ポールキャスナー 薪ストーブのある生活

日本における草分け的存在が贈るカントリーライフの提案。薪ストーブにまつわる様々なストーリーをお届けします。

アメリカのアンティークストーブ屋さん その2

グッド・タイム・ストーブ・カンパニー

マサチューセッツ州の西にアパラチア山脈地方に面白い店がある。
グッド・タイム・ストーブ・カンパニーはアンティークストーブの修理・修復専門店です。
経営者はストーブ・ブラックさん (リチャードが本名)、
その娘のストーブ・プリンセスさん(サラーさん)の変わった親子です。

1973年に設立した時サラさんは赤ちゃんでした。
小さい時ストーブ・プリンセスと呼んでそのニックネームが本日までそのまま!
2人はアンティークストーブの百貨書のようです。

海底200万海里に出てきそうな薪ストーブですね。
1870~1890年代の豪華なデザインのストーブです。
上のニッケルクロームのふたを開けると、クッキンググリドルとトップローディングドアがありますよ。
バーモントキャスティングスアンコールなども同じクッキンググリドルとトップローディングドアの知恵が生かされています。
このストーブは非常に珍しいものです。
Favorite Parlor Stove No 24 の名称がついています。
Good Time Stove Co.にありました。
 

アンティークストーブ ゴルドコイン

1890~1920ごろまでゴルドコインのストーブは当時最高技術のものであった。
このストーブは当時他のストーブにはない二次燃焼機能、3つの切り替えダンパー、
空気微調整などがあり、優れものでした。
このパラーストーブシリーズには3種類の大きさとクッキング専用ストーブがありました。
宣伝の葉書が残っています。
メーカーはもうありませんが、Bussey & McLeod Stove Co. of Troy, New Yorkでした。
葉書がいくつかありますので楽しんでください。

グッドタイムストーブのストーブブラックさんの家でゴルドコインを使っています。
彼は「このストーブは手に入れるのが非常に難しい」 と言っています。
ある民家にあり、相手はしっかりしていて中々分けてくれなかったそうです。
彼はもう一台が出てこないとこれを売らないと言っています。
何か天板は違うものが置いてあるようですが、 これは上の部品がないので保温のためらしい。

 

 

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