Zcoo-shop便り 自然の中で自然に暮らす

薪ストーブと、アウトドアと雑貨のお店、ズクショップからの便りです。

2015 Aug. 29

空木岳縦走2日目

カテゴリー: 月火水木金土日

空木岳縦走2日目。
4時頃ごそごそと皆さんが動き出す気配で目が覚める。
避難小屋を出ると夜が明け始めていました。

すばらしい雲海と綺麗な空。南アルプスの全景、八ヶ岳、富士山の姿も。
ゆっくりと朝日が昇ってゆき、星の光が消えてゆきます。
雲海の隙間から見える町はまるで海の中に沈んでいるように思えました。

緊急時用に持参したルナーソロLEを張らずにはいられなかったので、朝食はここで食べることに。設営は5分で完了。5角形の広々とした室内、通気性の良いフロントメッシュ、雨天でも安心なバスタブ使用、そしてなにより軽量・コンパクトが魅力。

天井のループにはタネホウズキをセッティング。光量は十分で、無段階調節可能なあたたかみのある光が空間に広がります。

朝食はこれ。組み合わせが微妙でした・・・。

さて、本日目指す空木岳は早くおいでと誘っているよう。

檜尾岳から縦走してゆきます。最高の天気の中、7時に檜尾岳を出発しました。
ルンルン気分で歩きながら、中央アルプスの懐の深さを感じていました。
途中大きな岩をよじ登ったりする場所もあったりで楽しみながら歩くこと約2時間で木曽殿山荘に到着。

木曽殿山荘からは空木岳への最後の登りが。木曽義仲の力水が気になりつつも先へと進みます。KEENのTargheeⅡMIDは今日も絶好調で砂地の傾斜地でもしっかりとグリップを効かせつつ足取り軽く歩むことができました。



振り返ると遠くに檜尾避難小屋の姿が。いつの間にかこんなに歩いてきていました。



空木岳山頂手前、駒峰ヒュッテを望む大きな岩の上で休憩。頂上直前でしたが、景色の良い場所にちょうど良い岩があったので思わずバックパックを下ろしました。
バーナーを取り出し、残り少なくなってきた水を沸かして珈琲を淹れ(今回はインスタントでした)て湧き上がる雲を見ながら至福の一杯。緑と白のコントラストが見事な緩やかな斜面が巨大な岩をアクセントに雲の中へと続いている光景は忘れられません。
また登ってこよう、と下山もしてないのに決意していました。


ちゃんと山頂にも立ちましたよ。


この先に南駒ケ岳、越百岳が。

池山尾根へと下山を始め、次なる目標は駒石。

なんでこんなところに巨大な石が・・・。

石の上にエアマット持っていって2時間ぐらいお昼寝したいくらいでした。
ここで再び休憩。結構早いペースで来ているので時間に余裕があります。
時計を見ると11時。ちょっと早いですがお昼に。


これから一生かけてじっくり楽しみたい場所がこんなに近くにあるなんて幸せなことです。
また、近いうちに池山尾根ピストン、空木岳日帰りチャレンジしてみたいと思います。
伊那谷に住んでいる方、美しい山が近くにありますよ~。

午後15時、無事に車まで戻ってきました。
サイドブレーキちゃんと引いたよなぁ、とか窓ちゃんと締めたっけ?と時々心配していた車も無事でなによりでした。

後日、ZCOOSHOPのお客さんもこの日に池山尾根から空木岳へと入っていたことを知ってなんだか嬉しかったです。

  • ページの先頭へ

薪ストーブエッセイ・森からの便り 新着案内