フォトエッセイ「写風人の薪焚き日和」

風のように自由気ままに撮り続けたい…カメラマンの視点から綴る日々の薪ストーブライフ

新緑の南信州

若葉が萌え、野山のあらゆるものに生気が蘇るこの季節

南信州・駒ヶ根では、
相変わらず進展のない、いつも通りの週末を過ごしています。

4月末、ファイヤーサイドではアンコール30周年記念イベントが行われました。
盛り沢山の内容の中、最も楽しみにしていたのがシェルパ斉藤さんの講演会。

田渕義雄さんの森暮らしや
シェルパ斉藤さんの八ヶ岳暮らしに強烈な刺激を受け
南信州暮らしを始めた私です。
本格的な移住はもう少し先になりそうですが
週末だけの森暮らしは、疑似体験をしているようなものです。
講演を拝聴し、自分なりのスタイルを確立していくには
まだまだ程遠いと実感させられました。

駒ヶ根のアンコールは3年目を迎えます。

岐阜のデファイアントと違うのは
薪ストーブに頼るほどの寒さでなくとも、つい焚いてしまうこと。
四季を問わず、火のある暮らしがここにはあるのです。


薪もここでの暮らしの象徴。
室内の薪棚は滅多に使わず、シンボライズしています。


普段燃やす薪は、窓越しの薪棚から。


左の窓はスギやヒノキの針葉樹、
右側には広葉樹がストックされています。
中古物件でありながら、薪の動線は実に機能的です。


焚き始めは、針葉樹を3段ほど積んで樹皮をのせ


着火剤を放り込んで点火。
初夏は針葉樹を主に使い、朝食のための熱源に使います。
駒ヶ根の一日はここからスタート。

綿の作業着に着替え、長靴を履いて外へ。

外作業でも、まず焚き火から。
敷地内に落ちている枯れ枝や雑木を掃除しながら、
焚き火は一日中燃え続けています。
絶えず火を扱うため服装は必ず綿の長袖。


足元は朝露で濡れたり、
水仕事をするので必然的にブーツが多くなります。


水仕事といえば、敷地内を流れる用水路のような川。
土の固まりで川幅が1/3ほどになっていましたが
ようやく全面的に整備できました。
この川の水を眺めていると、ただ流れているだけでは勿体ないと感じます。

そこで未経験の左官仕事を決意。
川の水を庭に引き込み、
ガーデンシンクらしきものを作ろうと試みます。
しかし、所詮素人。どうもイメージ通り事が運びません。
ふと、空を見上げると、
2週間前に仕掛けたハチトラップが目に入ります。
今度はそれが気になり始め、左官仕事は一時中断。


ここはやたら蜂が多く、
気がつくと至る所に蜂の巣が作られてしまいます。
ハチ対策には、ペットボトルのハチトラップが有効と知り、
それから毎年作るようになりました。
設置してから2週間が経過し、
透き通っていた誘引剤が真っ黒になるほど。


ペットボトル1本分の捕獲量です。
6本仕掛けを作ったので、恐ろしいほど捕れています。
このトラップを仕掛けてからは、蜂の巣が作られることは滅多にありません。

結局、中途半端に終わったガーデンシンクは次回持ち越しとなり、
うっぷん晴らしに、裏山をひとっ走り。

新緑の林道を駆け抜けるのは気分壮快です。
作業中心の週末ライフから
少しずつ遊び心も芽生えつつあります。

太腿の疲れはあるものの、次は薪割り。
こちらでは一度に済ませてしまわず、
来る度に少しずつ薪割りを愉しんでいます。
今回は薪割りフォームをチェック。
バッティングフォームにも個性があるように
薪割りフォームも人それぞれです。
先日、某番組で岡田准一さんが薪割りに挑戦していました。
さすがにアクションもこなす俳優さんだけあって
薪割りフォームが素晴らしくカッコ良く、今でも脳裏に焼き付いています。
思い出しながらちょっと真似してみました。


斧頭の下とグリップエンドを握って構え、


右後方から真後ろに移動しながら、両手を揃えて振り下ろす!
なかなかシックリくるフォームです。

最近は珈琲焙煎に凝りだしたこともあり
薪割りも程々にのんびりとローストタイムに興じます。

出来映えよりも風情を優先し、黒七輪で炭焼き。


この十数分こそ、至福の瞬間です。


新緑の映り込みを眺めながら、野天コーヒーを味わう。

南信州・駒ヶ根には、月に1・2度のペースでしか来られないため
時間が惜しくて、朝から晩まで動きっぱなし。
ヘトヘトに疲れ果てて帰っていくことが大半でしたが
少し余裕が持てるようになってきました。
ゆとりの中から見いだせるものも、きっとあるでしょうね。

最後に一言!
我が家の敷地ではありませんが、
ある日知らぬ間に新しい電柱が建っていました。

なんか古いのも新しいのも傾いてるし、
ピカピカの金属柱だし・・・。
緑か茶色に塗るとかして、景観に配慮できないですかねぇ。
電力会社に頼んでみましたが、結局このままだそうです。

Photoshopで消したくなります・・・。

 
(隔月連載。次回の更新は8月上旬です)

——

ファイヤーサイドより
アンコール30周年記念企画
『写風人さんのKOMAGANE-BASE 訪問ツアー』
のお知らせ
※定員に達しましたので申し込みを締め切らせていただきました。

週末は薪ストーブと焚き火三昧。
南信州で3年目の「火暮らし」を楽しむ写風人さんのKOMAGANE-BASEを訪問するツアーを企画いたしました。
念願だった山での暮らしの様子を写真撮影術を織り交ぜながら語っていただきます。

開催日 2016年7月31日(日)
定 員 20名様
参加費 お一人様¥3,500(税込)
集合場所 KOMAGANE-BASE (詳しい場所は予約時にご案内します)
ご予約・お問合せ ズクショップ tel 0265-82-7366(水曜定休)

 



このWebマガジンはファイヤーサイドが提供しています。

  • ページの先頭へ

コメント

  1. 写風人様~こんにちは
    相変わらずかっちょ良いですね(°▽°)
    KOMAGANE-BASE ツアー~興味深々です|^▽^)ノ

    • ayanonさんへ

      こんにちは。
      相変わらずお上手ですね!
      駒ヶ根にはちょっと遠いでしょうが、
      ご都合が宜しければ是非お越し下さい。

  2. 写風人様~
    お上手だなんて、心の底からの想いですよ(⌒‐⌒)
    KOMAGANE-BASE お邪魔したいのですが、私などより薪ストーブライフを実践されている方々が参加を望んで居られると思います(汗)定員20名は直ぐに埋ってしまうでしょ~! 私は気持ちだけ、KOMAGANE-BASEへ飛んで行きます♪
    後程、様子をお知らせ願います( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆

    • ayanonさん
      ありがとうございます。本当は素直に喜んでおりますよ。
      K-BASEツアーは初めての企画ですので、色々不安な面もありますが
      ありのままの自然な姿を見て頂こうと思っています。
      定員まで埋めるといいのですが・・・。

  3. 写風人さま

    いつも楽しく拝見しています。

    本日 K-BASEツアーに申し込みさせて頂きました。私が申し込んだ時点で

    19人になったようでした、滑り込みで良かったです。妻と2人でお邪魔

    しますので宜しくお願いします。とっても楽しみです!

    私は下手ですが写真好きなので素敵な写真を撮るコツを教えて頂けたら

    いいなぁと思っています。

薪ストーブエッセイ・森からの便り 新着案内