ファイヤーサイドスタッフブログ われら薪焚人(まきたきびと)

中央アルプスの麓、標高800mの大自然より四季折々の話題をお届けします。

2009 Mar. 26

バーモントのお土産?メープルシロップができるまで?

カテゴリー: 月火水木金土日

———–2009年3月、ファイヤーサイドスタッフ精鋭が「薪ストーブのバーモントキャスティングス」の故郷、アメリカ合衆国バーモント州を旅してきました。ここではスタッフによる旅行記をお送りします。

 

 

カナダとの国境に位置するバーモントではメープルシロップの生産が盛んです。
バーモントキャスティングスの従業員の中にも自分の山里でメープルシロップを作っている人が多い。仕事の休憩の時間に「今日は樹液が多くてバケツが溢れました」「そうだねー!今年は特に多いし甘いね」
どと話しています。

バーモントキャスティングスの工場は朝6時にスタート、そして午後2時半に終わります。季節になると、仕事の後に皆メープルシロップの生産をする。

1リットルのメープルシロップを作るには30リットルの樹液を蒸発させる必要がある。蒸発させるには薪を使う。もちろんメープル(楓)の薪です。10リットル作るには薪を1コード使う。1コードは4フィートX4フィートX8フィート(1.2X1.2X2.4m)の体積です。メープルシロップの値段が高いわけがよくわかりました。

まず、春になったらメープルの木に蛇口のようなものを打ち付けて、バケツに樹液を集める。

それをシュガーシャック(砂糖小屋)に運び…

長い鉄板のテーブルに流して、その下で火を焚く。

たくさん蒸気が上がって段々濃縮される。一番大切なのは焦がさないこと。
6時間離れないまま一気に焚き続けることです。

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