すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

キャロットケーキ

新しい年が始まりましたね。
私はこの年末年始もアンコールとともに温かい日々を過ごすことができました。
クリスマスケーキからローストチキン。
おせち、年越し蕎麦、餅焼き。

朝から晩までたっぷりと薪を焚き、
橙色の炎の温もりで家の隅々まで柔らかい空気で包まれました。
この冬も石油ストーブを使っていません!
薪作りのマキワ相模湖の仲間たち、あっぱれです。

クリスマスケーキは定番のブッシュドノエル。
天板で薄く焼くので薪ストーブだとあっという間に焼けます。
おき火が強いと焦げやすいので注意。
ケーキ類は弱火の火加減を長時間続けるのが少し難しいですね。
今年は娘がほとんど作ってくれたので楽になりました。

そして今日ご紹介するのはキャロットケーキ。
アメリカの定番ホームメイドケーキかしら。
人参のすりおろしがたっぷり入ってどっしりしたスパイスケーキ。

キャロットケーキといえば私にとってはカナダ・バンクーバー島。
オルカウォッチングの船上で潮風に吹かれながら食べた味が忘れられません。
しっかり甘いケーキの上にさらに甘いフロスティングが乗ってるのにくどい感じはなし。
味覚と記憶というのはこんなにも結びついていくのですね。

私のレシピは砂糖控えめで豆乳を使用。
フロスティングはサワークリームの酸味でさっぱりと。
植物油で作るのはオリジナルのレシピでも同じようです。

 

キャロットケーキ

材料

  • (パウンド型一本分)
  • 人参 …150g
  • 小麦粉 …2カップ
  • 砂糖 …大さじ5
  • ベーキングパウダー …大さじ1
  • 塩 …ひとつまみ
  • シナモン …小さじ1/2
  • クルミ …70グラム
  • レーズン …大さじ4
  • 卵 …2個
  • サラダ油 …3/4カップ
  • 豆乳 …1/4カップ
  • (フロスティング)
  • サワークリーム …100g
  • 砂糖 …大さじ2

 

作り方

1.薪ストーブはしっかり焚いた後、弱めのおき火を作っておく。

2.ストーブトップではクルミを軽く炒る。

3.人参はすりおろす。

4.小麦粉、砂糖、シナモン、ベーキングパウダー、塩をボウルに入れ混ぜ合わせる。

5.卵を溶きほぐし、サラダ油と豆乳をよく混ぜ、4のボウルに入れヘラで混ぜ合わせる。

6.おろし人参、クルミ、レーズンも加える。

7.油を薄く塗ったパウンド型に流し入れ、炉内にセットしたクッキングスタンドに乗せて弱火のおき火で焼く。

炉内にサッと手を差し入れられるくらいの温度。

8.30分して火が弱くなってきたのですがまだ焼き上がっていなかったので、炉内に直置きしてあと15分焼きました。

9.串で刺して生地がついてこなくなったら焼き上がり。
粗熱を取って型から外して冷まします。

10.サワークリームと砂糖を混ぜたフロスティングをトッピングして出来上がり。

少し時間をおいたほうが味が馴染んでおいしい。
フロスティングはクリームチーズを使うのも多いようです。
粉糖を溶かしてアイシングにしたものでも。

どっしりとしてるのに人参のせいかヘルシーな気がするのがうれしい。
朝食にも、ちょっとしたお土産にも。

使用ストーブ » バーモントキャスティングス  アンコール

 

エコ作くん

ダンナさんがワークショップで知り合ったエコな女性、サトウチカさんから手渡された真空ソーラークッカー、その名もエコ作くん。
サトウチカさんは横浜という都会に住みながら大手電力を使わず完全オフグリッド生活で自給自足を目指すすごい人。
楽しみながらやっている感じが共感を呼んで雑誌や講座で引っ張りだこです。
» すごいぞソーラークッカー♪

我が家でのオフグリッドDIY講座にも参加してくれて、今まで盲点だった薪ストーブという古くて新しい暖房を新発見した模様。
体の芯から、そして部屋全体が温まる感じが他の暖房とは違うと感じてくれたようです。
太陽も薪も地下資源じゃないエネルギーというのがいい!ということのようですね。

エコ作くんは銀色のシートで黒く塗った筒に光と熱を集め調理するというしくみ。
筒が真空管式になっているのですごく早く高温になりいろんな料理ができるみたい。
そしてガラスの筒を鍋に見立てて野菜や肉、魚までも直接入れてしまうことにびっくりしました。

このタイプのソーラークッカーをダンボールとペットボトルで手作りしたことがあるけれど、ゆで卵が成功したくらいかな。
すごく時間がかかる印象でした。
日が陰ってくると失敗も多いし。

まずは試してみたくてジャガイモを煮てみることに。
醤油とみりんと少しの水を真空管に入れジャガイモと人参も入れてお日様に当てるだけ!
でも心配なのでなんとなく小さめに切ったりしましたが。
約1時間して見に行くと日が陰っている。
でもやや硬いところがあるもののほぼ煮えてる!

さらに日に当てていると蓋からもくもく湯気が出て中からジューッって音が聞こえました。
やや焦げるような匂いも。
慌ててお皿に取り出してみると、ほかほか湯気の出るじゃがいもの煮物が出来ていました。

野菜の水分で煮るので味が凝縮していておいしい。
人参の甘いことといったら。
お日様の下に置いておくだけでおかずができるなんてすごくワクワクします。
いろいろ試したくなりました!
焼き鳥や焼き魚なんかも焦げ目がついて焼けるそうです。
やりすぎると炭化してしまうほどだというのだからすごい熱になるのですね。

やっぱりお天道様はありがたい。
いつの時代にも生命の源です。
明るくて温かいし薪も乾かしてくれるし。
薪エネルギーとソーラー発電、そして太陽熱エネルギーも加えてさらに最強になるかしら。
ひとつ難点は我が家の日当たりが悪いことだけです・・・。

 
Photoes by Michiyo Suzuki
*隔月連載。次回の更新は3月中旬です。 



このWebマガジンはファイヤーサイドが提供しています。

  • ページの先頭へ

薪ストーブエッセイ・森からの便り 新着案内