すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

カボチャとカブのグラタン風

窓からの景色がずいぶんと黄色くなってきました。
遠くには赤く染まった葉っぱも見えます。
朝晩冷え込んでストーブに火が入っているのが日常の風景に。

霜が降りる前に畑のキュウリ、トマト、ゴーヤを最後の収穫。
これからは里芋、大豆、大根でしょうか。
ほとんど面倒を見てあげていない我が家の菜園からの収穫は少ないので、買い足すのはもっぱらビオ市です。

新規就農した若い農家さんたちが主となって立ち上げたオーガニック朝市。
月に3度の定期開催なので計画的に購入すれば毎日の野菜はだいたい足りることになります。
今ではパン、ケーキ、カフェ、ソーセージ屋なども並ぶちょっとおしゃれで話題の市になっています。

天候不順で野菜の価格が高騰しているとニュースにもなっていますが、この市ではそんな世間の流れとは関係なし。
その時近くの畑から頂けるものだけが並びます。
カブなど菜っ葉類、人参、さつま芋が最盛期でしょうか。
いつもと値段は変わらない気がしていますが。

季節でない食べものを遠くから持ってくるから値段は吊り上がっていくのではないかな。
そのとき旬のものでごはんのおかずを整えるというのが賢いやり方なのではないでしょうか。
同じような野菜だけが毎日食卓に並びますけど・・・。

そして近郊の農家さんが辞めずにむしろ増えていく仕組みを。
需要と供給のバランスは大切です。
栽培してくれる人がいてくれてこそ、私たちは食べることができるのですから。
畑をやってると人の分まで作るって本当に大変ということがわかります。
買って食べて支える。
スーパーでも地元野菜コーナーが増えてきていますよね。

そんなこんなでビオ市で買ってきたカボチャとカブ。
もう和風は飽きたのでハロウィンには少し遅いですが秋の恵みをグラタンにしていただきましょう。
ホワイトソースを作らないいつもの簡単バージョンです。
クリスマスにもいいかもですよ!

 

カボチャとカブのグラタン風

材料

 

  • カボチャ …1/4個
  • カブ …大1個
  • 玉ねぎ …小1個
  • ロースハム …3枚       
  • 豆乳 …2カップ
  • ペンネマカロニ …100g
  • とろけるチーズ …たっぷりと
  • サラダ油 …少々
  • 塩  …小さじ1強くらい

 

作り方

1.薪ストーブはしっかり焚いてたっぷりのおきを作っておく。
2.ストーブトップのスキレットでスライスした玉ねぎを炒める。
しんなりしたら角切りしたカボチャとカブを入れて軽く炒め、豆乳をひたひたに加える。

3.豆乳がグツグツいってきたら塩で味を整え、マカロニをそのまま入れてかきまぜながら煮る。自然ととろみがつきます。

4.マカロニがやわらかくなったらハムを加えてとろけるチーズをたっぷりかける。

5.おきを寄せてクッキングスタンドをセットし、スキレットごと入れて焼き上げる。革手袋をして火傷に注意。

6.チーズがトロリと溶けてこんがりしてきたら焼き上がり。

かぼちゃの甘みとチーズが絡んで美味しい。
カブが入っているのでさっぱりとした後味です。

使用ストーブ » バーモントキャスティングス  アンコール

 

薪熱源の懐の深さ

こうやってストーブトップで炒めたり煮たりしたあと、炉内がオーブンになるのって何年アンコールを使っていてもうれしい瞬間です。
当たり前のようでいて他にはない。
薪の熱源の懐の深さに感動します。
ガス火ではできないし職場で使っている薪ストーブもトップはそんなに熱くならないんだよなぁー・・・

これからはたっぷりと薪を焚く季節。
オーブン料理もいろいろ楽しみたいですね。
まずは焼き芋がおすすめ。
遠赤外線効果ってこれかなぁと実感できます。
作り方もイメージしやすいですしね。

そして長くお付き合いするためにもストーブシーズンの始めには煙突掃除が大切。
今年もダンナさんの俊太郎は友人から頼まれていろいろなストーブの煙突を掃除しています。
自分の家は最後になってしまいましたが娘と一緒に張り切ってお掃除。

今年は煙突の下部を外さずにストーブ内に落とす方法でやってみました。
内部も外せるところは外して箒と掃除機できれいにします。

いつもながらアンコールのススは良好。
他10件くらい煙突掃除をしていますが、やっぱり他所より状態はいいようです!
薪ストーブの性能の良さは安全につながっていると再確認できますね。

ここ何年か地域で煙突火災があったこともあり、皆さんシーズン前はしっかり煙突掃除!と頭に入っているようです。
まずは予防できるようにメンテナンスをしっかりして、これから春まで続く長ーい冬を暖かく美味しく過ごしましょう〜。

今年で3シーズン目になるご近所のアンコールオーナーさんは「冬が楽しみになった♪」と目を輝かせて報告してくれました!
部屋干しでも洗濯物がホカホカに乾くのもうれしいそうです。

Photoes by Michiyo Suzuki
*隔月連載。次回の更新は1月中旬です。

 



このWebマガジンはファイヤーサイドが提供しています。

  • ページの先頭へ

薪ストーブエッセイ・森からの便り 新着案内