すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

ゴーヤとナスのチヂミ

薪ストーブクッキングゴーヤとナスのチヂミ

滋賀県の山奥で山水人というイベントに焚き火ダッチオーブン料理と珈琲屋さんで出店してきました。
長期間開催の村まつりという名だけあって、
地球と平和を愛する人がそこに住んで村を作り上げていくような感じ。
人とのやりとり、音楽、自然etc…楽しんで帰ってきました。

山水人

しかし9日間キャンプで留守している間に畑はすごいことに。
草は腰にとどく勢い、ゴーヤとナスは巨大に。
奄美仕込みのゴーヤチャンプルは絶品おかずなんですが、さすがに食べ飽きた感が。

他にもいい食べ方はないものか…
イベントの屋台で食べたチヂミがおいしかったのでゴーヤ入りを作ってみることに。
ニラが入らない分の替わりになるかな?畑の巨大ナスとネギも入ります。

味の決め手は削りたての鰹節。
少量でもしっかり香ってうれしい。
娘はパック削り節があるなんてきっと知らない。
この鰹節も奄美のカヤックの友人からの直送品です。

さてお味は?
ゴーヤはさほど苦くなく、むしろ良い味のアクセントに。
子供でもパクパク食べられます。

ゴーヤってしっかり火を通す方が苦味が少ないですよ。
奄美の居酒屋のオバチャンから教わりました。
ナスの柔らかさと生地のカリッがいい感じ。
薪の直火で短時間に焼き上げます。

味の決め手は削りたての鰹節
 

 

 

ゴーヤとナスのチヂミ-材料

  • 地粉(または薄力粉) …2カップ
  • 卵 …1個
  • 塩 …少々
  • ゴーヤ …5cmくらい
  • ナス …1個
  • ネギ …1本
  • 油 …適量
  • タレ(すりゴマ、醤油、みりん、はちみつ)…適量

 

 

1. 野菜は細長く切り揃える。
粉と卵、塩、水を混ぜ合わせた生地に切った野菜をいれ、合わせる。
ゴーヤとナスのチヂミ-工程1

2. 薪ストーブは中火で焚き、クッキングスタンドをセット。
油を塗ったフライパンに生地を丸く伸ばし、焼く。
ゴーヤとナスのチヂミ-工程2

3. 下面においしそうな焼き目が付いたら、裏返して焼く。
ゴーヤとナスのチヂミ-工程3

4.  両面に焼き目が付き、火が通ったら完成。
すりゴマと醤油、みりん、はちみつで甘めのタレをつくってかけました。
縁はカリッと中はふんわり。おいしい~。
ゴーヤとナスのチヂミ-できあがり

 

 

 

ドラム缶風呂

 

以前よく使っていたドラム缶風呂を久々に焚いてみました。
隣の原っぱが造成され家が建ってからは、
丸見えになってしまうのでまったく使っていなかったのですけど。

鉄枠を組んだ土台の上にドラム缶を置いて水を入れ、下から薪を燃やします。
ガンガン燃やして1時間くらいでしょうか。気づくと熱いくらいに沸いています。
水で埋めて丁度良い加減にしたら、すかさず熾きを横に寄せ、お米と水を入れたコッヘルをセット。
網には魚の切り身を置いて。

ドラム缶風呂

さて、お風呂に入るとしましょうか。
底から沸いているので熱くないように床用すのこをドラム缶に浮かべ、
足で沈ませながら入ります。

ハァ~♥思わず声が出てしまいました。娘も大喜び。
こんなに楽しくてワクワクするお風呂、他にはないですもんね。
じわぁ~と良く温まり、ぬるめのお湯に娘が出たり入ったりしても、
まったく冷えてくる様子はありません。

湯上りは薪風呂焼きのホッケとごはん。
ランタンとキャンドルの明かりでいただきました。
薪エネルギーはすごい!楽しめる!!
でも昔の人はお風呂一つ入るのにもこうやって手間と時間をかけていたんですよね。
お風呂は毎日入るものではなく、近所で共同だったという理由がわかります。
ひとつのエネルギーをみんなで共有して大切に使っていたんですね。
そんなご近所のつながり再発見を求めて、今、仲間と五右衛門風呂造りプロジェクト展開中です。
名前も“ちーむゴエモン”  その行方はまた報告しますね。

ドラム缶風呂+ご飯焚き

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