かぼちゃのライスプリン Pouding au riz ὰ la citrouille
秋から本格的に薪ストーブを使うようになると、
私の大好物のライスプリンを作ります。
時間が少しかかるけど、ずっとストーブの前についていなくても大丈夫。
デザートは一番最後に食べるけれど、準備は一番最初にします。
高校生のカボチャ
私が4年前から国際理解という選択授業の講師をしている青梅にある高校では、
園芸科があります。
去年、私の生徒が育てたカボチャをいただいた事を覚えています。
ついこの間、文化祭があって、
門の所に色々なカボチャが作品として飾られていました。
そこで、この季節にはカボチャを使うというヒントをいただきました。
いつも作るライスプリンを一工夫して、カボチャに参加してもらう事にしました。
畑に残ったデブかぼちゃは、羽村動物園でエサとして喜ばれると
園芸科の先生が教えてくれました。
人間の食料にはならないそうです。
ケベックに住んでいた頃、目にしたカボチャはオレンジ色で、
大きくて、重くて、たった一種類でした。
母のキッチンには食材として登場した事はなかった。
近所のおばあちゃんからかぼちゃジャムをいただいた事があるけど、
かなりの砂糖とシナモンが入っていて……
かぼちゃのライスプリン(6〜8人分)
材料
- (A)
- もち米 …180g
- ワイルドライス …20g
- 牛乳 …1.5リットル
- 塩 …少々
- メープルシロップ …小さじ3
- カボチャのペースト …200g
- サルタナレーズン …100g
- 卵 …4〜5コ
- ナツメグ …少々
- メープルシロップ(上にかける分) …適量
- りんごジュース(レーズンをつける分) …適量
■ 前日から用意するもの
1.ワイルドライスは水に、レーズンはりんごジュースにそれぞれ一晩つけておく。
2.新聞2〜3枚をよくぬらしてカボチャを包んだら、アルミホイルでさらにくるむ。
寝る前に薪ストーブの熾き火の上において、朝まで放っておく。
作り方
ストーブで一晩じっくり火を通したカボチャ。
1.カボチャの身をマッシャーでペースト状にする。200gをプリンに使う。
★余ったカボチャの皮と身は、ポタージュやカレーにも使える。
種は乾かしておやつに!カボチャは捨てるところがない。
2.ホウロウ鍋にAの材料を入れて混ぜ合わせる。
ストーブトップにのせ、かき混ぜながら温める。
★米のでん粉でとろみを出すために、もち米は洗わずに使う。
しばらく混ぜたらストーブから離れてもいいけど、
いつも焦がさないように意識して!
「時々混ぜてねー!」と末っ娘の胡桃に……
あれ!胡桃はどこ?
混ぜてって頼んだのに…
2階に上がってみると……胡桃は空を見上げていた。
ライスプリン混ぜるの忘れちゃったの?
あ!焦げちゃう、焦げちゃう、混ぜないと!
なんだかいいにおい〜
3.何度も何度も、繰り返し混ぜる。
とろみがついたら、そろそろ完成に近い。
4.ここでカボチャのペーストを入れる。もう一度よく混ぜて、温める。
5.一瞬沸騰したら、溶いた卵を一気に入れる。よく混ぜる。
6.最後にレーズンを合わせたら、ウォーミングシェルフの方に移動。
火が通り過ぎないよう保温できる。これで完成。
今晩はできたての温かいプリンを召し上がれ!
★お好みでナツメグとメープルシロップをかける。
残った物はガラスの容器に入れて、冷蔵庫で冷やす。
週末、友人を呼んで、
「お茶どう?」
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