高橋みな 火のあるお料理とクックウェア探検

ウッドストーブクッキングアドバイザー高橋みなが楽しい料理と共にクックウェアの可能性に迫る!

さざえとジェノバソースの海水パスタ

さざえとジェノバソースの海水パスタ
 

 

 
 

夏休みを目前にした柏崎の海。

山の民の私ですが、春から海遊びをする機会が多くなり、
最近ますます海で過ごす楽しみを広げているところです。
そこで、一足先に夏の浜辺でのんびり過ごすべく、友人たちと集まりました。
浜で焚き火をしながら波の音に耳を澄ませたり、海中を探検したり。

お天気情報をしっかりチェックして海が穏やかな日を選んで Let’s Play!!
気軽なデイキャンプで普段着のアウトドアを楽しむのもいいんじゃないかしら・・、
と常々思っています。

焚き火ランチのメニューは
これから旬を迎える柏崎産の「さざえ」をたっぷり使って、なにか美味しいものを・・。
そうそう、こんなのはどうかな?

「さざえとジェノバソースのスパゲティ」

海の香りいっぱいのスパゲティで心もおなかも大満足になろう♪

 

 

柏崎魚市場にて

地元の漁師さんが大切にしてきた「里海の幸」、
勝手に獲ってはいけませんよね?(笑)
なので、お友達の料理屋さんにお願いして柏崎の魚市場を案内してもらいました。

左の方が割烹「いなほ」料理長、笑顔の素敵な小池浩さんです。
こちらのスペシャリテは「鯛めし」、「鯛茶漬け」。どちらも柏崎の名物です。

6月28日、AM7時30分にはじまる「競り」に合わせ、
一緒に魚市場へと向かいました。
市場入り口右側の発泡スチロールが「たびもん」と呼ばれる、よそで獲れたさかな。
左側が「じもの」天然の地元のさかな。

70cmを越える大きな鯛や、

まだまだヒレを動かしている生きたままの魚もいます。

 

 

お目当ての「さざえ」を発見!

この辺りで初夏~夏に獲れる、
ハチメ、クロダイ、マダイ、イシダイ、舌平目、イワガキ、サザエ。
こんなに多種多様な魚に恵まれてるんだ・・、スゴイ!
感心しながら辺りを見回します。

たくさんの、魚屋さん、すし屋さん、料理屋さん、
旅館の人たちが集まって魚を品定めするなか、
中央に赤い帽子をかぶった「かぎもち」といわれる
「魚の値段を決める人」が立ち、1箱ずつ競っていきます。

無数に並んだ発泡スチロールが市場の隅までぎっしり。
競りが終わるのは大体2時間後くらいだそう。
その間、ずーっと声を出しているので喉が枯れないか、心配になるほどです。

そしてお目当ての「さざえ」を発見。

大きめの粒ぞろいでみんな狙っている様子。
どうなるのかしら・・、ドキドキ。

でも大丈夫、小池さんが競り落としてくれました。

これを持って浜辺ランチ、出発です♪

 

 

シーカヤックで鯨波から薬師堂まで

自然の機嫌を見計らって結局平日に決行!

準備する人数も少なく、薬師堂は岩場。
車から荷物を降ろす距離と時間を考えると、
海からエントリーしたほうがスムーズです。

そこで、カヤックに大切な荷物を積み込んでのツーリングを選択しました。

途中、少々波の立つところ、海中の見えない岩など緊張する場面もありましたが、
横波を受け転覆することもなく、無事について 「ほっ」 と安心。

先に浜で待っていてくれた仲間と合流。

右がメンチカツが美味しい「デリカテッセンいとう」の伊藤さん、
左が鯨波の旅館経営、兼「地サイダー鯨泉げいせん」ディレクターのトチボリコウイチさん。
お二人ともバリバリの経営者、柏崎の元気印といった面々です。

ではでは、早速クッキング開始!

