Biscuits de grand-maman おばあちゃんのクッキー
クッキーを焼くとカナダのおばあちゃんを思い出します。
一番最初に教えてもらったお菓子作りです。
まだ6歳くらいだった私が、冬の土曜日の午後、
キッチンストーブのあるおばあちゃんの家に
エプロンを持ってワクワクしながら行きました。
おばあちゃんの家にはいくつかの大きな缶があって、
中をのぞくと何と色々なクッキーが入っていました。
お茶するための道具やステキなお皿もいっぱい。
おばあちゃんのクッキーはティータイムだけに登場するのではなくて、
食事のデザートにも学校のランチボックスの中にも、
突然現れたお客様にも嬉しいお茶の供でした。
そう、私たちはクッキーのない暮らしは考えられなかったのです。
薪ストーブの余熱で焼く
今年、うちの庭の柿の木がしだれ柿のように沢山実りました。
この季節になるとここでしか味わえない干柿があります。
今回はおばあちゃんに教わった2種類のクッキーを作ります。
1つは杏子(あんず)、ナツメ、柿のドライフルーツ入りのものと、
もう1つはアーモンド、かぼちゃの種、ひまわりの種のナッツ入りのクッキーです。
薪ストーブで小さいクッキーを焼くのは温度管理が難しいです。
でもとても簡単な方法があります。
それは翌朝の余熱を使って焼く方法です。
薪の節約もできて一石二鳥です。
うちではサンルームの中にストーブがあるので、
日が沈んでから火をつけます。
クッキーを焼くのは翌朝です。
それまでに次のクッキーの生地を作りましょう。
使用ストーブ » バーモントキャスティングス アンコール
オートミールクッキーの基本レシピ
材料
- 薄力粉 …カップ1
- ベーキングパウダー …小さじ1/2
- 重曹 …小さじ1/2
- 塩 …ひとつまみ
- ココナッツ(ドライ)…カップ1
- オートミール(大)…カップ1
- バター …カップ1/2
- キビ砂糖 …カップ1/2
- はちみつ …大さじ3
- ドライフルーツ(あんず、ナツメ、柿)、ナッツ(アーモンド、かぼちゃの種、ひまわりの種 …各カップ1/2
作り方
ストーブトップでスキレットにバター、キビ砂糖、はちみつを溶かす。
火から離して、冷やす。
ボウルに粉、ベーキングパウダー、重曹、
ココナッツ、オートミールをよく合わせる。
冷ましたシロップを加えて混ぜる。
アーモンドをビニール袋に入れ、パイローラーで砕く。
ドライフルーツを細かく切る。
クッキーの生地を2つに分けて、
それぞれにナッツとドライフルーツを加えて混ぜる。
ラップをかけたら涼しい部屋に一晩寝かせる。
本番は翌日の朝です。
ストーブを開けて、まだ少し熾き火が残っていたらベスト。
クッキングスタンドをセットしておく。
クッキーの生地を指先で軽くまとめダブルプレイグリドルにのせる。
ストーブの中に入れたら余熱で焼く。
2〜3時間たてばクッキーのまわりが香ばしく焼けてできあがり。
とにかく“サクサク”
子供の頃も今でもおばあちゃんの焼きたてのクッキーは
牛乳一杯でいただくのがとびっきり美味しい!
私の薪ストーブクッキーはおばあちゃんに負けてない。
とにかく“サクサク”
夕べの薪は今朝まで活躍しました。
嬉しい発見です!
こんな香ばしくてサクサクしたクッキーはお店では買えません。
ママの手作りクッキーとパパの作ったコースターを
一緒に並べるとステキな作品になりますね!
薪ストーブを使えばいつでも毎日でも作れます。
焼いている間は自分の時間。
我が家ではやっぱりクッキーのない暮らしは考えられないです。
ますます好きになる。。。薪ストーブ料理!
Photoes by Marie Desjardins
*次回の更新は2014年2月です。