ファイヤーサイドスタッフブログ われら薪焚人(まきたきびと)

中央アルプスの麓、標高800mの大自然より四季折々の話題をお届けします。

2012 Mar. 29

ファイヤーサイドの昼休み 珈琲編(上)

みなさん、お昼休みはどう過ごしていますか?

陽気も良くなってきました。
ここはひとつPCの前から離れて、外の空気を吸おうではないか!
幸いここはファイヤープレイス(焚き火場)がある珍しい会社でありますので
松澤プロデュース(※)により珈琲野点(こーひーのだて)と洒落ることに。

普段、コーヒー1杯淹れるにも、
豆を焙煎する、豆を挽く、お湯を沸かすなど電気やガスを結構使っています。

田渕義雄さんのエッセイ
にはこうありました。
「みなさん、電気仕掛けのコーヒーメーカーでコーヒーを淹れるのをやめましょう。
コーヒーは、エマリアのコーヒーポットに粉を直接入れて、
ストーブトップで沸かしましょう。
それを、紅茶用の茶こしで漉してみれば
本当のコーヒーの香りと味を楽しむことができます。」

原発の問題、高騰する原油(ホルムズ、、)、エネルギーの不安。。。。
全体からしたら微々たるものかもしれませんが、
なるべく電気やガスを使わないクセを付けたい。
今日は 【電気使わない美味しいコーヒー】 をアウトドアで淹れます。
使う燃料は「小枝」と「松ぼっくり」です。

しかし昼休みってあまり時間がないもので
秘密兵器 ギリーケトル登場!!!
↓こんな仕組みで速攻お湯が沸くアウトドアボイラーです。


ドラフトの原理を使ってお湯を沸かしつつ熾きを作ります。
ホイッスルが鳴ったら沸騰完了です。


一旦本体をはずし、熾きで豆を焙煎します。


ほんとは胡麻煎り器。
おひとりさま分を煎るには調度よい大きさです。


ほどよき色になってこうばしい香りがしてきたら火からはずし、
ザルに入れて熱を取ります。
雑味をなくすため煎り過ぎた豆や皮を選別し、携帯タイプのミルで挽きます。
その間、お湯を再沸騰させておきます。

さて、ギリーケトルの口は広めなので
直接ポタポタポタとドリップしようとすると少々難しい。

そこで再び秘密兵器登場!!!

» 後編へつづく

(※)松澤プロデュース
……ここに出て来たアイテムはすべて彼の持ち物です。
昨年、第一子となる男の子が誕生。
「息子に受け継ぐ」という大義名分ができたため、
今後はこだわりのアイテム集めにより拍車がかかると予想されます。
 

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コメント

  1. いや?、こんな楽しそうなことしてるなら2時間かけて飛んでいったのに・・・。
    それにしても松澤さんプロデュースの珈琲タイムは凝ってますね?。
    焚き火の自在鉤にドラゴン。なるほど!思い付きませんでした。
    しかも、インディージョーンズに出てくるような秘宝的なミルはどこから手に入れたんでしょうね?
    松澤さんの養子になりたいです。

  2. 写風人さん
    先ずは夢丸掲載おめでとうございます。
    いよいよ発売日ですね。

    天気の良い日にはいつでも外でランチですからこちらにいらっしゃる時にはご一緒しましょう。
    それにしても目利きですね・・ドラゴン。
    コーヒーミルはドイツ ザッセンハウス社の物で最高峰と謳われております。
    養子?私が舎弟ですから、それにこの焚き火は今回掲載の写風人さんの記事を参考に実践したものです。
    iwamuraさん、いろいろサンキュー! (汗)

  3. 写風人さん、さすがです。
    続きではドラゴンのアップ紹介しますね。
    楽しみにしているのにまだ夢丸とどかないとです。

  4. 松澤さん
    今度は庭で花見が楽しみです。
    お茶っ葉を煎って「ほうじ茶」とかも美味しそう。。

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