 

 

さざえとジェノバソースの海水パスタ

 

  •  さざえ …8個
  • 市販のジェノバソース …大さじ3~4
  • スパゲッティ …300gくらい
  • 塩 …適量

 

【クックウェア】
焚き火がおきになってきたらこちらが活躍!
「クッキングスタンド」を炭火の上に置いて
「ギリーケトル」のオプション「キャンプクック3点セット」の鍋を使用。
アルミ製なので軽く、野外に「ぽいっ」と連れて行ける気軽さが魅力です。

 

 

1.キャンプクックの鍋に水を8分目まで入れ、湯を沸かす。

2.さざえは身をとりだし、削ぎ切りにする。

3.沸いた湯に塩を小さじ1入れ、さざえを湯通しする。

ちょっと味見・・、火をとおすと味が濃くなって美味しい♪

4.きれいな海水を汲んでパスタを茹でるお湯に・・。

5.沸騰してきたらスパゲッティを半分に折ってアルデンテに茹でる。

6.その横にフライパンを置き、オリーブ油を大さじ1たらす。

7.パスタをトングで鍋からフライパンに移し、さざえを入れよく混ぜる。

8.そこへジェノバソースを加え、味を見ながら加減し、良く和える。

使用クックウェア
» ギリーケトル
» ターク クラシックフライパン
» クッキングスタンド

 
 

海を味わう

パスタはふつう海水の濃度に近いくらいの塩を入れて茹でます。
だから一度きれいな海の水で茹でてみたかったのです。

結果は・・、かなり塩気がきいてました。
海水は半分にして水を足してもよかったかもしれません。

が、「水の星」といわれる地球。
面積のおよそ70%を占める海はいつでも命の源であり、すべての始まり・・、
そんな海を味わいたくて今回はそのままパスタを茹でてみました。
いつまでも美しく、安心して利用できる海であって欲しい、と心から願っています。

 
 

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コメント

  1. Minaさん今晩は!
    多分、柏崎で一番ディープに海を楽しんでいらっしゃるんじゃないでしょうか?
    「こんなことができたらいいな?」と妄想していたことが現実となっていて、
    凄くワクワクしながら拝見しました!

    海水パスタは塩っぱすぎなんですね?^^;
    自分も一度、海水塩ラーメンにチャレンジしてエラい目にあったことがあります…。
    だけど海水って独特の出汁(?)が効いてていい味出してませんでしたか?

    今年は自分も息子に釣りを教えながらBBQでもやって、
    柏崎の海を楽しみたいと思います(^^)

  2. luisさん、

    メッセージありがとうございました!

    いよいよ夏ですね!?

    今年は去年と比べ暑さがまだ本格的ではありませんね・・、

    (去年は高校野球県大会の開会式、とても暑かった記憶が)

    とはいえ、これからもっと気温も高くなってくるでしょう!

    釣りに、BBQ、楽しそうなご家族の様子が伝わってきます。

    素晴らしい夏になりそうですね♪

  3. Minaさん、初めまして。
    小池浩さんのシェアからおじゃましました。
    柏崎で生まれ育った22年間、こんな綺麗な海の顔を見たのは初めてです。
    Minaさんのenjoy振りを拝見し、『海の柏崎』を存分に楽しむ事もなく
    県外へ嫁いだ私の人生、実に残念でなりません・・・
    大好きな柏崎を存分に楽しんで下さり、私が言うのもなんですが
    本当に有難うございます!
    魚市場の様子や専門用語も面白いですネ。初めて知る事が出来ました。
    海水でパスタ!?
    お弁当を作らなくてもこんな楽しみ方があるなんて真似したくなります!
    (これなら私が段取りしなくても息子らがやってくれそうだから♪)
    私も生活排水に気をつけて、『生命の源・海』の環境がいつまでも
    守られ続けますよう願っております。

  4. いがまんさんへ。

    こんにちは、はじめまして。
    メッセージありがとうございました!
    柏崎で生まれ育った方に、こんな風に褒めていただき本当に嬉しいです。
    きれいな海の色が見たくて、この夏何度も海へ行きました。

    カヤックやSUPなどのアクティビティの楽しみ方も知り、ますますその魅力に
    はまっているところです。

    ぜひ、こちらに来る時は海遊びしましょう・・!

    きっと、きれいな海がいがまんさんを待っていますよ(^^)

    いつまでも良い環境が守られるよう、私も身近な生活から「海」を思いやって

    いきたいと思います。

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