトーストをゆっくりストーブトップで・・
タークのディープサーバーにバターを溶かしたらパンを両面じっくり焼く。
※パンは溶き卵と牛乳に一晩漬け込んだ厚切りのバゲットを使う。
今日は熱々のフレンチトーストに
シロップの代わりにチェリーアイスをかけてぜいたくなブランチ。
Confiture de cerises et rhubarbe
チェリーとルバーブのコンフィチュール
庭のルバーブが大きくなりました。
よく洗って4〜5cmに切ったらたっぷりの水と重曹に一晩漬け込む。
※青いルバーブと赤いルバーブを分ける。
翌朝に水を切って、2〜3度すすいだらザルに上げておく。
それぞれ鍋に入れ、赤ルバーブにチェリーが登場。
上にてんさい糖を加える。好みの甘さにする。
フタをせずにストーブトップへ。
一度沸騰したらウォーミングシェルフの方に移動。
※冷めたら瓶詰めして、そして冷蔵庫。
夏の朝ごはんのトーストにかける嬉しいジャム。
Tartelettes aux cerises チェリータルトレット
材料
- (パートサブレ10コ分)
- 中強粉 …260g
- バター …250g
- てんさい糖 …150g
- サワーチェリー
- メープルバター
- カマンベールもしくはクリームチーズ
作り方
冷やしたパートサブレの材料すべてをフードプロセッサーに入れ、20〜30秒かける。
生地がまとまれば取り出して10コに分ける(1コあたり60〜65g)。
冷蔵庫に30分ほど休ませる。直径12〜15cmにのばす。
ラップを使うと手につかない。
タルトレットの型は牛乳パックを細長く切ってアルミホイルでしっかり包む。
生地をのせたら、柔らかくなったカマンベール(クリームチーズでもいい)と
メープルバターを適量塗る。
種を抜いたフレッシュチェリーをのせ、まわりの生地を折り込む。
小さめのパイだから焼く時間は少しで大丈夫。
180℃位がベスト。約15〜20分で出来上がる。
焼きたてのパイにチェリーシロップを塗ってしまうともう我慢できない。
※サワーチェリーのシロップの作り方はこのブログの最後に出ています。
カマンベールの箱にぴったり入る大きさ。プレゼントにいいね。
Vinaigrette aux cerises サワーチェリーのドレッシング
材料
- なたね油 …400cc
- 米酢 …100cc
- しょうゆ …100cc
- 赤い玉ねぎ …150g
- サワーチェリー …150g
- 塩 …小さじ1/2
- ナツメグ …小さじ1/2
作り方
上の順に材料をミキサーに入れ、なめらかになるまで2〜3分かける。
夏は暑くても体が冷えます。
そこで採りたての野菜を蒸し器で蒸して
サワーチェリーのドレッシングで食べるとお腹が喜ぶ。
実はチェリーって体を冷やさない果物です。
フレッシュ野菜サラダにもライスサラダにもよく合います。
ピンクレディーの娘たちもお持ち帰りどう?
Sirop de cerises チェリーのシロップ
夏の暑い熊本の杉養蜂園の美味しい菜の花&クローバー蜜と、
寒いケベック洲のメープルシロップ、
そして一年中採れる青梅の庭のローズマリーと
今回OBUSEで育ったサワーチェリーを合わせてシロップを作りました。
全てのものを大きめの瓶に入れ、一週間ほど漬け込みます。
ホウロウ鍋に入れ、じっくり、ゆっくり、半量になるまで火にかける。
コクのあるどこにもない貴重なシロップが出来ました。
※グラスのボトルに入れ、冷蔵庫で保存、今日のタルトレットにかける。
サワーチェリーのシロップは便利。
今しか味わえないゼリー。
3時のおやつにイェー!
天然水、ミネラルウォーター、またサイダーにシロップを注ぐ。
蒸し暑い時も、汗をかいた時も、一瞬、ここの夏の良さを感じる。
喉が乾いたら、冷たいさっぱりしたチェリーのサワードリンク!
夏のストーブもいいね。一度だけでも!
「ママ、今日はご苦労様とごちそうさま!」
Photoes by Marie Desjardins
*次回の更新は10月です。