Zcoo-shop便り 自然の中で自然に暮らす

薪ストーブと、アウトドアと雑貨のお店、ズクショップからの便りです。

2014 Sep. 8

はじめてのネイチャーストーブ

カテゴリー: 月火水木金土日

ガスや液体燃料を使うことなく、落ち葉や枯れ枝などを燃料とするネイチャーストーブ。
以前から気になってはいましたが、自作出来そうな気がしていままで購入はしませんでした。
ある日、カウンター上に・・・

matuzawaさんからの挑戦状が・・・、ちょっと胴の短い缶ですがこれをグラインダーやドリル・ペンチで加工してネイチャーストーブを作ることに。

結構簡単に加工することができシンプルな作りだけにどこを工夫するかでわくわく。
気になるmatuzawaさんのストーブはコレ↓

完成度高いなぁ。もう既に勝てる気がしないんですけど~っと思いつつ実験スタート。

matu作(写真左)とkuma作(写真右)を並べてみると背丈や直径の違いが分かります。今回は実際にシェラカップの水150mlを何分で沸かすことが出来るのかリサーチしてみたいと思います。


燃料は松ぼっくり!そしてドラゴン着火材(600yen+税)。

火種はこれ!日々練習ということでなにかにつけて火打石を使って火種を作っているのでさすがに慣れて来ました。初めて火打石を見るという方がいるかもしれないので道具の説明をします。写真上左から火打金(ZCOOSHOPにて販売)・石(火打金を削ることのできる硬度があれば良い。石英・黒曜石など)・チャークロス(炭化させた布)・解した麻紐

火打金と石を打ち付け火花を出します。
チャークロスに火花をキャッチしたら解した麻紐で包み、息を吹きかけてゆきます。
少しずつ煙の量が増え、指先に熱を感じます・・・そして温度が上昇してゆき、突然麻全体が燃え始める。その過程にはライターやマッチでは感じることが出来ない喜びがあります。
古来から聖なるものとされてきた火。
聖なるものに値する道具と技術を持つことの喜びがあるのではないでしょうか?
ちなみにこの着火方法、9月21日のイベントで体験することができますよ!

・・・このような着火方法が難しい場合、面倒な場合は無理せず文明の力を借りましょう。

当店で販売していた(現在欠品中)SOTOのガストーチ。無段階に伸びる火口と、炎温度1300℃の強力耐風バーナー仕様で過酷な環境下でも確実に着火することが出来ます。


では、実験スタート!松ぼっくりから炎がたちます。3分が経過し、シェラカップを乗せると・・・・

ん?あれれ?不完全燃焼を起こし炎は消えてしまいました。ネイチャーストーブなかなかうまくできません。やはり縁の部分に隙間を空けるべきなのでしょうか。次はmatuzawa作のイチャーストーブで実験

かなりいい感じの炎です。早速シェラカップを置いてみると・・・
先ほどのストーブよりは良いものの炎が弱まり、十分な火力が得られていないようでした。
結果、両方のネイチャーストーブとも150mlの水を沸騰させるのに6分~7分という時間がかかりました。お昼ご飯のお湯はなんとか確保できましたが、ちょっと時間掛かりすぎ、ということで
多くの課題を残した実験となりました。

実はその後matuzawaさんのスピード改造が何回か繰り返され凄いことになっているのですが今回はここまで。次回の更新をお楽しみに~
空き缶ひとつでここまで遊べてお湯も沸かせるんだからみなさんも昼ごはんを賭けて自作してみてはいかがでしょうか?

 

  • ページの先頭へ

薪ストーブエッセイ・森からの便り 新着案内