ポールキャスナー 薪ストーブのある生活

日本における草分け的存在が贈るカントリーライフの提案。薪ストーブにまつわる様々なストーリーをお届けします。

薪小屋

 
私の薪小屋は3つの考えを入れ込んだデザインです。

まずは、いつも困るのは最初に入れた薪が一番最後に出ること。
つまり一番乾いた薪を取るにはその前においた薪が邪魔です。
それを解決したのがこのデザインです。
裏壁をドアにして、裏から薪を入れて、前から薪を取るようにしました。

写真は裏のドアです。

 

薪を積む

私の薪小屋の裏は駐車場側です。表は庭側になっています。

薪小屋の高さですが、ちょうど軽トラックに合うように考えました。
遠くから運んだ薪を軽トラックからそのまま積める。
薪作りのほとんどはこの駐車場で行います。
薪を持ち上げるので大変に見えますが、実は楽です。
2度の手間がかかるが、一度軽トラックに投げて置いてから薪小屋に積む。

またそのまま薪小屋に積むこともします。
この場合、低い脚立2つに足場板を置いて台を作ります。
そして家族全員で薪積みを行います。

 

薪の量

私の薪小屋の薪一面はストーブ2台の約1ヶ月分。

これは昨年割って、積んだミズナラとクヌギです。

私の家にはストーブ2台があります。
キッチンはアンコールの赤、リビングはデファイアントのクラシックブラックです。
少し薪が細かったが、1面の薪があればこの2台で約1ケ月もつ。
栗ならば3週間はもたないでしょうね!
家は南向きの窓が多いので、お天気の日の昼時間はストーブにほとんど給薪しませんよ。


私のアンコールデファイアント

薪を後ろから積むのでこの面は一番乾燥した薪になっています。
私はいつも皮を下向きに積みます。
この薪小屋は3列X2枠なので約6ケ月分の計算ですが、
薪の大きさや材質、寒さと在宅時間に大きく変動します。

積むときにカキヤを使って面がそろえるようにしますが、1段に1本を5cmほど出します。
これはログキャリーをかけるためです。

 

薪カートとウッドボックス


1月1日から18日までの分

上から取った量がちょうどこの薪カート5台分です。
これはバーモントキャスティングスのデファイアントの薪ストーブで焚くと18日分でした。
小屋の1面の約3分の1は18日分なので1面はデファイアント1台なら54日分になります。

このログラックを一杯するにはちょうどカートの4台分です。
ウッドボックスプラスは一杯分です。
ウッドボックスプラスは約3.6日分になり、ログラックが約15日分です。
今年の薪は平年よりも細かったので意外と燃焼は早い方です。
薪が太ければ火持ちがよくなります。
この薪の消費を計りますので、このページにその結果を報告します。

ウッドボックスプラスはデファイアントの薪ストーブの約3.6日分が入ります。
小さい薪ストーブでしたらもっと長く持ちます。
しかし、デファイアントは燃焼効率が高いストーブですので、燃焼効率によって消費量がかわります。

 

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コメント

  1. 薪小屋はとても参考になりました。
    これから薪小屋を作りたいと検討をしているところです。

    また、マキカートやログラックも使いやすそうですので、興味がありました。

  2. こんにちは。
    私も九州で薪ストーブ生活をしている者です。
    ポールさんの薪ストーブがとても良く考えられている優れものだなと思いました。
    もし宜しければサイズや設計図など提供していただければ嬉しいです。
    よろしくお願い致します。

  3. 宮崎有希子さん
    こんにちは、薪ストーブの寸法にみえますが、薪小屋の寸法のことの意味でしょうか?
    よろしくお願いします。
    ポールより

  4. 早速の返信ありがとうございます。
    誤字でした。すみません。
    薪小屋のサイズや設計図のことでした。
    もしもよろしければお願い致します。
    日に日に寒くなり薪ストーブが活躍しています。
    あともう一つ、現在薪割り機購入を考えています。
    ブレイブ(15t)検討しています。
    購入時のポイントなどご教授頂ければ嬉しいです。
    よろしくお願い致します。

  5. 宮崎さん、
    わかりました。図面はないけれど寸法を測って連絡します。
    薪割り機ですが、ブレーブ社は使ったことはないのでなんとも言えませんが、
    よく使っているのがティンバーウルフ社の薪割り機です。
    それについて私の「薪作り:薪割り機のこと」のコラムを参考してください。
    https://fireside-essay.jp/paul/country/2862.html

  6. 薪割りコラムたいへん参考になりました。まだまだ初心者ですが、これから、色々と勉強しながら、楽しみながら薪生活を送っていきたいと考えております。

  7. 宮崎有希子さん、
    私の薪小屋の寸法です。
    高さ: 2.0m
    巾:  1.7m X 2(1列は1.7m)
    奥行き:1.6m
    屋根が少し斜めなので奥の高さは1.8mです。
    50cmの薪は3列並べられます。
    私の家の薪ストーブ2台(アンコールとデファイアント)平日に朝と夕方週末一日中焚いていますが、1列が約1ヶ月分弱です。
    ポールより

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