すずきみちよ 薪ストーブでおうちごはん

アウトドア料理コーディネーター鈴木道代によるシンプルな素材が生きる「おうちごはん」レシピ

かんたんアップルパイ

久々に家にいられる休日。
娘のリクエストはアップルパイを作りたいとのこと。
近年お菓子を焼くことがなかなか少なくなっています。
娘が生まれる前の方が作っていたような・・・。

でもアップルパイはりんごの季節になると一度は作りたくなるおやつ。
私の母も毎年焼いていた記憶があります。
紅玉のような酸味のあるりんごがよく合いますよね。
紅玉にはちょっと早いですが食欲の秋の始まりを感じてアップルパイを焼いてみましょう〜。

娘はエプロンを付けて張り切りコックさんに変身。
パイといっても植物油と粉を混ぜるだけのパイ生地なので簡単です。
大量のバターを切ったりしなくていいしヘルシーですよね。

母の作るアップルパイはリンゴを甘く煮て入れてありました。
最近私の作るのはアメリカの開拓時代のローラの母さんのスタイル。
生のリンゴと砂糖を重ねて入れてフィリングにします。
煮汁でパイ皮が柔らかくならないように上に小麦粉を振りかけてとろみをつけるというもの。
アレンジして砂糖と粉を溶いたシロップを回しかけています。

粉と油とフルーツがあればすぐできますよね。
それでもなかなかパイやタルトは敷居が高いと感じるのは私だけでしょうか・・・
でもやってみると意外と簡単。
これからの季節パンプキンパイなどもいいでしょうね。
ぜひトライしてみてください!

 

かんたんアップルパイ

材料

21cmパイ皿1枚分

  • りんご …4個
  • 塩 …小さじ1/4
  • 小麦粉 …3.5カップ
  • 塩 …小さじ1/2
  • サラダ油 …100cc
  • 水 …70ccくらい
  • (ソース)
  • てんさい糖 …大さじ4(好みでもう少し増やしても)
  • 小麦粉 …大さじ2
  • 片栗粉 …大さじ2
  • シナモン …お好みで
  • 水 …50cc

 

作り方

1.    薪ストーブはしっかり焚いて“おき”を作っておきます。
長雨で湿気がちな家もカラッとしました。

2.    パイ生地を作る。小麦粉と塩を混ぜてザルでふるいにかける。

3.    サラダ油を入れ指先でポロポロになるように混ぜ合わせる。

4.    やっとまとまる程度に水を調整して入れて、決して練らないように手早くまとめて二つのボール状にしてラップで包み、りんごの準備をする間冷蔵庫で冷やしておく。

5.    りんごは4つ切りにして芯を除き4mmくらいのスライスにして塩をまぶして甘みを増しておきます。

 6.    パイ生地のひとつをラップではさんで麺棒でパイ皿の大きさに伸ばし、油を塗った型に敷き詰め残った部分を切り落とす。

 7.    型にりんごを乗せ、ソースの材料を混ぜて回しかける。
きれいに並べなくてもOK。

アレンジでココナツを振っています。

8.    生地の残りを薄く伸ばし1.5cm幅に切ってりんごの上に格子状に乗せ、縁にも一周乗せてフォークの背で押さえる。

9.    薪ストーブのおきを両側に寄せ、パイを入れて30〜40分焼く。

10.    最初ストーブ炉内に直置きしましたが、灰がかぶりやすく焦げてきたのでクッキングスタンドに乗せ直して焼きました。

11.    ストーブトップの温度は230℃くらいでしたが途中温度が下がって細い薪を立てかけて燃やしました。

12.    りんごに火が通りパイ皮がサクッと焼けたら完成。

焼きたても最高ですが(アイスクリームがあれば添えたかった!)、冷めてから食べると味が馴染んでこれまたおいしかったです。
 

家で焼くとたくさん食べられるのもうれしい♪

残りの生地は砂糖、シナモン、ココナツをふって焼きましたがこれもさくさくおいしいココナツパイになりました。

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おうち丸ごとシャワー

今年の夏は本当に暑かったですね。
山あいにある我が家では真夏でもクーラーいらず。
いつもなら夜は窓を開けて寝ると寒いくらいなのですが、今年は違いました。
窓全開で寝ても涼しくはならない感じ。
統計的に見ても酷暑だったようですね。

そんなに暑い夏は家ごと冷やしてしまいましょうと一工夫。
スプリンクラーの装置を屋根に付けてホースを繋げば、おうち丸ごとシャワーの出来上がり。

ウチはログハウスで屋根裏がそのまま2階の部屋なので熱が2階にこもりやすいのですが、短時間でもこうすると2階が格段に涼しくなったと感じます。
井戸水なので水が冷たいのもいいのかもしれません。

ちなみにこれはお隣さんのアイデア。
そのお宅もデファイアントからの煙突がにょきっと出ている素敵ハウスです。

打ち水は暑さを乗りきる昔ながらの知恵ですよね。
他にもちょっとの知恵や工夫でまだまだ暮らしを快適にできることがありそうです。
ウチのダンナさんも思い立ったら体を動かしてどんどん何か作っていくので家の中も外もどんどん進化している感じ。
小学生の娘もすぐ「いいコト考えた!」と言うのですが、主人もそんな風にピンとひらめいてあれこれ工作していく大きな小学生のようです。

いまでは、「ほしい未来をつくるためのヒントを共有するWEBマガジン【green’s】」の「暮らしの発明家クラス」なんていうのの講師までやってるんですよ。
忙しいとついお金を出してでも便利でインスタントなものに頼りたくなったり、パソコンやスマホで調べてわかった気になって実際何もやっていないというのは私だけでしょうか。
それでもとにかく手を動かしてやってみる、そうすると何かわかってくるものがある。そして楽しみながら変わっていくというのを伝えたいみたいです。

発明家クラスの第2弾は新しくヒントをつかみたい人が8人も集まってくれました。
これからアイデアを持ち寄ってDIYで何か作り出していくようですよ。
更にその人達を発信基地としワクワクする変化が起こることを期待しています。

思えば震災の年の夏、ファイヤーサイドの企画で開催したオフグリッド太陽光発電講座。
今はいろんな人を巻き込んで藤野電力グリーンズの学校と広がりを見せています。
もちろんその中にある中心的な存在は薪エネルギーです。
薪ストーブライフがあってこそ手を使って暮らしをつくりだすことの醍醐味を知ったというわけですね!

 
Photoes by Michiyo Suzuki
*隔月連載。次回の更新は11月中旬です。  

 



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