高橋みな 火のあるお料理とクックウェア探検

ウッドストーブクッキングアドバイザー高橋みなが楽しい料理と共にクックウェアの可能性に迫る!

ターク社 クラシックフライパンシリーズ&新潟県産 あさつき入り自家製ソーセージ

あんなに積もっていた雪はどこへ?と思うほど、春らんまんの里山風景を楽しめるようになりました。
このあたりは、古い石垣が民家のまわりに積んであり、ところどころに里人が植えた芝桜や水仙、
ヒマラヤユキノシタなどの草花が優しく可憐な花色を見せてくれます。
梅のあとを追いかけるように咲いた桜も散りかけ、まもなく新緑の季節が始まるのでしょう。

 

 

 

ターク社「クラシック フライパン」シリーズ

今回はターク社の製品の中でも最も作り手の情熱を感じさせてくれる
クラシックフライパン・シリーズ”をご紹介したいと思います。

ターク社は1857年、ドイツの鍛冶職人、アルバート・カール・ターク氏が創業。
ルアー地方近く、鉄製品作りの盛んな町の中心に工場があり、
150年の間ほとんど製法の変わらないフライパンを作り続けています。

鉄の塊を高温で赤くなるまで焼いては叩く、という鍛造でつくられたこのシリーズは、
熟練の鍛冶職人しか作ることができないというもの。
手間を惜しまず、鍛えられた製造過程を知るほどに、手にしたくなる魅力を持っています。
ドイツでは大事に手入れをし、何代にもわたって使い続けるものとか・・・。

クラフトマンシップに満ちた素晴らしい道具の持ち味をおいしく味わうには?
そして、雪解けの喜びとともにあちこちで芽を出している新潟の山の幸。
そこで、このあたりの山でとれた“あさつき”を使って自家製ソーセージを作ることにしました。
また、鉄製品ならではの下準備、「焼き慣らし」もしておきましょう。
前回紹介したクレープパンのページをご参照ください。

 

新潟県産 あさつき入り自家製ソーセージ

 

材料

  • 天然塩漬け羊腸(インターネット等で手に入ります)3m…1本
  • 牛豚ひき肉…900g
    にんにく …1かけ(すりおろす)
  • たまねぎ …3分の1(すりおろす)
  • 塩    …小さじ3
  • 砂糖   …小さじ2
  • 黒こしょう…小さじ1杯半
  • あさつき …ひとつかみ(みじん切り)
    (あさつきは、シソ1パックやぎょうじゃにんにくなどを代わりにしてもいいでしょう)

 

作り方

1. 羊腸を30分流水にひたす。ソーセージ用口金を使って内部も水を通す。
2. ボウルに材料を入れ、肉の温度があがらないよう手早く混ぜ、冷蔵庫へ。

3. 絞り袋に口金をセット。戻した羊腸を口金にたくしあげる。
4. 袋の6分目くらいまで、混ぜた肉を入れる。
5. 肉を少し出し、腸の先を結ぶ。
6. 肉が温まらないよう、手早く詰めていく。(パンパンには詰めないように)

7. 全部肉を入れたら、最後も結ぶ。全体を半分に折り、折り目を2回ひねる。
好みの長さでそれぞれにひねりを加えておき、ひねったところを交差させ、
片方だけ輪にくぐらせる。これを、くりかえす。

8. 空気の入ったところを針などでつついてぬく。
9. ストーブのトップで大きな鍋に湯を沸かし、75度くらいに保つ。30分ほどボイル。

10. ボイルが終わったら流水で冷ます。
ソーセージは冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
11. できあがったソーセージは油をひかず、予熱をしたクラシックフライパンで焼きます。
ソーセージは茹でて火が通っているので、表面に軽く焼き色がつく程度に。

ストーブで焼くとじんわり熱が伝わり、肉のうまみが逃げないのでおいしく仕上がりました。

 

 

~山里の暮らし 季節便り~

庭先で薪を積み上げたり、薪割りなどをしていると、
通りがかったおじちゃん、おばちゃんに声をかけられることがよくあります。
「おう、おらにも薪割らせてくれ」と、立ち寄ってくれたおじさん。
出勤前、乗り合わせる車を待つ間ちょっと見にきた、とのこと。

「悪いですね~、お茶淹れてきますね」などというと、
「いや、いいんだ。おら薪割ってみてえだけだ」と言って、
割っている感触を味わうようにくわえタバコで割っていきます。
「昔は、どこの家でも薪ストーブ使ってたから薪割りもやったもんさぁ。」
懐かしい日を思い出しつつ薪割りを楽しんでいるようでした。
そして、人だけでなく動物もやってきます。

彼は、“なっちゃん”、本名“なつ”。 
いつのまにか、ふらりとやってきて
「にゃあ」と、あいさつ。
すりすりと、甘えてきますが人になでられるのが嫌いで、虫の居所が悪いと「かぷっ」、
「いてて」
油断なりません。
ふと気付くといなくなっている、自由気ままな猫です。
 
さて、あしたはどんなお客さんがやってくるかな・・・。
薪割りしながら待っていようっと。

 



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